トランプ大統領就任演説

第2期トランプ政権における
就任演説は、第1期のときと違い、かなり
具体的な内容に踏み込んだものだった。
ただ、相場の反応としては就任演説時
よりも、WSJ紙が就任初日に新たな
関税を課すことは見送ると報じた時であり
1.0300前後から1.0430前後へと、
ユーロドルは130ポイント程急騰した。

しかし、本日午前中に、カナダとメキシコ
には2月1日に25％の関税を課すと
報じられ、そこでマーケットはまた
反対方向に大きく振れた。
トランプ大統領がいずれ関税を
課すのであれば、ユーロドルは戻った
ところは売りであり、ドルカナダは
ドル買いしておくのが良さそうだ。

とはいえ、トランプ大統領のトーンが
選挙戦の間とは違い、ソフトになっている
ことも見逃せない。中国やカナダに対して
警告もなくいきなり関税を課す可能性は
あるが、まずは、これまでの進捗状況確認
であり、極めて穏当な世界となりそうだ。
そうであるなら、あまり突っ込んだ
トレードをするのも危険だ。余韻が完全に
過ぎ去った後でも間に合いそうには見える。