メキシコ、カナダへの関税は延期、中国へは10%追加関税
トランプ政権による関税政策に
マーケットは大揺れ。
週末にメキシコ、カナダに25%関税適用
とのニュースが流れ、週明けの為替市場は
猛烈なリスクオフ状況。クロス円が下落し
カナダドルやメキシコペソは売られ、
なぜか暗号資産のアルトコイン群が大きく
売られた。ビットコインドミナンスは
60%超え。
しかしながら、関税適用の直前に
メキシコと関税1ヶ月延期で合意し、
カナダとも同様の合意となり、
マーケットは週末前の水準に急激に戻され
疲弊している。中国への追加関税10%が
決まり、ユーロ円は瞬時に1円近く円高
となったが、現状は安値159.20円前後から
1.3円以上切り返している。
今しばらくは、トランプ政権の状況を
見極めたいところ。何が本当にしたいのか
ヘッドライン一つで大きく動くので、
むしろヘッドラインで動いたところを
逆張りするぐらいしかトレードアイデアが
浮かばない。
関税がどんどん賦課されると、米国内に
おけるインフレは上昇するので、ドルは
自然と高くなるはずだが、こんな状況で
ドルを買いたいだろうか。消去法的に
金に資金が向かう流れが強化されそうだ。
