「当面1%を目指して」中曽元日銀副総裁
明日の高田日銀審議委員講演を前に、
本日、元日銀副総裁中曽氏が
日本記者クラブにおいて、
「当面、1%程度を目指して政策金利を
引き上げて行き、その後も利上げの
余地を模索する展開になる」と発言。
比較的ハト派であった中曽氏の
発言だけに注目される。
高田氏は、比較的タカ派の
審議委員である為、少々タカ派の発言でも
市場はあまり驚かないかもしれない。
本日の東京市場では、ドル円の
買い戻しが進み、一時152.22円前後まで
買い戻されたが、これは先日
かなりハト派的な発言を行った
ウォラー理事が当面利下げなしと発言を
修正せざるを得なかった影響もありそう。
日銀からの重要な発信は、来月の
内田副総裁を待たなければならないが、
ベッセント財務長官の意向が
かなり伝わっているのか、日銀は全体的に
タカ派的であり、その意味では、
さらなる円高局面もありそうだ。
