予想通りややタカ派的だった高田審議委員

高田審議委員は、物価が概ね見通しに
沿って推移し、前向きな企業行動が
確認されれば、金融緩和の度合いを
調整するべきと「ギアシフト」という
言葉を使って表現した。
単なる表現とは言え、ギアシフトには
更にギアを上げていく、1％以上も
あるかもしれないというイメージが有り、
タカ派的表現だったと言える。

ドル円は瞬間152.31円前後まで
買い戻されたが、上値の重さも確認した。
しかし、その一方、151.50円以下も
今のところ固い。ここからは、時間を
かけて円の上値を試しに行く局面だろう。

一方、ウクライナ情勢は終戦へ
動き出しているとは言えるが、
早急な停戦も難しそうだ。
トランプ大統領はロシア側の主張を
丸呑みする形でプーチン大統領を
交渉の場に引っ張り出そうとしているが、
吉と出るか凶と出るか。
交渉そのものが前線の兵士に
影響を与えることが懸念される。

停戦期待で上昇したユーロだが、
今後、ウクライナの平和維持のために
出費を迫られる。各国の経済への負担を
考えると、そこはユーロ売りだろうか。