再軍備に向けて進み始めた欧州
欧州が「軍事費に限って」歳出が
マーストリヒト条約の上限超えを容認する
決定を下し、欧州は再軍備に大きく舵を
切った。特に最も財政支出余力のある
ドイツは次期首相となるメルツ氏のもと、
国防費の歳出基準を緩め、それとは別に
5000億ユーロのインフラ投資特別基金を
創設する。
これまで財政を抑制しすぎていた関係で、
成長率が低下していたが、ついに成長へと
踏み出しそうだ。欧州株は特に防衛関連を
中心に急騰し、ユーロは不安定な
トランプ政権を嫌う資金の受け手に
なっている。
ユーロ円は昨日154.80円まで
下落していたが、160.17円まで5.37円も
上昇した。ユーロドルも鍵となる
1.0535のレジスタンスを突破した。
トランプ政策を進めると、景気が刺激され
金利上昇、ドル高とされていたが、
実際に起っていることは全く違い、
米長期金利は4.2%台へと低下し、
アトランタ連銀GDPNowは-2.8%へと
低下している。
ドルの再評価が進み始めており、
しばらくドル安推移ではないだろうか。


