ムーディーズ米格下げの影響は?
先週金曜日(5月16日)、マーケットが
クローズする直前、ムーディーズは
米国債の格付けをワンノッチ下げて、
AaaからAa1とした。「米国経済や財政は
強いが、財政悪化は修復しがたい段階まで
来ている」と格下げの理由について
説明している。
2011年8月にS&Pが、2023年8月に
フィッチが米国債をAAA格から少し
下げており、2011年のときには
金融市場が動揺し、米国株が大きく
下がったため、米国債はむしろ大きく
買われたことが記憶に新しい。
2023年フィッチによる格下げは、
あまり大きなインパクトが無くて、
それが却って話題となった。
しかし、格付け会社3社が格下げで
揃ったら、米国はAAA格を失った
こととなり、その影響は今後出てくる
可能性は高い。代替となるのは
欧州しかない。ユーロドルを
押し目買いだろうか。
