プライマリー・ディーラー会合報道に超長期金利急低下

このところ過去最高金利を更新していた
日本の超長期金利だが、財務省が
6月20日にプライマリー・ディーラー会合
を開催し、超長期債を減額するとの観測が
流れると、急激に金利低下に向かい、
ドル円は影響で143円を突破し、
現状144円近辺までショートカバーが
進んでいる。

超長期債の下値不安が和らいだので
円売りなのか、そのあたりの理屈は
判然としないが、そもそも発行量の少ない
超長期債をコントロールすることは
それほど難しいことではなく、いずれは
このような報道にショートカバーで
上昇することは予想できたことだろう。

ドル円相場は買い戻しに2円近い上昇と
なっているが、落ち着けばそれほど大きな
ニュースでもないことが理解される
だろう。米超長期金利も低下しているが、
こちらはいずれまた上昇するだろう。
ドル円は戻り売りのチャンスか。