日本に25%関税
トランプ大統領は日本に25%の相互関税を
課す書簡を送り、自身の所有する
Truth Socialに掲載した。一番最初に
日本が来たというのは、日本に対する
不満が強いことを示している。
25%関税の日本経済に及ぼす影響は
甚大で、利益率の低い車などを輸出しても
採算が合わないということになる。
企業は現地生産すればよいが、日本に
おける工業生産は低下し、GDPを押し下げ
賃金にも下方圧力をかけることになる。
4月2日の「開放の日」の市場反応は
円高だった。しかし、株価が下落し、
リスクオフになるという環境が前提
だった。今回、日米株価は比較的
安定していることから、純粋に
日米貿易収支の改善(米赤字の縮小)、
日本から米国へ投資が進むことを反映し、
教科書通り円安反応となるかもしれない。
実際、日本の車メーカーはほとんど
関税を価格転嫁していない。


