参議院選を前に円安進行中
カナダへの35%課税報道で
カナダ売り(ドル買い)となったが、
それ以上にドル円が買われた。
参議院選挙において連立与党敗北が
濃厚になっており、立憲以外は
拡張的財政支出を主張する野党が
乱立しており、長期的な日本の
ファンダメンタルズへの疑念が
円売りとなっている模様。
25%関税が賦課されると、米経済への
依存度が大きな日本の輸出セクターは
大きな影響を受ける。おそらく、
GDP1%程度の下押し要因となり、
潜在成長率が0%台前半であるので、
恒常的にマイナス成長となるリスクがある。
成長低下、財政支出拡大がこの先
あるとすれば、累積債務がGDP200%を
超える日本の債務負担能力に
疑念が生じ始めている。
経済学の教科書的な動きとしても、
関税が課されると通貨は弱くなることに
なり、ドル円上昇リスクが
高まっている可能性が高い。
