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明日の米CPI待ち

本日の日経新聞に米ベッセント財務長官の
インタビュー記事が掲載されている。
為替に関して、「物価上昇に対処して
利上げを進めれば円安相場は反転する」
と指摘した。ただ、日銀がすぐに利上げに
踏み切れる状況かというと、先日の
植田総裁会見を見てもわかるように、
かなり先になりそうだ。そうであるなら、
円安是正には時間がかかりそうだ。

同時にベッセント氏は
次期FRB議長に4つの条件を提示した。
(1)市場の信頼を得られる人物
(2)複雑な経済データを分析できる能力
(3)FOMCのコンセンサスを得られる
   マネジメント能力
(4)鋭敏な先行きの予測力

非常に真っ当な条件であり、
トランプ大統領の意向を汲み取れる人とは
言ってはいない。下馬評ではウォラー理事
の名前が急浮上しているが、以上の4条件
を当てはめるとそうなるかもしれない。

明日、米CPIが発表される。関税の影響が
どの程度反映されるかが、焦点となる。
高めの数字であれば、ドルは瞬間
買い戻されるリスクはありそうだが、
継続的なドル円反発をベッセント氏を始め
米政権は望まないだろう。
ドルは戻り売りスタンスで臨みたい。

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