トランプ・ゼレンスキー会談、そしてジャクソンホール待ち
先週のトランプ・プーチン会談は
プーチン氏の勝利だったと、
多くのメディアが伝え、合意への可能性が
低そうに見えるが、ウィトコフ氏がCNNに
対して「欧米がウクライナに対して
NATOに似た安全保障を提供することに
プーチン氏が同意した」と発言し、
和平協定実現への市場期待が高まっている。
ウクライナ和平が実現した場合、ドル円は
買いなのか売りなのか?
2022年2月24日の戦争が円安の
トリガーだった。その意味では、
和平が実現すれば円高となると考える方が
自然に見える。しかしトランプ政権への
信頼度は大幅に上がり、金融市場は
トランプ礼賛一色、猛烈なリスクオン相場
となりそうだ。そうなると、ドル円は
買われると考えるのも自然かもしれない。
一方、ジャクソンホールにおいて
パウエル議長が何を話すのか?
ここも注目だが、このところの政権からの
プレッシャーを考えると、中央銀行の威信
のため、あえてタカ派的に振る舞う
可能性もある。
しかし、一時的にタカ派に振る舞った
としても、9月以降利下げしていくのは
規定路線だろう。
そこが大きく変わるとも思えない。


