ベッセント米財務長官が日銀に利上げを促す
ベッセント米財務長官のX上でのポストで
一時151.55円前後まで円高が進んだが、
日経の上昇等、リスクオン環境により
152.54円まで急反発し、FOMCを
迎えようとしている。
高市政権は積極財政と金融緩和による
景気刺激を経済目標としており、事実、
高市氏が自民党総裁に選出されると
ドル円は147円台半ばから153円台前半へと
約6円ほど円安が進んだ。
このまま円安が進むことは、トランプ政権
には容認し難く、ベッセント氏が
メッセンジャーとなり、日銀に利上げを
促し、円相場をあるべき水準(円高)に
持っていこうとしている。
ただ、日銀が本当に利上げしなければ
状況は変わらないし、また、明日の
日銀政策金利で本当に利上げしてしまえば
日本は内政干渉を受けたことになる。
ただ、米国の支援があるうちに利上げして
おきたいだろう。政策変更は想定されない
が、前回2名が政策据え置きに反対して
利上げを主張しており、今回はより多くの
審議委員が反対に回る可能性がある。
本日このあと日本時間深夜発表の
FOMCも注目だが、実際に雇用が
やや軟調になっているので、ハト派的な
内容のFOMCになるのではないだろうか。
ドル円のリスクはダウンサイドとみたい。
