高市政権のリフレ政策が円売りに反応

なかなか超えることができなかった154.50円を突破した。155.00円も大きなレジスタンスだが、これで円安トレンドがはっきりしてきた。

片山さつき財務相のコメントは円安への牽制度を強めているが、まだ介入ポイントまでは距離がありそうだ。介入するにしても、あと10円ぐらい動かないと、市場のロングもそれほど溜まってないので、介入しても効かないだろう。

また米政府も円安を嫌っているはずだが、ベッセント財務長官は「日銀が利上げすれば円はありうる水準に落ち着く」と、まず日銀が利上げすべきという考えだ。いずれ、日米の思惑の齟齬が市場にも伝わり、円安アタックということになりそうだ