じりじり円安進む
先週金曜日のNY市場は株価の乱高下にドル円が
一時153.62円前後まで急落したが、
株価の反発とともに154円台に押し戻され154円台半ばでの引けとなった。
本日は日本のGDPが発表され、事前予想より良好とはいえ、
マイナス成長に沈んだ。
対前月比-0.4%(予想-0.6%)、
対前年比-1.8%(予想-2.4%)。
住宅の落ち込みが大きかった。
本日は大きな動きはないものの、じわっと円安基調。
特に円高になる材料はなく、
日本の長期金利が1.7%を超えて上昇したが、
これは高市政権の財政支出拡大に沿った動きであり、
良好な経済が理由で金利が上昇しているわけではなく、
支出拡大を反映したものなので、むしろ円売り材料となる。
今週から政府閉鎖時の経済統計が発表となるが、
12月の米利下げを支持する統計はあまりでてこなさそう。
12月の利下げ確率は50%を割り込んでいる。
そうなると、ドルは強い。


