ハセット相場が始まるか?
次のFOMC結果発表は12月10日。
利下げが行われるかどうか、
市場は90%近い確率で0.25%利下げがあると見ている。
それにしても、パウエル議長は、
前回のFOMC後になぜ「12月利下げは確実ではない、かなり遠い」
と言ったのか、マーケットを混乱させただけだったのではないか。
利下げ確率が高まったのは、
NY連銀総裁ウィリアムズ氏が労働市場の軟化を背景に近い内に
利下げを行う余地があると発言したからだ。
35%前後だった利下げ確率はこの後70%に高まり、
現状90%だ。
そして、次期FRB議長にケビン・ハセット氏が決まりそうな情勢だ。
トランプ大統領は既に一人に絞られたと言い、来年初めに発表する。
ケビン・ハセット氏は、超ハト派だ。
自分であれば利下げすると言っている。
パウエル議長が何を言っても、
彼の任期は来年4月まで、
その後はおそらくハセット氏が引き継ぐ。
超ハト派FRBの誕生だ。
市場は、ハセット氏による積極利下げを織り込み始めるだろう。
そうなれば、株価は堅調となり、
ドルは下落する。
ハセット相場となる可能性に注意したい。
