ドル安が一転、ドル高に

米11月雇用統計はやや弱い内容か。
NFP＋6.4万人だったが、10月は－10.5万人だった。これはDOGEによる政府職員解雇という一時的な影響といえる。
一方、失業率は4.6％と先月9月（10月の失業率の発表はない）から0.2％もジャンプ。

こうした数字を受けて、当初ドル売りが進み、ユーロドルは1.1804、ドル円は154.40へと軟化した。

しかし、日付が変わるとユーロドルに断続的な売りが入り、NYクローズでは1.1750前後、欧州の入口で1.1705まで下がった。ドル円は切り返し、155.55円へと反発中。

一つの経済指標でドルの方向性を占うのは本当に難しくなってきた。数字の影響というより、クリスマス前のポジション調整の影響もありそうだ。

明日は米CPI、明後日は日銀政策決定会合がある。無理せず、確実にわかるところだけトレードしたい。ドル円は底が入った感があり、再度154円台に突入することがあれば、押し目買いで臨みたい。