高値圏に張り付くドル円
4月30日をスタートに何度か為替介入があった。
しかし、介入では155円を割らせることができず、いつの間にか159円前後まで回復している。
当局は、おそらく160円を防衛したいはず…そのように市場は想定している。
しかし、その想定は正しいのだろうか。だんだん疑念が沸き起こる。
市場介入後のマーケットによくあることだが、
勇ましいことを言っていた当局者も急に静かになる。
戻りを売ればそのうち介入で下がるので、利食いできる。
そうした想定だが、同じように考える人が多いのか、下がらなくなってきた。
こうなると、介入は投機筋に買い戻しのチャンスを与えるだけなので、
おそらく入らないだろう。効果的でもない。
「投機筋が悪い」かのような言い回しを財務省はするが、
投機筋の信頼を勝ち取れない介入は成功しない。
介入と同じ方向に乗ろうとせず、介入を反対売買のチャンスと考えるからだ。
しかもベッセント氏が訪日してから介入はおろか、コメントすらほとんどない。
ベッセント氏に何か介入できないような、釘を刺されたのであろうか。


