スティーブン・ミラン氏がドル安政策を否定
スティーブン・ミランCEA
(米大統領諮問委員会)委員長は、
米政府が密かにドル安誘導の
国際的取り決めを画策しているとの
見方を否定、強いドルの利点を強調した。
米国債、特に超長期が急落している。
金利の上昇は利払い費を増やし、
それがさらなる利払い費増となり、
大規模減税策を推し進める
トランプ政権の首を絞めることになる。
よって、政権としても、ドル安の話は
ご法度になっているのだろう。
否定にもかかわらず、
本日のアジア市場ではジリジリ
ドル安が進んでいる。
ユーロドルは1.1280前後から1.1340に、
ドル円も144円台から143.30割れまで。
ムーディーズの格下げが
効いているのかもしれない。
債務返済能力への疑問から
金利上昇ドル安という、
少し前の鉄板トレードとは
真逆の動きが始まっている。
まだ少し続くだろう。今しばらく、
ドルのダウンサイドを警戒したい。
