トランプ大統領の姿勢変化は地政学的リスクを高めるか
多くの通貨ペアがレンジに収斂し、
動き難くなっている。ユーロは米一極集中
を避けたい投資家の受け皿となっているが
トランプ大統領の姿勢変化はウクライナ
情勢の転換点となる可能性もあり、
短期的にはユーロにはネガティブだろう。
IFOの数字も悪化したが、トランプ関税の
影響を考えると、ドイツ輸出企業が
業績に楽観的であるはずがない。
ドル円は特にニュースのない中上昇した。
材料のない中での動きの方が、得てして
本物であるケースは多い。レンジを上方に
ブレイクしたがっているのかもしれない。
米長期金利がじりじり上昇している。
FOMCで利下げ局面に入ったが、
パウエル議長ははっきりとハト派化せず、
それがベッセント財務長官の怒りを
買っている。
政府閉鎖が近づいているが、米財政の
状況は楽観できるわけではない。
米長期金利の上昇は需給面からの
ものであるので、根が深そうだ。
金利上昇=ドル上昇では
なくなってきている。
