植田総裁の挨拶があったが、前日の 内田副総裁同様、慎重な姿勢に終始し、 10月会合で利上げを示唆する内容は 何もなかった。
関税の影響に関しては、不透明感は 後退したが、15%関税はそれなりに 企業への大きな負担となり、 グローバル経済も成長が鈍化するので、 その影響を見極めたいとした。
そうであるなら、年内の利上げは ほぼなさそうに見える。日本側からの 理由で円高に向かう道筋は見え難くなった。
週末に自民党総裁選があるが、 あまり波乱はないだろう。 ほぼ織り込まれているので、小泉氏が仮に 自民党総裁になったとしても、それで 大きく円高に振れるという事もなさそうだ。