日銀植田総裁の姿勢が大きく変化
本日、植田日銀総裁による名古屋における講演があり、
植田総裁の姿勢が大きく変化したことが伺えた。
10月31日に行われた日銀政策決定会合後の会見の内容と、
今回の講演、その後の会見を比較すると、
前回は「時間的余裕がある」という発言に対し、
今回は「12月会合で適切に判断」と利上げ是非の議論を進めることを明言した。
また、10月会合時は春闘の「初動モメンタムを見たい」としていたが、
今回は連合が「5%以上」の目標を掲げたこと、
経済同友会調査で多くの企業が今年以上の賃上げを予定していること等、
賃上げ状況に対する姿勢が見られた。
ここまでの内容から、日本10年金利は1.87%へと急騰、
12月利上げ確率は82%となっている。


