ややハト派的だったFOMC議事要旨
FOMC議事要旨の内容は、
タカ派ハト派両方の内容が
含まれていたが、FOMC直後同様、
「ある時点で利上げの
ペースを減速すると認識」
という文言に市場は引っかかったようだ。
「必要以上に政策を
引き締めるリスクを多くが認識」
という文言もハト派的だった。
しかし、同時に
「需要の減速がインフレ圧力低下に
重要な役割を果たすことを強調」
「インフレ圧力が弱まっている
という証拠は殆どないことに同意」
とタカ派的な内容もある。
FOMC議事要旨の前後で、
米金利は短いところが低下したが、
ほとんど変化はない。先月のFOMC後に
非常に強い雇用統計もあったし、
当局者の最近の発言は
非常に強いものとなっている。
よって、この議事要旨で投資方針を
大きく変更する必要はないだろう。
ドル円は135.50円~136.00円あたりが
非常に重い。ここを抜けてこないと、
本格的上昇は難しい。まだ時間調整が
十分ではないようにみえるので、
今しばらくはレンジだろうか。