ベッセント財務長官「日本はインフレを抑制する必要がある」

昨日の米CPIでは、関税の影響で
高めのCPIが発表されるのではないか
との懸念があったが、発表された数字は
ほぼ市場予想通り。関税の影響は
ほとんどないとの認識から、
9月利下げ確率はほぼ100％となり、
ドルは売られた。

本日のアジア市場では、当初ドル円は
実需筋の買いに148円台を回復したが、
欧州が入ってくるとあっさり売られ、
147円台前半での推移となっている。

ベッセント米財務長官がブルームバーグ
とのインタビューに答え、日本について
「植田総裁と話したが、日本はインフレ
問題を抑制する必要がある」と発言した。
「日銀はビハインド・ザ・カーブ」とまで
発言している。

一方、米国に関しては、9月0.5％利下げは
十分ありうるとし、米政策金利は
1.50～1.75％低くあるべきと踏み込んで
発言した。その辺りが米国の望む
金利水準とすれば、ドル円は更に
売られてもいいのではないだろうか。