氷見野講演で円安進む
日銀内でも比較的タカ派な論客、
氷見野副総裁の講演があったが、
トランプ関税の前に非常に慎重な姿勢に
終始し、日銀による利上げがかなり遠い
ことが印象付けられた。
ベッセント米財務長官は、インフレ対応で
日銀はビハインド・ザ・カーブになって
おり、インフレ対応で利上げするだろうと
発言していたが、日銀内では利上げは
積極的に考慮されることはなさそうだ。
今月は半ばにFOMCが開催され、利下げが
予想されているが、日銀が利上げに
動くことはなさそうなので、
ドル円の下落には限界がありそうだ。
むしろ、円安方向の動きを警戒したい。
また、英30年債が急落し、
ポンドドルが売られた。
この先も影響があるかもしれない。
トラスショックの再来ともなりかねず、
今後の展開に注意だろう。
