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FXのゴトー日とは?円安になりやすい理由と仲値トレードの方法を解説

2023年6月2日

FXのゴトー日とは?

トレーダー
FXのゴトー日って何?

トレーダー
ゴトー日に利益を狙うにはどうしたらいい?

といった疑問はありませんか?

ゴトー日とは、1ヶ月間で日付の下1桁が5または0になる日(5日・10日・15日・20日・25日・30日)のことです。

ゴトー日は仲値に向けてドル/円が上昇しやすい(円安になりやすい)ため、ロングポジションを保有して利益を狙うトレード手法が存在します。

この記事では以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • ゴトー日の概要
  • ゴトー日にドル/円が上昇しやすい理由
  • ゴトー日のトレード方法

ゴトー日の取引のコツや注意点を押さえることで、利益を狙いやすくなるでしょう。

効率よく利益を積み上げたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXのゴトー日とは

ゴトー日はいつ?

ゴトー日とは、1ヶ月間で日付の下1桁が5または0になる日(5日・10日・15日・20日・25日・30日)のことです。

ゴトー日が土日祝日の場合は、以下のルールをもとに考えるのが一般的です。

ゴトー日が土日祝日:1営業日前に繰り上がる
30日が土日祝日で31日が平日:31日に繰り下がる

例えば、2023年3月25日は土曜日だったので、1営業日前の24日がゴトー日となります。

31日まである月は30日が土日祝日だった場合に31日がゴトー日に該当しますが、30日までの月の場合は28日がゴトー日として扱われます。

ゴトー日にドル/円が上昇しやすい(円安になりやすい)理由

FXの相場では「ゴトー日にドル/円が上昇しやすい」というアノマリーがあります。

アノマリーとは、理論的に説明するのが難しいものの、相場において頻繁に観測されるマーケットの規則性のことです。

ゴトー日のドル/円の上昇傾向は、主に輸入企業の決済需要と、それに伴う仲値の仕組みが関係していると考えられています。

ゴトー日にドル/円が上昇しやすい(円安になりやすい)理由を詳しく見ていきましょう。

輸入企業の決済集中がドル買い需要を高める

輸入企業の決済集中がドル買い需要を高める

海外から商品を仕入れている輸入企業は、仕入れ代金をドルで支払うことが多いです。

ドルで支払うには、銀行に依頼して、日本円をドルに両替してもらう必要があります。

このタイミングを5日や10日など区切りのよい日付に設定している企業が多いため、ゴトー日はドルを買う需要が集中しやすい傾向にあるのです。

給料の支払いも5日や25日などゴトー日にあたる日に設定している企業が多く、資金移動そのものが活発になりやすいタイミングとされています。

仲値決定前の銀行のドル調達が上昇を後押しする

仲値とは、銀行が顧客と外国為替取引を行う際の基準となるレートのことです。

多くの金融機関は、平日の午前9時55分ごろの為替レートを参考にその日の仲値を決定し、正式に公表するのは10時です。

以降の顧客との両替はこの仲値をもとに行います。

企業から両替の依頼を受けた銀行は、決定した仲値で両替に応じられるように、レートが固まる前の時間帯にあらかじめ市場でドルを買い集めておきます。

ドルへの両替が多くなりやすいゴトー日は、銀行が調達するドルの量も普段より増えやすいです。

銀行によるまとまったドル買いが市場に出ることで、仲値が決まる9時55分に向けてレートが上がりやすくなります。

【過去データ】ゴトー日にドル/円が上昇する確率

ゴトー日にドル/円が上昇する確率

ゴトー日はドル/円が上昇しやすいという説を検証するために、BigBoss編集部が独自に2022年5月から2023年4月までのゴトー日(9時台)の値動きを調査しました。

上昇した回数

下落した回数

2022年5月

3回

3回

2022年6月

1回

5回

2022年7月

4回

2回

2022年8月

3回

3回

2022年9月

5回

1回

2022年10月

4回

2回

2022年11月

3回

3回

2022年12月

3回

3回

2023年1月

4回

2回

2023年2月

2回

3回

2023年3月

2回

4回

2023年4月

6回

0回

検証結果を見ると、上昇が計40回、下落が計31回と、1年を通して上昇した回数の方が多いことがわかります。

この結果から、ゴトー日の仲値を狙うドル/円の取引は、利益を狙えるチャンスだといえるでしょう。

ゴトー日を狙った仲値トレードのやり方

ゴトー日にドル/円を買う仲値トレードは、以下の手順で行います。

  1. 前日や当日に下落要因がないかを確認する
  2. 9時までにドル/円のロングポジションを保有する
  3. 9時55分までに利確する

それぞれ詳しく解説します。

ステップ(1)前日や当日に下落要因がないかを確認する

相場が荒れる要素がないか確認

ゴトー日前日や当日の朝のニュースを確認して、ドル/円の価格下落につながる要因がないかをチェックします。

特に、主要国の要人発言や金利動向、地政学的リスクに関するニュースには目を通しておくようにしましょう。

前日のニューヨーク市場が大荒れだった場合は、当日の朝のドル/円も下落の流れが続く可能性があるので注意が必要です。

ステップ(2)9時までにドル/円のロングポジションを保有する

朝一にドル円を買う

東京市場が始まる時間である9時までに、ドル/円のロングポジションを保有します。

必ずしも9時ぴったりに買う必要はなく、6時や7時からロングポジションを保有しても問題ありません。

東京市場が開場された後は、9時55分くらいまでロングポジションを保有します。

ステップ(3)9時55分までに利確する

銀行から仲値が発表されるのは10時ですが、9時55分を過ぎるとドル/円が下落することがあるので、9時55分前になったら利確をします。

2023年4月28日の日本時間9〜11時のドル/円のチャートを見ると、価格レートが134.1円から134.3円まで上昇したのちに、価格が下落していることがわかります。

2023年4月82日の日本時間9〜11時のドル/円のチャート

このようにゴトー日は、ポジションを保有し続けるのではなく、9時55分までに利益を確定するのが良いことがわかります。

編集部 田中
筆者は、上昇が続くことを期待して10時過ぎまでポジションを保有した結果、利益を減らした経験があります。現在は「価格に関わらず9時54分には決済する」という時間ルールを設けることで、感情に振り回されることなくトレードを終えられるようになりました。

ゴトー日の仲値トレードで利益を狙うためのポイント

ゴトー日の仲値トレードで利益を狙うには、ドル/円のトレードを優先したり、ゴトー日と金曜日が重なる日に取引したりすることが重要です。

ここでは、ゴトー日の仲値トレードで利益を狙うためのポイントを詳しく解説します。

ドル/円のトレードを優先する

ゴトー日に仲値トレードをするなら、ドル/円を優先的に取引することをおすすめします。

仲値トレードは東京時間の9時から9時55分に取引する方法なので、円が主役となりやすい時間帯です。

加えて、決済通貨として輸入企業が最も多く利用するのはドルです。

ドル/円の上昇につられてユーロ/円やポンド/円などのクロス円も上昇するケースはありますが、値動きの根拠が明確であるドル/円を取引する方が利益を狙いやすいでしょう。

ゴトー日と金曜日が重なる日に取引する

2019年3月に電子情報通信学会の総合大会で「外国為替市場におけるゴトウビアノマリー有用性検証」と呼ばれる学会発表がありました。

この発表では、2010年8月から2018年7月までのドル/円の1時間足をもとに「ゴトー日以外」「ゴトー日」「金曜日」「ゴトー日と金曜日の重なった日」のドル/円が上昇する確率を検証しています。

その結果、金曜日かつゴトー日の3時か5時にドル/円を買って仲値公表後の10時に売った場合、63.4%の確率で上昇していたことがわかりました。

また0時から7時のうち3時と5時を除く時間帯にドル/円を購入した場合も「ゴトー日と金曜日の重なった日」以外の日よりも勝率がやや高いとの結果が公表されました。

そのため、仲値トレードをするなら、金曜日とゴトー日が重なった日に絞って取引するのがおすすめです。

また、ゴトー日と月曜日が重なる週についても注目度が高い局面です。

月曜日のFX相場の特徴をあわせて把握しておくことで、ゴトー日とアノマリーを組み合わせた手法を組み立てやすくなります。

月曜日のFX相場の特徴はこちらで詳しく解説!

ゴトー日と窓埋めが重なる局面で取引する

月曜日の取引開始時に、金曜日の終値と月曜日の始値の間に価格差(窓・ギャップ)が生じることがあります。

この窓は、月曜日の序盤に埋まる方向へ値動きしやすい傾向があるのです。

一方、ゴトー日には輸入企業の実需ドル買いが集中し、上昇方向への圧力がかかりやすくなります。

ゴトー日が月曜日と重なる場合は、窓埋めの動きとゴトー日の実需ドル買いが同じ方向に働くことで、方向感がより明確になりやすいとされています。

そのため、複数のアノマリーが同時に揃う局面は、単独のアノマリーよりも優位性が高いエントリーポイントとなります。

窓埋めの確率とトレード方法はこちらで詳しく解説!

ゴトー日にトレードする際の注意点

ゴトー日にトレードする場合は、必ず上昇するわけではないことや、アメリカの祝日の不規則な値動きに注意が必要です。

ここでは、ゴトー日にトレードする際の注意点を解説します。

ゴトー日に必ずドル/円が上昇するわけではない

ゴトー日は、輸入企業がドルを買って円を売るため、ドル/円が上昇する可能性があります。

しかし、必ずしも上昇するわけではありません。

前日のニューヨーク市場からの強いドル売りトレンドが継続していたり、上昇を期待して先に買っていた人たちが仲値の前に一斉に売り抜けたりしてドル/円が上昇しないこともあります。

想定外の損失を避けるためにも、ゴトー日だからという理由だけでドル/円を買うのではなく「複数の移動平均線がいずれも上昇方向である」「9時頃にレジスタンスラインを突破した」など、他の根拠も含めて考えてみましょう。

アメリカが祝日の場合は不規則な値動きになりやすい

ゴトー日とアメリカの祝日が重なっている場合、ニューヨーク市場が閉場することでドル/円の取引量が減少します。

世界的に取引量が減少すると値動きが不規則になりやすいため、ゴトー日でもドル/円が上昇しない可能性があります。

そのような状況にならないためにも、アメリカの祝日をチェックしておきましょう。

アメリカの主な祝日は、以下の通りです。

日付

祝日名

1月1日

元日

1月第3月曜日

マーチン・ルーサー・キング誕生日

2月第3月曜日

ワシントン誕生日

5月最終月曜日

メモリアルデー

7月4日

独立記念日

9月第1月曜日

レイバーデー

10月第2月曜日

コロンブスデー

11月11日

復員軍人の日

11月第4木曜日

感謝祭

12月25日

クリスマス

ゴトー日とアメリカの祝日が重なっている場合は、取引を見送ることも検討してみましょう。

まとめ:ゴトー日は上昇の勢いを確認して仲値トレードしよう

ゴトー日は、輸入企業の多くが支払いをするためにドルを買って円を売るため、ドル/円が上昇する傾向があります。

ただし、あくまで過去の傾向に基づいたものであるため、必ず上昇するとは限りません。

ゴトー日に仲値トレードをする際は、インジケーターを併用し、上昇を見極めることが大切です。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Big Boss Ltd.が運営・管理するインターネットメディアです。Big Boss Ltd.は2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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