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FXのピボットとは、前日の高値・安値・終値をもとに、当日のサポートラインやレジスタンスラインの目安を確認できるテクニカル指標です。
短期トレードで反発やブレイクを判断する材料になりますが、必ずライン通りに動くわけではないため、相場状況とあわせて使うことが大切です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXのピボットとは
- ピボットの使い方と見方
- ピボットと組み合わせたい分析方法
ピボットはデイトレードやスキャルピングなどの短期トレードで使いやすく、当日の値動きの節目を確認したいときに役立ちます。
ピボットの使い方を知りたい方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。
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Contents
FXのピボットとは

FXのピボットとは、前日の高値・安値・終値をもとに、当日の値動きの節目を確認するためのテクニカル指標です。
中心となるラインやその上下に複数のラインが表示され、価格が反発しやすい場所や、抜けたときに値動きが強まりやすい場所の目安として使われます。
相場の方向性を予測するためだけではなく、エントリーや利確、損切りの候補を考えるときにも役立ち、短期トレードとの相性が良い指標です。
ピボットは当日の節目を確認するための指標
ピボットは、前日の価格データを使って、当日の中心となるラインや上値・下値の目安を算出します。
たとえば、価格が中心線より上で推移していれば買いが優勢、下で推移していれば売りが優勢と判断します。
また、上側のラインはレジスタンスライン、下側のラインはサポートラインの目安として使われます。
ピボットは短期トレードとの相性が良い
ピボットは、デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードと相性が良い指標です。
当日の値動きの節目を確認しやすいため、短い時間軸で反発やブレイクを狙うときの判断材料になります。
一方で、数週間から数カ月単位の中長期トレードでは、ピボットだけで判断せず、長期足のトレンドや他の分析方法も確認しましょう。

ピボットで表示されるラインの意味

ピボットで表示されるラインの意味を見ていきましょう。
中心となるPを基準に、上側にR1・R2・R3、下側にS1・S2・S3のラインが表示されます。
それぞれのラインは、当日の値動きで意識されやすい価格帯の目安です。
・P:当日の中心となる基準線
価格がPより上で推移していれば買いが優勢、下で推移していれば売りが優勢と判断します。
・R1、R2、R3:上値の目安
Pより上に表示されるラインで、価格の上昇が止まりやすい水準の目安になります。
R1よりR2、R2よりR3の方が中心線から離れた上値の目安です。
・S1、S2、S3:下値の目安
Pより下に表示されるラインで、価格の下落が止まりやすい水準の目安になります。
S1よりS2、S2よりS3の方が中心線から離れた下値の目安です。
Pは中心となる基準線、Rは上値の目安、Sは下値の目安として覚えておきましょう。
ピボットの計算式
ピボットは、前日の高値・安値・終値を使って計算します。
基本となるPを算出したあと、そこから上値の目安となるR1・R2・R3、下値の目安となるS1・S2・S3を求めます。
P:(高値+安値+終値)÷3
R1:2×P-安値
S1:2×P-高値
R2:P+高値-安値
S2:P-高値+安値
R3:R1+高値-安値
S3:S1-高値+安値
計算式を見ると複雑に感じるかもしれませんが、ピボットはインジケーターで自動表示できます。
そのため、初心者のうちは計算式を暗記するよりも、P・R・Sのラインが前日の値動きをもとに算出されていることを理解しておきましょう。
FXでのピボットの使い方・見方
ピボットは、当日の相場の目線や反発しやすい価格帯、利確・損切りの候補を確認するときに使います。
ただ使うときには、ラインに到達しただけで売買するのではなく、価格の動きやローソク足の形もあわせて判断することが大切です。
ここでは、FXでピボットを使うときの基本的な見方を解説しましょう。
Pを基準に当日の目線を確認する

ピボットを使うときは、まず価格がPより上にあるのか、下にあるのかを確認します。
・価格がPより上で推移していれば買いが優勢
・Pより下で推移していれば売りが優勢
と判断するのが基本です。
たとえば、価格がPより上にあり、押し目を作りながら上昇している場合は、買い目線で取引のチャンスを探しやすくなります。
反対に、価格がPより下で推移している場合は、戻り売りを意識しながら売り目線で相場を見ます。

R1・S1付近では反発を確認する

R1とS1は、Pに近い位置に表示されるため、最初に意識されやすい上値と下値の目安です。
・価格がR1付近まで上昇した場合は、上値が重くなり、反落する可能性がある
・価格がS1付近まで下落した場合は、下げ止まりから反発する可能性がある
ただし、R1やS1に到達しただけでエントリーするのは避けましょう。
ローソク足のヒゲや反転の形、直近の高値・安値との重なりを確認し、反発の動きが見えてから判断することが大切です。

R2・S2を抜けたあとは値動きの勢いを見る

R2とS2は、R1とS1よりもPから離れた位置に表示されるラインです。
・価格がR2を上抜けた場合は、買いの勢いが強まっていると判断
・価格がS2を下抜けた場合は、売りの勢いが強まっていると判断
ただし、抜けた直後にすぐ反転するケースもあるため、ローソク足の実体で抜けているか、出来高や値動きの強さが続いているかを確認しましょう。

R3・S3付近では無理な逆張りを避ける

R3とS3は、Pから大きく離れた位置に表示されるラインです。
・R3付近まで上昇している場合は買いの勢いが強いと判断
・S3付近まで下落している場合は売りの勢いが強い相場と判断
このような場面で「そろそろ反転するだろう」と考えて逆張りすると、さらに損失が広がる可能性があります。
R3とS3付近では無理に反転を狙わず、勢いが落ち着くまで待つことが大切です。

利確や損切りの候補として活用する
ピボットのラインは、エントリーだけでなく利確や損切りの候補としても活用できます。
たとえば、S1付近で反発を確認して買う場合は、PやR1を利確候補にできます。
反対に、S1を明確に下抜けた場合は、反発のシナリオが崩れたと判断し、損切りを検討します。
このようにピボットは、どこで利益を確定するか、どこで撤退するかを事前に決める際にも使えるのです。
ピボットと組み合わせたい分析方法
ピピボットは当日の節目を確認する際に役立ちますが、ラインだけを見て売買を判断するのは避けましょう。
他のテクニカル分析と組み合わせることで、トレンドの方向や相場の過熱感を確認しやすくなります。
ここでは、移動平均線やRSIなど、ピボットと組み合わせたい分析方法を紹介します。
移動平均線でトレンド方向を確認する

ピボットを使うときは、移動平均線でトレンドの方向を確認しましょう。
価格が移動平均線より上で推移している場合は上昇トレンド、下で推移している場合は下降トレンドと判断するのが基本です。
たとえば、価格がPより上にあり、移動平均線も上向きであれば、買い目線で取引のチャンスを探しやすくなります。
反対に、価格がPより下にあり、移動平均線も下向きであれば、売り目線で相場を見る判断材料になります。

RSIで買われすぎと売られすぎを確認する

RSIは、相場の買われすぎや売られすぎを確認するためのテクニカル指標です。
一般的に、RSIが70%以上であれば買われすぎ、30%以下であれば売られすぎの目安になります。
たとえば、価格がR1やR2付近まで上昇し、RSIも70%以上になっていれば、上値が重くなる場面として確認できます。
反対に、価格がS1やS2付近まで下落し、RSIも30%以下になっていれば、下げ止まりを確認する判断材料になります。
このようにRSIと組み合わせて、買われ過ぎと売られ過ぎから値動きを予測していけます。

FXでピボットを使うときの注意点

FXでピボットを使う際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
- ピボットに到達しただけでエントリーしない
- 強いトレンド相場ではラインを抜けることがある
- 経済指標や要人発言の前後は機能しにくい
ここではピボットを使う際の注意点を紹介していきます。
ピボットに到達しただけでエントリーしない
ピボットを使うときは、価格がラインに到達しただけでエントリーしないようにしましょう。
R1やS1は反発の目安になりますが、必ずそこで価格が反転するわけではありません。
エントリーする前に、ローソク足のヒゲや反転サイン、直近の高値や安値との重なりを確認しましょう。
強いトレンド相場ではラインを抜けることがある
強いトレンドが発生している相場では、ピボットのラインをそのまま抜けることがあります。
たとえば、買いの勢いが強い相場ではR1やR2を上抜け、売りの勢いが強い相場ではS1やS2を下抜けることがあります。
このような場面では無理に逆張りを狙わず、トレンドの方向に逆らわない判断が必要です。
経済指標や要人発言の前後は機能しにくい
経済指標の発表や要人発言の前後は、相場が大きく動きやすくなります。
急な値動きが起きると、ピボットのラインを一気に抜けたり、スプレッドが広がったりすることがあります。
重要イベントの前後はピボットだけで反発を狙わず、取引を控える判断も大切です。
ピボットだけで売買を判断しない
ピボットは便利な指標ですが、単体で売買を判断するのは避けましょう。
移動平均線でトレンド方向を確認したり、直近の高値・安値と重なる価格帯を確認したりすることで、判断材料を増やせます。
ピボットは売買の答えではなく、エントリーや利確、損切りの候補を整理するための目安として活用しましょう。
まとめ:ピボットは当日の節目を確認するための目安として活用しよう
FXのピボットは、前日の高値や安値や終値をもとに、当日の値動きの節目を確認するためのテクニカル指標です。
一目で節目となるラインを確認できる指標として、チャートの反発点やブレイクを見極めるために使うことができます。
ただし、あくまでもピボットは節目の目安の一つであり、完全に反発するラインを見つけられるわけではありません。
そのため、他テクニカル分析と組み合わせて使い、しっかりと反発するラインを見極めていきましょう。
ちなみに、複数のテクニカル分析を使うならしっかりとチャートに指標を表示できる、BigBossが提供するMT4を使うのがおすすめです。
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BigBossコラム編集部
