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FXのピボットとは?レンジ相場を攻略の手法として使えるテクニカル指標を解説!

「ピボットって何?」

「ピボットを使う手法ってあるの?」

と疑問に思ったことはありませんか?

FXのテクニカル指標の1つ「ピボット(Pivot)」、知名度は高くありませんがレンジ相場の攻略に役立つことから一部トレーダーに需要があります。

実際に使うために調べてみたけど、使い方がよくわからなかったという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

・ピボットとは

・ピボットを使った手法

・ピボットの注意点

ピボットの使い方を身に付ければ、FX初心者の方でもレンジ相場を攻略しやすくなるでしょう。

これからピボットを使ったトレードを始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXのピボット(Pivot)とは?

ピボット(Pivot)とは、J・W・ワイルダー(John Welles Wilder.Jr)によって考案されたテクニカル指標です。

複数のレジスタンスラインとサポートライン、中央のピボットで形成される指標で、各ラインごとで現在のチャートの勢いを予測できる特徴を持ちます。

ラインで明確に反発や押し目のポイントが判断できることから、短期トレードやレンジ相場で使われることが多いです。

ピボット(Pivot)の特徴

ピボットはチャートに表示されるラインの多さから、FX初心者の方が初めて見る時には使いにくさを感じるかもしれません。

しかし、ピボットの各ラインの特徴はシンプルで、学べばすぐにトレードに使えるようになるでしょう。

まずはピボットがどのようなテクニカル指標なのかを理解するために特徴を解説します。

レジスタンスとサポートラインで構成される指標

ピボットは7本のラインで構成されるテクニカル指標です。(使用するチャートのインジケーターによって7本以上のピボットを表示させることも可能です。)

真ん中のPがピボットで、上側R1~R3がレジスタンスライン、下側S1~S3はサポートラインです。

基本的にP(ピボット)より上側Rラインにチャートが動けば買いの勢いが強くなり始めたと判断でき、R1~R2のラインはレジスタンスラインとして反発が意識され、R3は上昇トレンドへの形成につながります。

逆に下側Sラインにチャートが動けば売りの勢いが強くなり始めたと判断でき、S1~S2のラインはサポートラインとして反発が意識され、S3は下降トレンドへの形成につながります。

特にP(ピボット)から遠いラインに行けば行くほど、相場の勢いが強くなっていると判断できます。

レンジ相場で反発ポイントとなるラインが多いことから、基本的にはレンジ相場中の逆張りとして使われることが多いです。

ピボットの計算式

ピボットにはラインの調整を行うためのパラメーターが存在せず、ピボットを使うトレーダーのチャート上には同じラインが表示されます。

ピボットを使用するトレーダーが同じラインを意識することから、反発しやすいラインとして機能します。

この各ラインは前日の終値、高値、安値より計算されており、下記のとおりです。

前日の終値:C、前日の高値:H、前日の安値:L

・P:(C+H+L)/3

・R1:P×2-L

・R2:P+H-L

・R3:R1+H-L

・S1:P×2-H

・S2:P-H+L

・S3:S1-H+L

(ちなみに計算式を完全に覚える必要はありません。)

ピボットを使った基本的な手法

ピボットはレンジ相場中の反発ポイント予測、レンジブレイクを狙ったトレードで使うことができます。

FX初心者の方にとってはレンジ相場は難しい場面でもあるため、ピボットを使うことでレンジ相場攻略に役立てられるでしょう。

実際にピボットをレンジ相場で使う手法を紹介します。

レンジ相場中のレジサポラインでの反発狙い

ピボットをレンジ相場中のレジスタンスラインおよびサポートラインでの、反発を使った逆張りによるトレードが可能です。

レジスタンスラインRの場合、R1とR2で反発することが予測でき、チャートがどちらかで反発したら売りによるエントリーを狙えます。

売りによるショートポジションがピボットを割ってサポートラインS1やS2まで到達したら、イグジットとして決済を行いましょう。

逆にエントリー後、再び上昇の勢いがでてきたらR2突破で損切りを検討しましょう。

サポートラインSの場合、S1とS2で反発することが予測でき、チャートがどちらかで反発したら買いによるエントリーを狙えます。

先ほどとは反対に、ロングポジションがピボットを越えてレジスタンスラインに到達したら、イグジットとして決済を行いましょう。

逆にエントリー後、再び下落の勢いがでてきたらS2突破で損切りを検討しましょう。

レジサポラインブレイクを狙った順張り

ピボットはレンジ相場における、トレンド相場への転換予測でも使うことができます。

レジスタンスラインR3を越えてきたらレンジブレイクと判断でき、買いによるロングエントリーで大きく利益を狙えます。

サポートラインS3を割ってきたらレンジブレイクと判断でき、売りによるショートエントリーで大きく利益を狙えます。

ただし、ピボットを使った手法でもチャート上ではダマシが発生するため、R3もしくはS3ブレイクから再びチャートが同じラインまで戻ってきた時には、建値決済か損切りを検討しましょう。

ちなみに、R1とR2、S1とS2はそれぞれ買いと売りの勢いが強くなりつつも、レンジ相場における一時的な値動きですが、R3とS3ブレイクはトレンド転換が起きるほど強い値動きと判断できます。

ピボットを使う際の注意点

ピボットはラインでの反発もしくはブレイクを狙う手法でFX初心者の方でも使えるメリットがありますが、注意しなければいけないポイントもいくつかあります。

・レンジ相場に得意でトレンド相場と相性が悪い

・短期トレードが得意で中長期トレードとの相性が悪い

・ピボット単体でのトレードは難しい

注意点を押させておくことで上手くトレードにピボットを活かせるため、それぞれ詳しく解説していきます。

レンジ相場に得意でトレンド相場と相性が悪い

ピボットは前日の値幅を元に計算されるテクニカル指標であり、レンジ相場に強い反面、前日の高値や安値を更新するトレンド相場には弱いです。

特に強いトレンド形成中には、ピボットはほとんど機能しないといった場面に遭遇することもあります。

レンジ相場で使うことで最大限威力を発揮できるテクニカル指標のため、トレンド相場での使用はなるべく避けるようにしましょう。

短期トレードが得意で中長期トレードとの相性が悪い

ピボットが予測するのは前日のデータを基にした翌日のラインであり、チャートに表示されるピボットは当日限定ラインとなります。

また翌日には新たなピボットが表示されるため、基本的には短期トレードでの利用がおすすめです。

それとピボットが得意とするレンジ相場においては、レンジ相場ブレイクから上昇と下降どちらのトレンドを形成するのか分からないことが多いため、短期でのポジション保有が多いです。

スイングトレードやポジショントレードとの相性が悪いため、デイトレードといった短期トレードの手法として使うのが理想です。

▶海外FXにおすすめのトレード手法とは?初心者が手法を決めるポイントを解説!

ピボット単体でのトレードは難しい

ピボットは、前日のチャートの値動きから翌日の値動きが想定されるラインを表示させるテクニカル指標なので、単体での運用は難しい場面が多いです。

チャートの勢いを一応は観測できますが単体では信頼性に欠けるため、トレンド系のテクニカル指標と組み合わせることで上手くトレード手法に活かすことができます。

特に前日の値動きしか考慮されていないピボットは、当日の突発的な値動きにも弱かったりするため、リアルタイムで値動きと連動するテクニカル指標を組み合わせるのも良いでしょう。

ピボット(Pivot)と相性が良いテクニカル指標

ピボットは他のテクニカル指標と組み合わせることで、レンジ相場をしっかり攻略できる手法として活かすことができます。

相性の良いテクニカル指標としては下記があります。

・移動平均線

・MACD

・RSI

それぞれ紹介していきます。

移動平均線

移動平均線は、一定期間の価格の平均値を表すトレンド系のテクニカル指標です。

移動平均線の傾きや交差によって、トレンドの方向性と強さを判断できます。

ピボットだけでは判断が難しい、トレンドの強さや値動きの方向性を補足でき、トレード予測での信頼性を上げることが可能です。

ちなみに移動平均線は自由に期間を変更でき、ピボットが得意とする短期での設定を行うと、レンジ相場でも役立てることができます。

他にも移動平均線には種類があり、下記記事で詳しく解説しているので良ければ参考にしてみてください。

▶FXの移動平均線とは?見方や使い方、おすすめのトレード手法を解説

MACD

MACDは2本の移動平均線で構成される、トレンド転換や相場の勢いを予測できるテクニカル指標です。

2本の線の傾きや位置で相場の勢いを予測でき、2本の線の交差によってトレンド転換を予測できます。

ピボットのレジスタンスラインとサポートラインでの反発予測をMACDと組み合わせれば、反発の信頼度を上げることが可能です。

それとMACDに使われる移動平均線は指数平滑移動平均線と呼ばれる反応が早い指標であるため、ピボットとの短期トレードとの相性も良いです。

▶FXのMACDとは?見方や注意点を詳しく解説!

RSI

RSIは相場の勢いを確認できるテクニカル指標で、相場における買われ過ぎと売られ過ぎを判断できます。

例えばピボットと組み合わせることで、R2で反発しそうな時にRSIで買われ過ぎのサインが出ていれば反発の可能性が高いと予測できます。

逆にS1で反発しそうな時は、RSIの売られ過ぎのサインが出ていれば反発の可能性が高くなります。

ピボットもRSIもレンジ相場で強い性能を発揮するテクニカル指標なので、短期トレードでレンジ相場を攻略する際に役立てられるでしょう。

ちなみに、RSIもピボット同様にJ・W・ワイルダーによって考案されたテクニカル指標で、相性が良いテクニカル指標として納得できます。

▶FXのRSIとは?誰でもできる読み方と正しいトレードのコツを解説

まとめ:スキャルピングやデイトレードと相性が良いテクニカル指標

ピボット(Pivot)はレジスタンスラインとサポートラインで形成される、レンジ相場のトレードで活躍するテクニカル指標です。

レンジ相場において利益を伸ばしやすい逆張りのラインとして活用しやすく、短期で相場を攻略したい初心者におすすめです。

ただし、ピボット単体では信頼性に欠けるため、今回紹介した移動平均線やRSIといったテクニカル指標と組み合わせて使っていきましょう。

もし、ピボットや他のテクニカル指標を使ってトレードをしていきたい方は、複数のインジケーターを搭載したMT4やMT5が使えるFX業者を選びましょう。

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