ハイテク株安を受けてリスクオフの円高
先週金曜日の米国市場ではブロードコムが11%を超える急落となり、
AI関連株の一部に大きな売りが入るようになってきた。この流れを受けて、
東京市場でもソフトバンク・アドバンテストが6%前後の下落になるなど、
日経平均は668円安となった(しかし、TOPIXは7円の上げ)。
今週は、明日米雇用統計を控えるなど、大きなイベントが目白押し。
よって、イベント前のポジション調整的な動きになるのも自然といえる。
短観は良い数字だったが、それで円買いになったわけではないだろう。
あくまでイベント前の利食いか。
金曜日の日銀政策決定会合では0.25%の利上げがほぼ織り込まれている。
織り込まれているとは言え、米利下げと日本の利上げが同時に起これば、
ある程度円高方向の動きにつながっても良さそうには見える。


