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今週のBigBossウィークリーレポート【2025/7/27】

📝 今週の市場ハイライト

今週のキーポイント

・米国株式市場: 5日連続での史上最高値更新という歴史的な展開となった
・日米貿易交渉の急転直下: 合意により円が大幅に買い戻された
・投機的過熱感への警戒: 市場の過度な上昇に対する調整リスクも高まっている

主要指標サマリー

・日経平均: 41,456.23(-370.11、-0.88%)
・S&P 500: 6,388.64(+25.29、+0.40%)
・ダウ平均: 44,901.92(+208.01、+0.47%)
・ナスダック: 21,108.32(+50.36、+0.24%)
・USD/JPY: 147.62(+0.37%、円安)
・EUR/USD: 1.1744(-0.08%、ユーロ安)
・金: 3,335.60(-1.12%、下落)
・原油(WTI): 65.16(-1.32%、下落)

💱為替市場の動向

主要通貨ペア

・USD/JPY: 147.62(+0.37%、円安継続)
・EUR/USD: 1.1744(-0.08%、ユーロ安)
・GBP/USD: 1.3439(-0.52%、ポンド安)

為替市場ハイライト

為替市場では、4月と同じような情勢が再現された一週間だった。日米関税交渉の難航懸念から円売りが進み、一時150円台に迫る場面もあったが、急転直下の日米関税合意により円が大きく買い戻された。
トランプ米大統領の対日強硬姿勢が軟化したことで、円相場は145円台まで回復。市場では「円長期停滞シナリオ」に現実味があるとの見方も出ている一方で、今回の合意により当面の下値不安は後退した。

🇯🇵 日本経済の詳細分析

主要指標
・日経平均: 41,456.23(-0.88%)
・長期金利: 1.600%(+0.000)
・需給ギャップ: 供給不足

今週の動向
デフレ脱却は既に3年目に入っている可能性が民間エコノミストの間で議論されている。内閣府の推計では需要不足とされているが、民間推計では大幅な供給不足となっており、深刻な人手不足が成長の足かせとなっている実態が浮き彫りになった。
また、トヨタの豊田章男会長が米国生産車の国内販売に意欲を示すなど、日米貿易摩擦緩和を受けた企業戦略の変化が注目されている。
重要: 需給ギャップの見方が変われば、これまでの財政出動による需要底上げ政策の根拠が揺らぐ可能性がある

🇺🇸 米国経済の詳細分析

主要指標
・S&P 500: 6,388.64(+0.40%、史上最高値更新)
・ダウ平均: 44,901.92(+0.47%、史上最高値更新)
・ナスダック: 21,108.32(+0.24%、史上最高値更新)
・10年債金利: 4.3860%(-0.50%、金利低下)

今週の動向
米国市場は5日連続での史上最高値更新という異例の強さを見せた。好調な企業決算が相次ぎ、特にテクノロジーセクターの業績拡大期待が市場を牽引している。
一方で、ゴールドマン・サックスは「投機的な熱狂が株式市場下落のリスクを高めている」と警告。「何でもあり」の相場局面に入ったとの分析もあり、過熱感への警戒が必要な状況となっている。

🇨🇳 中国経済の詳細分析

今週の動向
中国ではAI行動計画を米国に続いて発表し、グローバルな技術競争が激化している。また、**中国で拘束された日本人の半数が「日本の情報機関に協力」**していたとの報道もあり、日中関係の複雑さが浮き彫りになった。
経済面では、EVセクターで「第2の巨大」説が浮上するなど、政府主導の債務短縮により成長に転換が訪れる可能性が指摘されている。

🌐 その他の地域の詳細分析

🇪🇺 欧州
・EU委員長がトランプ氏とスコットランドで会談し、環大西洋貿易戦争回避に向けた協議を実施
・ドイツDAX指数は24,217.50(-0.32%)で小幅下落

🇬🇧 英国
・FTSE 100は9,120.31(-0.20%)で微減
・英国経済は5月にも再び縮小し、予想を下回る結果

🇨🇭 スイス・その他
・貴金属市場では金・銀ともに調整局面
・原油価格は供給懸念の後退で下落

👀来週の注目ポイント

・7月29日(火): 日本・金価格動向生配信
・7月30日(水): Fed会合・Mag 7決算(注目)
・7月31日(木): 米雇用統計(重要)
・8月1日(金): 貿易協議期限(トランプ関税)