植田総裁が石破首相と面会

昨日の氷見野副総裁講演では、
ややタカ派と見られる氷見野副総裁でも
利上げに対しては非常に慎重な姿勢を
見せ、年内利上げは困難と見た市場は
円売りを仕掛けた。

こうした動きを警戒したのか、
本日石破首相が官邸に植田総裁を
呼び、意見交換を行った。石破首相は
物価対策に真剣に対応している姿を
見せたかったのだろう。

この石破・植田会談が今後の金融政策に
どのような影響を及ぼすのかはっきり
しないが、これまでの日銀サイドからの
情報発信では、利上げをして円安を止める
という意思は感じられなかった。今月の
米利下げが予想されているとは言え、
日銀が動かないのであれば、為替相場が
円安方向に転じるタイミングは近いだろう。

本日はJOLTS求人件数がポイント。
市場予想は737.8万件、先月は
743.7万件だった。この数字を下回って
くるようだと、ドル売りになるだろうが、
雇用統計前なので、インパクトは限定的か。