トランプ大統領、FRB議長への圧力を強める
トランプ大統領がパウエルFRB議長に
手書きのメールを送り、日本並みに金利を
引き下げるように要求した。中央銀行の
独立性を明確に侵害する行為だ。
次期FRB議長はトランプ氏の意向を受け、
明確にハト派な議長になることが確実だ。
しかし、それでもしインフレになった場合
誰が責任を取るのだろうか。
中央銀行の独立性は、金融政策を政治家の
手の及ばないところに置くことで、
インフレから国を守ってきた。インフレが
進行すれば、多くの国民がその失敗を
引き受けることになる。
超ハト派のFRB新議長による利下げで、
いずれドルの下落トレンドが強化される
道筋が明確だ。実際に新議長が
専任される前に、市場は前のめりに
織り込み始める。ドル安相場に備えたい。
