FXは100円からトレードできる？100円から始める際のポイントを解説

トレーダー
FXは100円から始められるって本当？
トレーダー
FXを100円から始めるデメリットはないの？
そう思ってFXを始められないということはありませんか？ FXは海外FX業者を利用すれば100円からの証拠金で取引できます。ただし手軽に始められることやリスクを抑えることが可能である反面、トレードが雑になりやすいといった注意点もあります。そこでこの記事ではFXを100円から始めるために必要な知識として、次の内容を詳しく解説しています。

この記事でわかること

FXを100円から始める方法
FXを100円から始める際のポイント
FXを100円からトレードする際の注意点

メリットとともに注意点を押さえておけば、FXを100円から始めてトレード経験を積むことが出来ます。 これからFXトレードを始めたい人はぜひご覧ください。

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Contents

FXは100円から始められる
- 海外FXなら100円からトレードが可能
  - 海外FXでの最小必要証拠金
  - FXを100円からトレードする方法
- 国内FXで100円から始める方法は？
FXを100円から始めるメリット
FXを100円から始めるデメリット
- 1.トレードが雑になりやすい
- 2.利益そのものは小さい
100円から始めるFXの活用方法
- 会社員の場合
- 専業トレーダーを目指す人の場合
FXを100円から始める際のポイント
- 利益を狙うより練習に徹すること
- 値動きの特徴を覚えよう
まとめ：FXは100円からトレード経験を積むのがおすすめ

FXは100円から始められる

FXは100円からの証拠金でトレードを始められます。その理由と具体的な方法を説明します。

海外FXなら100円からトレードが可能

海外FXであれば100円からトレードが可能です。これは最大レバレッジ倍率が1,000倍の業者が多いからです。

海外FXでの最小必要証拠金

たとえば、レバレッジ数が1,111倍の海外FX業者での取引例を見ていきましょう。FXトレードでの最小取引通貨量は1,000通貨（0.01ロット）なので、その1,000通貨のポジションを保有するのに必要な証拠金は1,000/1,111通貨分の取引額となります。たとえばUSD/JPY（ドル/円）の場合、1ドル＝140円であれば最小取引通貨量である0.01ロットのポジションを建てるのに必要な証拠金は次のように計算できます。

140×(1,000/1,111)＝126（円）

FXを100円からトレードする方法

1,111倍のレバレッジの場合、1ドル＝140円であれば0.01ロットの証拠金は126円です。それではFXを100円から始めるにはどうすればよいのでしょうか。そのためには日本円で111円以下の取引額となっている通貨ペアを探します。2023年7月28日の終値でその条件に該当する銘柄は基軸通貨が次のものです。以下は2023年7月28日終値（決済通貨はJPY：日本円）をベースにした0.01ロットの必要証拠金の目安です。

基軸通貨量		2023.7.28 終値	証拠金目安
AUD	豪ドル	93.803	84円
CAD	カナダドル	106.593	96円
NOK	ノルウェークローネ	13.817	12円
NZD	ニュージーランドドル	86.870	78円
TRY	トルコリラ	5.227	5円
ZAR	南アフリカランド	7.988	7円

たとえばCAD/JPY（カナダドル/日本円）の終値（売値）は106.593円なので、売りポジションの0.01ロットの証拠金は次のように計算できます。

106.593×(1000/1111)＝96（円）

国内FXで100円から始める方法は？

国内FX業者の場合、1ロット1,000通貨単位のトレードでは最大レバレッジ25倍を使っても100円の証拠金では取引できません。国内FX業者で100円から始めるには、1通貨単位での取引ができる業者の利用が必要です。 1通貨単位の取引ができればレバレッジを最大の25倍にすると、たとえばUSD/JPYの通貨ペアは1ドル＝140円なら17通貨のポジションを建てられる計算です。ただし通貨量が少ないので、仮に20pipsの利幅が取れた場合でも17×0.2＝3.4（円）の利益にしかなりません。損失額もそれほど大きくなりませんが、国内FX業者での取引では大きな利益は期待できないでしょう。

FXを100円から始めるメリット

海外FXで100円からトレードするメリットには次のものがあります。

トレード経験を積める
トレードスキルを磨ける
利益率は高めになる

それぞれ詳しく説明します。

1.トレード経験を積める

FXで利益を出すには経験を積むことが不可欠です。しかしデモトレードではリアルマネーを使う緊張感を味わえませんし、かといって多額のリアルマネーを使うと大きな損失を出す可能性があります。 FXを証拠金100円から始めれば、損失リスクが小さいので安心してトレードできます。仮にCAD/JPYのポジションを0.01ロット保有して1円の逆行となっても、損失は1,000円で済みます。損失リスクが小さいので安心してトレード経験を積めるのが、FXを100円で始めるメリットだと言えます。

2.トレードスキルを磨ける

FXを100円から始めればトレードスキルを磨くことができます。 FXトレードは一撃で利益を狙うのは難しいものです。これは相場予想を当てるのは難しいためであり、100円の証拠金で建てたポジションのみで確実に利益を出すのは難しいでしょう。そこでロット数を調整して損益を繰り返しながら最終的に利益を確保する、といったトレードスキルを磨く必要があります。FXを100円から始められれば、0.01ロットを1単位とすると複数単位の取引ができます。このように一発で利益を狙うトレードではなく、売買スキルを磨くためにFXを100円から始めるのは役に立ちます。

3.利益率は高めになる

FXを100円から始めても、高めの利益率が狙えることもメリットです。たとえば100円の証拠金でポジションを建てて20pipsの利幅を取ったとしましょう。CAD/JPYなら20pipsは0.20円です。 0.01ロットの1,000通貨なら20pipsの利幅で200円の利益ですが、100円の証拠金で200円の利益となれば利益率は200%です。金額的には大きくなくても、利益率で見るとなかなかの成績だと言えます。もちろん常に0.01ロットの取引で利益を出せるわけではありませんが、利益率で考えると比較的収益を得られるのもFXを100円から始めるメリットです。

FXを100円から始めるデメリット

一方でFXを100円から始めるには次のようなデメリットがあるので注意が必要です。

トレードが雑になりやすい
利益そのものは小さい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.トレードが雑になりやすい

FXを100円から始めるのは小さなリスクで済むメリットがある反面、緊張感を持つのは難しいでしょう。その結果、含み損が生じても損切りせずに放置するといった雑なトレードになる可能性があります。通貨ペアは1日単位で見ると数円の値動きがあります。

含み損が生じた場合、反転を期待してそのまま損失が膨らむと1,000通貨のポジションなら簡単に数千円の損失になります。わずか100円の資金だと考えて雑なトレードをせずに、損切りやドテン（ポジションの切り替え）といった練習を積むようにしましょう。 ▶損切りの決め方はこちらで詳しく解説！

2.利益そのものは小さい

利益率でみるとFXは100円から始めてもよい成績を出せますが、利益額そのものは小さいものです。専業トレーダーとしての取引ではもちろん不十分な利益なので、それなりの資金を投じる必要があります。 100円からのトレードで慣れてきたら、徐々に運用資金を増やすようにしましょう。

100円から始めるFXの活用方法

それでは具体的にFXを100円から始めるならどのように活用するのかを説明します。

会社員の場合

会社員は日中にチャートをチェックする時間はありませんから、FXを100円から取引するならスイングトレードが基本になります。ただし数日間そのままポジションを放置するのではなく、指値と逆指値を使って決済注文を入れておきましょう。建てたポジションとは逆に値が動いたならば、損切りして反対ポジションを建てるような注文を入れておくということです。帰宅後に結果を確認し、損切り値幅などを調整して翌日以降の作戦を立てる、といった運用がおすすめです。

専業トレーダーを目指す人の場合

専業トレーダーを目指すためにトレード経験を積むという人は、FXを100円から始めても生活費を稼ぐことは難しいでしょう。ある程度の蓄えが必要になるので事前に注意をしておきましょう。そのうえで100円から少しずつ証拠金を増やしてロット数を大きくすることをおすすめします。トレード経験が少ないまま大きな資金を投入することはおすすめできません。FXは100円からのトレードで十分に経験を積めることを頭に入れておきましょう。

FXを100円から始める際のポイント

最後にFXを100円から始める際のポイントを説明します。

利益を狙うより練習に徹すること

FXは100円からのトレードでは大きな利益は狙えません。0.01ロットのポジションを建てて一撃で100pipsや200pipsの利幅を狙うのは現実的ではないということです。おすすめなのは損切りと利益確定の値幅を決めて、逆指値と指値による決済注文を活用することです。たとえば損切り値幅を20pipsとし利幅を40pipsとしてみます。ある程度の小さな値動きが続いても、こまめに損切りすることはないでしょう。またリスク・リワードが1:2なので、単純計算で1勝2敗の成績でも損失にはならないことがわかります。会社員の人がスイングトレードをするなら、もう少し値幅を広げてよいかもしれません。専業トレーダーを目指す人なら値幅を小さくしてこまかな利益を積み上げることをおすすめします。

値動きの特徴を覚えよう

FX取引をする人は世界中に多くいますし、当然ながら誰もが利益を出そうと常にチャートをチェックしています。そして方向感が定まらない時は値動きが小さくなり、方向感が出ると一気に値が動きます。通貨ペアはだいたいどれも、このような値動きを繰り返しているものです。値動きが小さいのでなかなか利益が出ないという場面は、値が大きく動く前兆であると捉えてポジションを建てておくことをおすすめします。

まとめ：FXは100円からトレード経験を積むのがおすすめ

FXは海外FXを利用すれば1,000通貨を100円からの証拠金でトレードできます。利益を出せるようになるまではトレード経験が必要なので、リスクを抑えて始めるのには最適です。 BigBossなら100円からFXトレードができる銘柄が数多くあります。トレード経験を積みたい人はBigBossで始めることをおすすめします。