FXの取引をする際に、スプレッドの狭さで口座を選ぶ人も多いでしょう。
ただ、公式サイトでスプレッドの狭さをアピールしているFX業者であっても、常に取引コストが低いわけではありません。
より取引コストを抑えたいのであれば、リアルタイムスプレッドを把握しておく必要があります。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- リアルタイムスプレッドと他のスプレッドの違い
- リアルタイムスプレッドを見る際の注意点
この記事を読めば、想定以上に取引コストが高くなるリスクを避けられます。
ぜひ、最後まで読んでみてください
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Contents
リアルタイムスプレッドとは?
FXで利益を出すには、スプレッドを把握する必要があります。
ただ、海外FX業者の多くは、変動スプレッドを採用しています。
そのため、スプレッドが常に変動しており、取引する時間帯や相場環境によっても変わるので注意が必要です。
まずは、FXで取引する際のスプレッドの算出方法について、順番に見ていきましょう。
4種類のスプレッドの定義
FXのスプレッドは以下の4種類です。
最小スプレッド | ある期間内で最も狭いスプレッド |
最大スプレッド | ある期間内で最も広いスプレッド |
平均スプレッド | ある期間内の平均的なスプレッド |
リアルタイムスプレッド | 現在の時間のスプレッド |
FX業者の公式サイトで公開されているケースが多いのは、最小スプレッドです。
なぜなら、最も狭いスプレッドを公開すれば、トレーダーに取引コストが低い印象を与えられるからです。
また、平均スプレッドやリアルタイムスプレッドを公開しているFX業者もあります。
一方で、最大スプレッドのみを公開しているFX業者は多くありません。
リアルタイムスプレッドが重要な理由
スプレッドが狭いFX業者を探しているのであれば、紹介した4種類のうち最も信憑性が高いリアルタイムスプレッドを基に選びましょう。
なぜなら、FX業者の公式サイト上で公開されている最小スプレッドや平均スプレッドは、過去のものだからです。
スプレッドは、時間帯や相場環境次第で変わるため、常に最小もしくは平均的なスプレッドで取引できるわけではありません。
したがって、最小スプレッドのみを見てFX業者を選ぶと、以下のような事態に陥る可能性があります。
- 普段は狭いけど、経済指標が発表されたらスプレッドが他社よりも広がった
- 自分の取引する時間に最小スプレッドが提示されるケースがほとんどない
一方で、リアルタイムスプレッドを見てFX業者を選んだ場合は、スプレッドが狭い時と広がる時の両方を確認可能です。
よって、想定していた以上に取引コストが増える可能性は低くなります。
スプレッドの狭さでFX業者を選ぶ時は、口座開設をする前にリアルタイムスプレッドを確認しておきましょう。
リアルタイムスプレッドの確認方法
リアルタイムスプレッドを確認する際、最も簡単なのは取引プラットフォームにログインする方法です。
ただし、MT4やMT5などの取引プラットフォームにログインしただけでは、各通貨ペアの買値と売値しかわかりません。
買値から売値を引いて、スプレッドを計算する必要があります。
この方法では、取引するたびにスプレッドを計算しなければならないので、スキャルピングやデイトレードをする時にはおすすめできません。
そこで、パソコンとスマホそれぞれ以下の方法でスプレッドを確認する方法を紹介します。
パソコン版MT4での確認方法
パソコン版MT4でリアルタイムスプレッドを確認する場合は、画面左にある気配値表示のどこでも良いので右クリックしましょう。
そして、「スプレッド」の箇所をクリックします。
すると、新たに一番右側の箇所にスプレッドが表示されるようになります。
スマホ版MT4での確認方法
次にスマホ版MT4でのリアルタイムスプレッドの確認方法を見ていきましょう。
スマホ版MT4でリアルタイムスプレッドを確認する場合、画面上の「シンプルモード」を「詳細モード」に切り替えるだけでできます。
パソコンよりも簡単な操作でスプレッドを表示できるようになります。
リアルタイムスプレッドを確認する際の注意点
リアルタイムスプレッドを確認して、取引コストを抑えたい人は、5つの点に注意しましょう。
- デモ口座とリアル口座ではスプレッドが異なる
- 取引する時間帯のリアルタイムスプレッドを確認する
- STP口座よりもECN口座の方がスプレッドが狭くなる
- 公式サイトよりも取引プラットフォームからの確認がおすすめ
- 取引画面のスプレッドには取引手数料は含まれていない
それぞれの注意点について解説していきます。
1. デモ口座とリアル口座ではスプレッドが異なる
デモ口座とリアル口座では、スプレッドが異なる点は把握しておきましょう。
実際にBigBossのスタンダード口座のリアル口座とデモ口座のスプレッドを比較(2022年11月2日21時4分30秒時点のもの)してみました。
まず、以下の画像はリアル口座です。
そして、次にデモ口座のスプレッドを比較してみましょう。
最後にリアル口座とデモ口座のスプレッドを、以下の表にまとめてみました。
通貨ペア | リアル口座 | デモ口座 |
GBP/USD | 2.3pips | 2.1pips |
USD/CHF | 1.7pips | 1.9pips |
EUR/USD | 1.6pips | 1.6pips |
USD/JPY | 1.7pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 2.1pips | 2.3pips |
GBP/JPY | 1.9pips | 1.7pips |
AUD/JPY | 1.6pips | 1.9pips |
※スプレッドは2022年11月2日21時4分30秒時点のもの
GBP/USD(ポンド/ドル)・USD/JPY(ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)の3通貨ペアについては、デモ口座の方が狭いスプレッドです。
しかし、USD/CHF(ドル/スイス)・EUR/JPY(ユーロ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)については、リアル口座の方が狭いスプレッドとなりました。
また、一般的に取引量が増える時間帯や早朝については、デモ口座の方がスプレッドが狭くなる可能性が高くなります。
なぜなら、注文が殺到するリアル口座とは異なり、デモ口座では約定が安定しているからです。
そのため、デモ口座とリアル口座では、損益が全く違うケースも珍しくありません。
2. 取引する時間帯のリアルタイムスプレッドを確認する
自分が取引する時間帯かつ通貨ペアのリアルタイムスプレッドを確認しましょう。
例えば、毎日21時〜0時まで取引しているのに、午前中のリアルタイムスプレッドを確認しても意味がありません。
よって、取引する時間帯に口座へログインして、実際にスプレッドが狭いままで安定しているのか確認する必要があります。
普段のスプレッドは狭くても、経済指標発表前後になると、大きく広がるケースも珍しくありません。
取引量が増えてもスプレッドが広がりにくいFX業者を選ばないと、取引コストが高くなるので注意が必要です。
3. STP口座よりもECN口座の方がスプレッドが狭くなる
ほとんどのFX業者ではSTP方式の口座とECN方式の口座を提供しています。
このうち、より狭いスプレッドが取引しやすいのはECN方式の口座です。
以下の表は、ドル/円のスプレッドをそれぞれ比較した結果です。
FX業者 | STP方式の口座 | ECN方式の口座 |
BigBoss | 2.2pips | 2.1pips |
XM | 2.4pips | 1.6pips |
HFM | 2.0pips | 1.5pips |
※スプレッドの数値は2022年10月24日11時30分時点のもの
※表に記載されているスプレッドは、往復の取引手数料を含めた実質スプレッドです。
どのFX業者もECN方式の口座の方が、スプレッドは狭くなります。
よって、取引コストを抑えたいのであれば、ECN口座のリアルタイムスプレッドを確認しましょう。
4. 公式サイトよりも取引プラットフォームからの確認がおすすめ
一部のFX業者では、公式サイトでリアルタイムスプレッドを確認できます。しかし、公式サイトよりも取引プラットフォームからの確認をおすすめします。
その理由は、公式サイト上では全てのリアルタイムスプレッドを確認できないからです。
実際、ドル/円やユーロ/ドルなど人気の高い通貨ペアのスプレッドは確認できるFX業者も多くあります。
ただ、ドル/トルコリラやランド/円といったマイナー通貨やエキゾチック通貨についても、公式サイト上で公開しているFX業者は少ないのが現状です。
マイナー通貨やエキゾチック通貨も取引したい人は、取引プラットフォームから確認しなければ、リアルタイムスプレッドがわかりません。
また、一部の口座のみしかスプレッドを公開していないFX業者も多くあるので注意しましょう。
5. 取引画面のスプレッドには取引手数料は含まれていない
ECN口座で取引する場合は、スプレッドとは別に取引手数料を含めた実質スプレッドを自分で計算する必要があります。
取引手数料は、各FX業者によって異なるので、リアルタイムスプレッドが狭い=トータルの取引コストが低くなるとは限りません。
取引手数料が他社の2倍以上高いFX業者もあるため、必ず実質スプレッドを見て判断しましょう。
まとめ:リアルタイムスプレッドを見て口座を選ぼう
取引コストを抑えられる海外FX業者を検討している場合は、必ずリアルタイムスプレッドの数値を基に判断しなければなりません。
なぜなら、最小スプレッドや平均スプレッドが狭くても、いつもそのスプレッドで取引できるわけではないからです。
また、たくさんの利益を得るためには、スプレッドの狭さだけでなく約定力やレバレッジの高さなども参考にFX業者を選びましょう。
約定力やレバレッジが高いFX業者を探しているなら、BigBossをおすすめします。
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- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
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また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
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