


と疑問に思ったことはありませんか?
相場の値動きは完全に偶然で、過去の値動きから将来の価格を予測できないという考えを、理論としてまとめたものが「ランダムウォーク理論」です。
この理論だけを見ると、FXにおけるテクニカル分析は無意味、FXはただのギャンブルと不安に思うこともあるでしょう。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ランダムウォーク理論とは何か
- FXの相場においてどこまでランダムなのか
- ランダムウォーク理論を前提とした考え方とトレード手法
FXの相場でもランダムウォークな値動きは存在しますが、すべてが完全にランダムではないため、規則性がある部分を見つけることでしっかりと攻略できます。
ランダムウォーク理論に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
FXにおけるランダムウォーク理論とは
ランダムウォーク理論とは、為替レートや株価の価格変動には規則性がなく、「次にどちらに動くのかはほぼランダムで決まる」という考え方です。
直前まで価格が上昇していたからといって、次の値動きも上昇するとは限らず、過去の値動きを見ても将来の値動きは正確に予測できないという前提です。
ランダムウォークはサイコロやコイン投げに近く、次の値動きは規則性ではなく運で決まるようなランダム性がある、と考える理論となります。
価格変動に規則性はないという考え方
ランダムウォーク理論は、価格変動に規則性はないと考える理論です。
例えば、直前までFXのレートが上昇していたからといって、次の値動きも上昇するとは限らず、過去の値動きを見ても将来の値動きは予測できない前提に立ちます。
ランダムウォークの名前の通り値動きはランダム(規則性がない)であり、今後の値動きについては過去の値動きが参考にならないと考えます。
サイコロやコイン投げでイメージするランダムウォーク
ランダムウォークのランダムは、サイコロやコイン投げを思い浮かべると分かりやすいです。
例えば、サイコロを投げて偶数なら1円上昇、奇数なら1円下落、というルールで現在のレートから1回ずつ動かしていくとします。
このとき、各方向への値動きは毎回独立しており、前回の結果とは関係なく次の値動きが決まるので、チャートはランダムにさまよう線が形成されます。
このように、一歩ごとに変化方向をランダムに積み重ねていく軌跡をランダムウォークと呼び、この軌跡が相場の値動きの本質に近いと考える理論でもあります。
ランダムウォーク理論と深く関係する効率的市場仮説の3段階
ランダムウォーク理論とセットで語られることが多いのが、効率的市場仮説です。
「市場は効率的なので、利用可能な情報はすぐに価格に織り込まれる」という考え方で、一般的には次の3段階の仮説に分けられます。
1.ウィークフォーム:過去の価格や出来高などのチャート上の情報は全て現在の価格に織り込まれている
2.セミストロングフォーム:決算や経済指標などのファンダメンタルズ(公開情報)もすべて素早く価格に織り込まれている
3.ストロングフォーム:インサイダー情報(非公開情報)も全て価格に織り込まれている
この効率的市場仮説とランダムウォーク理論は相性が良く、過去のチャートパターンやテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析から将来の値動きは予測できない、という主張の土台となっているのです。
ランダムウォーク理論で「テクニカル分析は無意味」なのか
ランダムウォーク理論では、全ての情報が価格に織り込み済みなので、値動き予測は無意味と考えます。
しかし、本当に実際の為替相場で値動きの予測ができるテクニカル分析は無意味なのでしょうか。
次に実際の相場で、ランダムウォーク理論通りになるのかを、テクニカル分析を軸として考えてみましょう。
完全なランダムウォークなら億トレーダーは存在しない
まずFXの世界には利益を出し続ける億トレーダー、プロのトレーダーが存在します。
もし、為替相場が完全なランダムウォークなら、値動きの予測などが行えないため、長期的に大きく勝ち続けられるトレーダーはほとんど現れません。
ランダムで勝率が50%に近づく場合、誰がトレードを行っても結果に差は出ず、手数料が引かれることを考えると、ほぼ全員が負けてしまう成績となるでしょう。
しかし現実には、
・何年も利益を積み上げ続けるトレーダー
・相場環境が変化しても独自の分析で稼ぎ続けるトレーダー
が少なからず存在します。
この勝つトレーダーの存在が「相場は全てがランダムではない」という可能性を示し、実際の相場には「ランダムではない規則性のある偏りや優位性が存在する」を証明すると考えられます。
そのため、FXの世界で利益を上げ続けるトレーダーが存在することから、完全なランダムウォークは存在しないと言えるのです。
テクニカル分析は完全予測ではなく優位性を予測する
テクニカル分析は、相場の「ランダムではない偏り=優位性」を探すための技術です。
過去のチャートから一定のパターンを見つけ、今後も同じような値動きが起きるのかを確率的に予測します。
つまり、次の値動きを100%当てるものではなく、「この形なら上がる確率が少しだけ高い」といった小さな期待値のプラスを探すイメージです。
強いトレンド後の押し目買いや、下降トレンドでの戻り売りなども、その小さな期待値を利用した考え方と言えます。
先ほど紹介した億トレーダーなどは、この小さな期待値のプラスを積み上げることを得意としており、その期待値を見つけるためにテクニカル分析を活用しているケースが多いです。
そのため、ランダムではない優位性や規則性を見つけるうえで、テクニカル分析は重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
FXのチャートでランダムウォーク的な動きと規則性が出る場面の違い
ランダムウォークな相場において、テクニカル分析は優位性を見つけるために重要なツールであることを紹介しました。
FXのチャート自体も、完全にランダムウォークなわけではなく状況によって変わります。
- ランダムウォークに近づきやすい状況
- ランダムではなく規則性が生まれる状況
上記2つに分けて、実際の相場で出現するパターンを解説しましょう。
ランダムウォークに近づきやすい状況
実際のFXのチャートである相場は、ランダムウォークに近づきやすい状況と、逆に規則性が生まれる状況が存在します。
ランダムウォークに近づきやすい状況としては、以下の場面が存在します。
・重要指標や要人発言、突発的なニュースの発表:発言や発表内容に市場が反応しきらず、買いと売りが乱れてランダムに動きやすい
・出来高と流動性が低い時間帯:市場参加者が少ない時間帯は小さな注文で値動きが飛びやすく、テクニカル分析が効きにくい相場となる
・明確な材料がない様子見の状況:重要指標発表前や明確なトレンドが出ないときも、小刻みな値動きだけが続きランダムとなりやすい
このような状況では、相場に明確な優位性が出ないためランダムウォークな相場となりやすいです。
ランダムではなく規則性が生まれる状況
ランダムではなく、規則性が生まれる状況には以下のものがあります。
・明確なトレンドが出ているとき:上昇と下落のトレンドが続くときには、明確にトレンドが続く規則性が生まれる
・レンジ相場が形成されたとき:レンジ相場で反発する高値と安値のラインがあれば、明確な往復の値動きが出現する
・重要なファンダメンタルズ要因で方向がそろうとき:金融政策の方向性や景気の強弱で、大きなテーマと相場の方向性が揃うとき(例:金利引き下げと金融緩和で通貨は円安に動く)
このように、FXのチャートはいつでもランダムというわけではなく、ランダムに近い場面と規則性が出やすい場面が混在しているのです。
FXのチャートは完全なランダムウォークではない
ここまで、ランダムウォーク理論と実際のFXの相場におけるランダムウォークについて解説してきました。
ランダムウォーク理論はすべての場面に該当するように思えますが、
・完全なランダムウォークなら億トレーダーは存在しない
・テクニカル分析は完全予測ではなく優位性を予測する
・ランダムウォークに近づきやすい状況
・ランダムではなく規則性が生まれる状況
からすべての場面でランダムウォークとなるわけではないことが分かります。
つまり、FXのチャートは完全なランダムウォークではなく、ランダムウォークとなる状況と規則性がある状況に分けられるのです。
そして、規則性ある状況を見極めるためのツールがテクニカル分析であり、それらを理解して規則性ある部分で勝ち続けるトレーダーも存在します。
ランダムウォーク理論を前提とするなら、FXのチャートでは規則性ある状況を見つけることが攻略のカギとなるのです。
ランダムウォーク理論と相性の良いFXトレード戦略
FXの相場をランダムウォークな状況と規則性ある状況に分けて考えるときには、それぞれの状況を活かした相性の良いトレード戦略が存在します。
- ランダムウォーク理論を前提にしたトレードの考え方
- トレンドをフォローする順張りトレード
- ランダムではなく規則性が生まれるレンジ相場攻略
ランダムウォーク理論を前提としたトレードの考え方と、規則性ある場面で有効となる戦略を、それぞれ順番に紹介していきます。
ランダムウォーク理論を前提にしたトレードの考え方
ランダムウォーク理論を前提にするということは、「相場は完璧に読めない」という前提を受け入れることになります。
実際のFXの相場ではランダムウォークとなる状況の相場があり、以下の考え方を持ったトレード戦略が有効となります。
・勝率はランダムで50%に近づく
・リスクリワードや期待値を重視する
・積み重ねでトータルの期待値をプラスにする
という考え方です。
ランダムウォークな相場では勝率を上げることが難しいため、リスクリワードをしっかり設定し、期待値を上げていくトレードの考え方が相性が良いです。
できるだけコツコツドカンを避けて、生き残ることを意識したトレードが重要となります。
トレンドをフォローする順張りトレード
相場に明確な規則性が生まれる状態として、トレンド発生時の相場があります。
トレンドが発生しているときには、以下の手法が有効になります。
・上昇トレンド:買いトレード、押し目買い(一瞬安くなった時に買う)
・下降トレンド:売りトレード、戻り売り(一瞬高くなった時に売る)
これは順張り手法で、規則性に従うトレードとして期待値を積み重ねられます。
このように、規則性ある相場が訪れたときには、テクニカル分析を活用してトレンドを見極め、トレンドがはっきりする区間だけトレードを行う戦略が有効です。
ランダムではなく規則性が生まれるレンジ相場攻略
もう一つの規則性が生まれる状態として、レンジ相場があります。
一定の価格帯で何度も高値と安値が反発する状態であり、レンジ相場中は往復運動のようなチャートが形成されます。
・上限付近では戻り売り
・下限付近では押し目買い
といった往復を狙うトレードが有効です。
レンジ内の細かい値動きはトレンド相場に比べると規則性は劣りますが、それでも上限と下限での反発は起こります。
少し難しい相場ではありますが、ランダムウォークな相場に比べると十分攻略可能な場面となります。
まとめ:完璧に当てるのではなく長期で勝ち残る発想を知ろう
ランダムウォーク理論は、FXの為替レートは「次にどちらに動くのかはほぼランダムで決まる」という考え方です。
理論の一つとしては確かにFXの相場でも当てはまり、ランダムウォークなチャートの動きに対してはしっかりとした対策が必要です。
ただし、完璧に全ての相場がランダムウォークとなるわけではなく、ランダムウォークな状態と規則性ある状態の2種類から相場は形成されます。
そのため、勝てるトレーダーはランダムウォークな相場は避け、規則性ある相場だけ攻略するといったトレードを用いていたりするのです。
ちなみに、規則性あるトレンド相場をしっかりと攻略するなら、資金効率を上げて利益を増やす意識も大切です。
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BigBossコラム編集部