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リーマンショック級の大暴落で大儲けできるのか?FXで稼げるのかを解説!

リーマンショック級の大暴落で大儲けできるのか?

トレーダー
リーマンショックの時にFXってどうなったの?

トレーダー
あんな大暴落がまた起きたら、もしかしてチャンス?

なんて考えたことはありませんか?

2008年のリーマンブラザーズの経営破綻を発端に、株価や為替レートが大暴落したのがリーマンショックです。

リーマンショックの影響は非常に強く、日本の景気もしばらくは弱い状況が続きましたが、あの大暴落の中でも大儲けした人が居たことも事実です。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • リーマンショック時のドル円の動き
  • リーマンショック級の大暴落で大儲けできるのか
  • また大暴落が起きた時に取るべき行動

リーマンショック級の大暴落は為替においてチャンスと見ることもできますが、実際にトレードが行えるのかは別の話となるため、事前に大暴落時のトレード事情を把握しておく必要があります。

リーマンショックや大暴落時のトレードに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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リーマンショックとは

リーマンショックとは、2008年9月15日に米国の大手投資銀行リーマンブラザーズの経営破綻をきっかけに、世界的な金融危機が発生したことです。

米国で信用力の低い人向け住宅ローン(サブプライムローン)が金融商品(証券化商品)に組み込まれ、不動産価格の下落からローン返済の延滞が急増し、サブプライムローンを含む大量の証券化商品が破綻しました。

その結果、証券化商品を大量に抱えていた金融機関の損失が拡大し、リーマンブラザーズは資金調達が間に合わずに経営破綻となりました。

リーマンブラザーズの破綻から広がった大暴落

リーマンブラザーズの経営破綻の影響は、世界的に広がり株式市場や為替市場にも大きな影響を与えました。

米国のNYダウは2007年の高値から2009年の安値まで約54%近くも下落し続け、日経平均株価も一時は7,000円台を記録したのです。

特に為替の米ドル円においては、米ドルからのリスク回避の流れで円が買われ、120円台から90円台まで急激に円高が進みました。

株価や為替において大暴落が起きたこともあり、投資を行う上で学ぶべき歴史の一つになっているのです。

リーマンショック時の米ドル円のチャート

リーマンショック時の米ドル円のチャート

実際にリーマンブラザーズが経営破綻した、2008年9月からの米ドル円のチャートを確認してみましょう。

2008年8月には1ドル110円台の価格を記録していましたが、翌月の9月には急落を始めました。

その後、10月には1ドル100円台を割り1ドル91円台まで下がり、2012年の1月まで米ドル円のチャートは下がり続けました。

2011年から2012年にかけては1ドル75円台を推移し続け、2012年2月からは米ドル円の下落(円高)が収まり、2012年10月より大きく上昇(円安)していくこととなります。(日銀の金融緩和とアベノミクスへの期待)

ちなみに、2010年から2011年までの下落(円高)については、ギリシャ危機によるリスク回避による円買いが続いたことも影響しています。

リーマンショック時に大儲けした事例

株式市場や為替市場で大暴落を引き起こしたリーマンショックですが、その暴落時でも大儲けした投資家たちが存在します。

  • マイケル・バーリ氏:空売りで大儲け(映画化:マネーショート)
  • 鈴木健吾氏:FXでリーマンショック時に売りで1,000万円儲けた
  • ウォーレン・バフェット氏:暴落で安くなった優良企業の株に投資

大暴落を狙った空売りを行った投資家の他に、株式市場においてはその後の株価回復を狙った買いによって儲けた投資家も存在します。

このように、大暴落時には株式や為替において売り(空売り)によって大儲けすることができ、その後の上昇を狙った買いによる取引でも大儲けを狙うことが可能なのです。

リーマンショック級の大暴落でFXは大儲けできるのか

ここまでリーマンショック時の状況や大暴落によって大儲けしてきた事例を紹介してきました。

FXの世界でも大暴落で大儲けした事例が存在しますが実際に今後、リーマンショック級の大暴落が再び起きたとして大儲けできるのではないかと考える人もいるでしょう。

その答えとしては、ごく一部少数の人は大暴落で儲けられる可能性がありますが、多くの人は大儲けすることは難しいのが現実です。

なぜなら、大暴落は多くの人が予測することができず急に発生し、値動きの激しさ、急な方向転換(値動きの反転)、暴落に対して恐れを抱くこともあり、トレード自体が難しいためです。

実際に、リーマンショックでは大儲けできたのはごく一部の人であり、多くの人が予測など全くできない状況で、大暴落に巻き込まれて資産を失う結果となりました。

そのため、今後FXにおいて大暴落が起こった場合に、大儲けできる可能性は低いことを覚えておきましょう。

リーマンショック級の大暴落で大儲けが難しい理由

リーマンショック級の大暴落で大儲けすることは難しいと紹介しました。

次にFXのトレードで、なぜ大暴落で大儲けすることが難しいのかを深堀してみたいと思います。

順番に大暴落で大儲けすることが難しい理由を確認していきましょう。

値動きの予測が困難なため

リーマンショックの時もそうでしたが、大暴落は急に起こり、予測できない場合がほとんどです。

他の大暴落を見ても予期せぬ場面で大暴落が起きており、ファンダメンタル(ニュースなど)や市場心理で一気に価格を下げます。

当然ながらテクニカル分析が効きにくい場面であり、大暴落の原因となる情報も知れるのは大暴落の後だったりする場合も多いです。

そのため、大暴落を予測することは非常に難しく、大暴落の起点からトレードを行うことも不可能に近いことを覚えておきましょう。

ボラティリティが高すぎてロスカットされやすい

大暴落が発生する時には、普段の数倍以上の値幅が一瞬で動く特徴があります。

軽い気持ちでトレードを始めると、即座に大きな含み益が発生したり、逆に大きな含み損が発生しやすい状況です。

特に含み損が発生した時には、一瞬の値動きでロスカットされてしまい、資金の大半を失ってしまう恐れもあります。

含み損を耐えて含み益に変わるまで待つことが難しく、大儲けする前に相場から退場してしまうことも珍しくありません。

特にレバレッジとロットの設定でリスクが高い状態にあるほど、ロスカットされやすくなるため注意しましょう。

トレンドが急変しやすい

リーマンショック時の値動きを見ると分かりますが、一方的な下落が起こるのではなく、一時的な反発上昇が入りながら下げていきます。

下げが続いていたかと思えば上昇が続くこともあり、容易にエントリーできない場面が続きます。

このまま下げ続けると思って売りでトレードを始めたとしても、次の瞬間には上昇で含み損を抱えてしまう可能性も十分にあります。

特に大暴落発生時には値動きやトレンドの急変も、早い速度で起こるため先ほどのロスカットされやすいリスクも付きまとうため気を付けましょう。

値動きにメンタルが付いていけない

大暴落時にトレードを行うと、含み益と含み損がものすごい早さで増えることが多いです。

一瞬の内に資金が倍以上に増えることもあれば、逆に資金が半分に減ってしまうこともあります。

通常のトレード時では起こり得ない損益が発生し、メンタルも損益に応じて急変しやすく感情のコントロールが難しくなります。

大暴落に合わせてもっと資金を増やしたくなる欲望、含み損が出た時には一瞬で資金が溶ける恐怖を味わい、コントロールが難しくなり冷静な判断がトレードで下せなくなるのです。

メンタルはトレードの判断に大きな影響を与えやすく、大暴落時に無理に手を出してしまう原因を作ってしまう恐れもあるでしょう。

FXでリーマンショック級の大暴落が発生した時に取るべき行動

FXでリーマンショック級の大暴落が発生した時に、取るべき行動も紹介します。

大暴落が発生した時に、あらかじめ取るべき行動を決めておけば、無暗に損失を出してしまうトレードを回避できるようになります。

順番に大暴落が発生した時に取るべき行動を確認していきましょう。

資金を守ることを最優先にする

リーマンショック級の大暴落が発生する時に、値動きが激しく予測も難しいハイリスクな場面です。

無理にトレードを行うのではなく、少しでも資金を減らさないために守ることを最優先に行動しましょう。

FXの相場で一番大切なことは、相場から退場しないことであり、リスクが高すぎる場面においては生き残ることが最優先となります。

資金を守るためのスキル「損切り」について

むやみに飛びつくトレードを行わない

下がり続ける相場を見ると、どうしてもトレードを行ってしまいたくなるでしょう。

しかし、単に下がり続けるという理由だけでトレードを行っても、勝てないことが多く典型的な負けパターンです。

特にリーマンショック級の大暴落が発生した時には、スプレッドやスリッページが拡大しやすく、エントリーをした瞬間に含み損が発生してしまうことも珍しくありません。

そのため、大暴落発生時に無理にでもトレードを行いたいのであれば、しっかりと戦略を立ててからトレードを行うようにしてみましょう。

スリッページの解説はこちら

値動きが落ち着くまで相場から離れる

大暴落が発生した時に、値動きが落ち着くまで無理にトレードを行わないためにも、相場から離れることも有効な選択となります。

特に大暴落はファンダメンタルの影響によって大きく動き続けるため、テクニカル分析を行うトレーダーとは相性が悪い場面です。

大暴落が収まるまで相場から離れて、相場が落ち着いてテクニカル分析が有効的に使えるようになってから、トレードを再開すると良いでしょう。

まとめ:大暴落時にはポジションを持たないことも戦略の一つ

リーマンショックは、2008年9月15日に米国の大手投資銀行リーマンブラザーズの経営破綻をきっかけに、株価や為替レートが暴落したことで歴史的な大暴落の一つとして記録されています。

米ドル円を見ると大暴落の影響は数年に渡って続き、投資家だけではなく世界中の人々に影響を与えました。

FXのトレードを取り組むうえでは学ぶべき歴史の一つであり、どのような大暴落が起こったのかを学んでおけば、次の大暴落でもしっかりと立ち回れる戦略を立てられるでしょう。

ちなみに、大暴落に備えるならゼロカット採用のFX業者を利用すると安心です。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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