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アセンディングトライアングルとは?見つけ方やトレード手法をわかりやすく解説

2025年4月1日

アセンディングトライアングルとは?

トレーダー
アセンディングトライアングルって何?

トレーダー
どうやって使うテクニカル分析なの?

といった疑問はありませんか?

アセンディングトライアングルとは、買い勢力が強いことを示す、三角形のチャートパターンのことです。

シンプルなチャートパターンで、エントリーや決済のタイミングがわかりやすいのが特長です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • アセンディングトライアングルの概要
  • アセンディングトライアングルの見つけ方
  • 具体的なトレード手法と取り入れるときのコツ

アセンディングトライアングルの使い方を押さえておけば、上昇トレンドに乗って大きな利益を狙いやすくなるでしょう。

FXトレードの幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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Contents

アセンディングトライアングルとは

アセンディングトライアングルとは、高値同士をつなぐレジスタンスラインと、安値同士をつなぐサポートラインが形成する上昇型の三角形のチャートパターンです。

アセンディングトライアングルとは

アセンディングトライアングルが出現すると、買い勢力が売り勢力より強いと判断できます。

上昇トレンド発生中に確認できたら上昇トレンドの継続、レンジ相場で見られたら上昇トレンドへの転換を予測してトレードするのが有効です。

ディセンディングトライアングルとの違い

アセンディングトライアングルとの違いは、三角形の向きと予測できるトレンド方向です。

ディセンディングトライアングルは、下落型の三角形のチャートパターンで、下降トレンドの発生や継続を示唆します。

ディセンディングトライアングル

チャートがサポートラインを下に突き抜けると、大きな下落が起こる可能性が高まります。

アセンディングトライアングルの見つけ方

アセンディングトライアングルは、以下の流れでチャートを確認すると見つけやすくなります。

  1. ほぼ同じ水準で高値が止まっている箇所を見つける
  2. 安値が徐々に切り上がっていることを確認する

順番に詳しく解説します。

1.ほぼ同じ水準で高値が止まっている箇所を見つける

まずは、下図のようにほぼ同じ水準で高値が止まっているポイントを見つけます。

アセンディングトライアングルの見つけ方①:ほぼ同じ水準で高値が止まっている箇所を見つける

この部分をつないだ線がレジスタンスラインとなります。

3回以上同じ価格帯で止まっていれば、信頼性の高いレジスタンスラインが引けます。

2.安値が徐々に切り上がっていることを確認する

安値が徐々に切り上がっていることを確認し、右肩上がりのトレンドラインを引きます。

アセンディングトライアングルの見つけ方②:安値が徐々に切り上がっていることを確認する

このラインは、サポートラインとして安値が反発する価格帯として機能します。

安値が徐々に上がっていることから、買い圧力が強まっている相場であると判断できます。

トレンドラインの引き方はこちらで詳しく解説!

アセンディングトライアングルの値動きのパターン

ここでは、アセンディングトライアングルにおける3つの値動きのパターンを紹介します。

上に抜けてそのまま上昇

アセンディングトライアングルの値動きのパターン①:上に抜けてそのまま上昇

レジスタンスラインを上に突き抜けてそのまま上昇する値動きは、基本的な形とされています。

買い圧力が強いときに発生する形で、ラインブレイクが確認できたらエントリーチャンスです。

上に抜けた後にレジスタンスラインに戻って再度上昇

アセンディングトライアングルの値動きのパターン②:上に抜けた後にレジスタンスラインに戻って再度上昇

レジスタンスラインを上に突き抜けた後に、価格が戻って再度上昇することがあります。

この値動きは、上に突き抜けた後に一度売り圧力が強まることで見られます。

一時的に下落した後に再度上昇が見られたら、買いエントリーを入れるのが効果的です。

サポートラインを下に抜けた後に上昇

アセンディングトライアングルの値動きのパターン③:サポートラインを下に抜けた後に上昇

レジスタンスラインをブレイクする前に、サポートラインを下に突き抜けることがあります。

サポートラインを割るので、未完成のチャートに見えますが、価格が戻って上昇トレンドが継続する可能性もあります。

サポートラインを割った場合でも、レジスタンスラインを上に突き抜けたことが確認できるまでエントリーを待つのがおすすめです。

アセンディングトライアングルのだましのパターン

サポートラインの下抜けが見られたときは、だましとなることがあります。

ここでは、だましのパターンを紹介します。

レジスタンスラインを上に抜けた後に下落

アセンディングトライアングルのだましのパターン①:レジスタンスラインを上に抜けた後に下落

レジスタンスラインを上に突き抜けた後に、価格が戻ってサポートラインを割るパターンがあります。

この場合は、上に抜けた直後に買いエントリーをしていると、損失を受けることになります。

損失の拡大を防ぐためにも、損切りラインを決めておきましょう。

レジスタンスラインで反発した後に下落

アセンディングトライアングルのだましのパターン②:レジスタンスラインで反発した後に下落

レジスタンスラインを上に突き抜けることなく、サポートラインを割って下落するパターンもあります。

三角の中でエントリーすると、大きな損失を受ける可能性があるので注意が必要です。

だましによる大きな損失を受けないためにも、損切りラインを決めたうえでエントリーしましょう

アセンディングトライアングルを活用したトレード手法

ここでは、アセンディングトライアングルを活用する際のエントリーや決済の目安を紹介します。

エントリーポイント

アセンディングトライアングルの代表的なエントリーの目安は「レジスタンスラインを上に抜けたとき」または「サポートラインを反発したとき」です。

レジスタンスラインを上に抜けたとき

一つ目は、レジスタンスラインを上に突き抜けた後の押し目です。

アセンディングトライアングルを活用したエントリーポイント:レジスタンスラインを上に抜けたとき

価格が三角形の中に戻らないことを確認した後にエントリーするため、だましに遭うリスクを下げられます。

下図のように押し目の後に直近の高値を超えた部分でエントリーするのも効果的です。

アセンディングトライアングルを活用したエントリーポイント:レジスタンスラインを上に抜けたとき

サポートラインを反発したとき

サポートラインでの反発を確認して、エントリーする手法もあります。

この場合は、レジスタンスラインを上に突き抜ければ、大きな利益を狙える可能性があります。

ただし、サポートラインを下に抜けてだましになるリスクもあるので注意が必要です。

利益確定ポイント

アセンディングトライアングルでは「起点とレジスタンスラインまでの値幅と同じ幅上昇したとき」と「サポートラインを下に抜けたとき」を利益確定の目安にするのが効果的です。

起点とレジスタンスラインまでの値幅と同じ幅上昇したとき

利益確定は、アセンディングトライアングルの起点とレジスタンスラインまでと同じ値幅の上昇があったタイミングにするのがおすすめです。

アセンディングトライアングルを活用した利益確定ポイント:起点とレジスタンスラインまでの値幅と同じ幅上昇したとき

レジスタンスラインを上に突き抜けたときは、起点となる安値の2倍ほど上昇する可能性があります。

サポートラインを下に抜けたとき

サポートラインを下に突き抜けたときに利益確定をする手法もあります。

アセンディングトライアングルを活用した利益確定ポイント:サポートラインを下に抜けたとき

サポートラインを目安にするため、決済価格が視覚的にわかりやすくなります。

損切りポイント

アセンディングトライアングルでは、以下の3つが損切りの目安となります。

  • 直近の安値を割ったとき
  • サポートラインを割ったとき
  • レジスタンスラインを割ったとき

それぞれ詳しく紹介します。

直近の安値を割ったとき

直近の安値を割ったところを損切りラインにすると、損失を限定できます。

アセンディングトライアングルを活用した損切りポイント①:直近の安値を割ったとき

安値は視覚的に判断しやすいので、FX初心者にもおすすめできます。

サポートラインを割ったとき

サポートラインを割ったタイミングに損切りをすれば、その後の大きな下落に巻き込まれにくくなります。

アセンディングトライアングルを活用した損切りポイント②:サポートラインを割ったとき

エントリー後は、サポートラインに注目するようにしましょう。

レジスタンスラインを割ったとき

レジスタンスラインを上に突き抜けた後に買いエントリーをした場合は、価格が戻ってきたときに損切りを検討しましょう。

アセンディングトライアングルを活用した損切りポイント③:レジスタンスラインを割ったとき

この方法は、先述した直近の安値やサポートラインを割ったタイミングより、損失を抑えられます。

しかし、サポートラインで反発が起きたときの利益を得られない可能性があります。

アセンディングトライアングルのだましを避けるコツ

だましを避けるには、以下のコツを押さえておきましょう。

  • 複数の時間足をチェックする
  • 他のテクニカル分析と組み合わせる
  • 経済指標や国際ニュースを確認する

それぞれ詳しく紹介します。

複数の時間足をチェックする

だましを避けるには、異なる時間足でチャートを確認することが大切です。

例えば、5分足ではラインブレイクによる上昇トレンドの予測ができても、1時間足ではレンジ相場が続いている場合があります。

このようなケースでは、大きな上昇が見られず、期待した利益を得られない可能性があります。

短い時間足だけを見て一時的な動きに惑わされないためにも、上位足と組み合わせて分析しましょう。

マルチタイムフレーム分析が重要な理由や使い方はこちらで詳しく解説!

他のテクニカル分析と組み合わせる

他のテクニカル指標と組み合わせると、だましを避けやすくなります。

中でも、オシレーター系テクニカル指標のRSIやストキャスティクスを組み合わせるのがおすすめです。

RSIとは、相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断できる指標です。

下図のように、RSIが70%以上の場合は売られ過ぎ、逆に30%以下の場合は買われ過ぎと判断できます。

RSIを組み合わせてだましを避ける

そのため、以下のような売買サインとして活用します。

シグナルサイン 売買方向
RSIが70%以上 売りのシグナル
RSIが30%以下 買いのシグナル

例えば、レジスタンスラインのブレイク時に、RSIが買われ過ぎの水準に達していた場合は、反落する可能性が高いといえます。

想定外の値動きに巻き込まれないためにも、他のテクニカル指標を使って相場分析の精度を高めましょう。

テクニカル分析はこちらで詳しく解説!
RSIの見方やトレード手法はこちらで詳しく解説!

経済指標や国際ニュースを確認する

為替市場に大きな影響を与える経済指標の発表や国際的なニュースがあったときは、想定外の値動きが発生しやすくなります。

例えば、米国の雇用統計や中央銀行の政策発表前後は価格の急変が起こりやすく、チャートパターンがうまく機能しなくなることがあります。

想定外の値動きに巻き込まれないためにも、経済指標カレンダーや国際ニュースを確認し、価格の急変が起こりそうなタイミングでの取引を避けるようにしましょう。

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まとめ:アセンディングトライアングルを使って上昇トレンドで利益を狙おう

アセンディングトライアングルは、買い勢力が強いことを示すチャートパターンです。

レジスタンスラインが上に突き抜けたことを確認できたら、大きな上昇が発生する可能性があるため、買いエントリーをするのが効果的です。

ただし、だましになるケースもあるため、複数のテクニカル指標を併用して相場分析の精度を高めることが大切です。

他のテクニカル指標を併用してだましのリスクを抑えたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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