


と疑問に思ったことはありませんか?
世界各国の価値の基準として使われる基軸通貨、現在では米ドルが基軸通貨として貿易や資本取引で使われています。
しかし、FXでも基軸通貨といった用語が使われますが、共通的な基軸通貨とは少し異なる使い方をしています。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 基軸通貨とは
- FXのトレードで通貨ペアを選ぶときのポイント
- 基軸通貨がFXで与える影響
基軸通貨や決済通貨といったFXの基本用語は、基礎となるため疎かにされやすいですが、トレードで必要な知識となるためここでしっかり覚えておきましょう。
基軸通貨やFXの通貨ペアに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
基軸通貨とは

基軸通貨とは、世界各国が貿易や資本取引を行う際に使われる、各国が発行する通貨の中でも中心的な地位に位置する通貨のことです。
現在の基軸通貨は米国が発行する米ドルであり、世界最大の取引量を誇ります。
そのため基軸通貨=米ドルの認識が共通となりますが、FXの世界だと基軸通貨は異なる使われ方をされており、通貨ペアにおける左側に表記される通貨が基軸通貨となります。
基軸通貨と決済通貨(通貨ペア)

FXにおける基軸通貨は、通貨ペアの左側に表記される通貨のことです。
例えば、米ドル円「USD/JPY」の場合、左側に米ドル(USD)が表記されるため米ドルが基軸通貨となります。
反対に右側に表記される通貨を決済通貨と呼び、日本円(JPY)が決済通貨となります。
そのためERU/USDならユーロ(ERU)が基軸通貨となり、AUD/JPYならAUD(豪ドル)が基軸通貨となるのです。
メジャー通貨とマイナー通貨
FXで取引される通貨は、基軸通貨以外にメジャー通貨やマイナー通貨といった分け方をされることもあります。
メジャー通貨は取引量が多い通貨のことであり、マイナー通貨は取引量が少ない通貨のことです。
| メジャー通貨 | 米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、豪ドル、スイスフラン、カナダドルなど |
| マイナー通貨 | トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、シンガポールドル、香港ドルなど |
基本的にメジャー通貨が組み込まれる通貨ペアのボラティリティは高くなりやすく、マイナー通貨が絡む通貨ペアはボラティリティが低くなりやすい傾向があります。
そのため、基軸通貨と決済通貨それぞれが、メジャー通貨で組み合わされた通貨ペアが選ばれやすいです。
FXで覚えておくべき通貨ペアの基礎
FXでトレードを始めるときにはまず、どの通貨ペアでトレードを行うのかを選ばなければなりません。
通貨ペアにはいくつかの特徴があり、FXの基礎として覚えておく必要があります。
基軸通貨の意味を覚えた上で、セットで覚えておくべき通貨ペアの種類や基礎を紹介していきます。
ドルストレート
ドルストレートとは、基軸通貨である米ドルを含む(取引する)銘柄ペアのことです。
米ドル円、ユーロドル、ポンドドル、NZドル米ドル、豪ドル米ドル、などは全て米ドルが含まれるためドルストレートの通貨ペアとなります。
ドルストレートは基軸通貨を取引することとなるため特徴としては、ボラティリティ(価格変動の度合)が大きくなりやすくトレードが行いやすいです。
クロス円
クロス円とは、日本円を含む通貨ペアのことであり、米ドルを含まない通貨ペアとも言えます。
ユーロ円、豪ドル円、ポンド円、NZドル円、などが日本円を含むクロス円の通貨ペアです。
ちなみにクロス円は別名合成通貨と呼ばれることもあり、各通貨と日本円において直接取引が行われているわけではありません。
例えば、ユーロ円の場合だとユーロドルとドル円を組み合わせ、米ドルを経由することでユーロと日本円の売買を成立させているのです。
クロス円は日本円が絡むことから日本人トレーダーに選ばれやすく、一定のボラティリティもあるため安定して取引に取り組める通貨ペアです。
主要通貨ペア
世界の為替市場で取引量が多い銘柄ペアのことを主要通貨ペアと呼ぶこともあります。
ユーロドル、ドル円、ポンドドル、豪ドル米ドル、米ドルスイスフランなどが主要通貨ペアとなります。
取引量が多いためトレードを行いやすく、安定した値動きで予測を行えるため人気ある通貨ペアである場合が多いです。
高金利通貨や資源国通貨などもある
FXではスワップポイントを利用した取引が行えることから高金利通貨が選ばれたり、資源による価格変動の影響を受ける通貨として資源国通貨も種類わけで選ばれることもあります。
・高金利通貨:トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソなど
・資源国通貨:豪ドル(鉄鋼石や石炭など)、カナダドル(石油や天然ガスなど)、ニュージーランドドル(農産物など)など
スワップポイントを狙うのか、資源価格から為替レートを予測するのかなど、FXでもトレードを行う方法から通貨を選ぶこともできるのです。
FXのトレードで通貨ペアを選ぶときのポイント
FXのトレードで通貨ペアを選ぶ際に、意識しておくべきポイントがあります。
- 人気の通貨ペアを選ぶ
- 情報を集めやすい通貨ペアを選ぶ
- スプレッドを確認する
どのような意識しておくべきポイントがあるのか、一つずつ見ていきましょう。
人気の通貨ペアを選ぶ
FX初心者の方が通貨ペアを選ぶときにはまず、人気な通貨ペアを選ぶようにしましょう。
というのもマイナーな通貨ペアを選んでしまうと、ボラティリティが小さくトレードが行いづらくなり、利益を出すこと自体が難しい環境でのトレードを強いられる可能性があるためです。
そのため人気な通貨ペアとして、ドルストレートやクロス円でも主要通貨が絡む通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
情報を集めやすい通貨ペアを選ぶ
FXのトレードを行う上で、通貨ペアの値動きに影響を与える情報は非常に重要です。
一つのニュースや経済指標が価格を大きく動かすこともあり、情報を得られる通貨ペアと得られない通貨ペアでは、トレードの行いやすさに大差がでます。
そのため、情報の得やすさを考慮して通貨ペアを選ぶことも大切です。
日本からでも日本の情報や米国の情報は集めやすく、値動きの予測を立てやすいため、ドルストレートやクロス円から最初は銘柄を選ぶこともポイントです。
スプレッドを確認する
FXの通貨ペアには、買値と売値の差額としてスプレッドが設定されています。
このスプレッドは取引時の手数料としてエントリーと同時に発生し、取引時のコストとなります。
スプレッドは通貨ペアによって差が異なり、メジャー通貨ペアはスプレッドが狭くなりやすく、マイナー通貨ペアはスプレッドが広くなりやすい傾向があります。
さらにメジャー通貨でもペアによってスプレッドには差があるため、できるだけ取引時のコストを下げるなら、スプレッドを確認してから通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
FXでは基軸通貨(米ドル)の影響力が大きい
FXでの各通貨ペアの値動きにおいて、基軸通貨である米ドルの影響力の大きさも意識しておかなければなりません。
世界経済の中心である米国と米ドルの経済状況などは、他の通貨ペアにも多大なる影響を与えるためです。
では実際に、FXにおいて基軸通貨が与える影響を一つずつ見ていきましょう。
基軸通貨は他の通貨ペアに値動きの影響を与えやすい
基軸通貨である米ドルは世界で最も取引される通貨であり、貿易や他の投資においても米ドル建てで行われます。
それとFXの通貨ペアのほとんどが米ドルと直接取引を行うか、合成通貨として米ドルを介入させていることが多いです。
そのため、米ドルの動きは他の通貨ペアにも影響を与えやすく、米ドルの暴落や急騰は他の通貨ペアの暴落や急騰の発生の原因となる恐れもあるのです。
基軸通貨の影響力は非常に大きくクロス円の取引を行っていたとしても、影響が出る恐れがあることは覚えておきましょう。
米国の経済指標は多くの通貨ペアに影響を与える
基軸通貨の発行国である米国は、定期的に経済指標の発表を行っています。
世界経済の中心である米国の経済指標は多くの投資家や金融機関が注目しており、米国の経済が悪化すれば株価だけではなく米ドルを含む為替にも大きな影響を与えます。
特に為替では、ドルストレートの値動きが経済指標発表時には激しくなりやすく、米国の経済指標の内容が悪ければ米ドル売り、良ければ米ドル買いから急騰や急落が発生しやすいです。
この急騰や急落が先ほどの通り、他の通貨ペアにも大きな影響を与える可能性があるのです。
FXでトレードを行うなら通貨ペアに関係なく、米国の経済指標は確認しておいた方が良いでしょう。
まとめ:基軸通貨を意識してトレードを始めよう
基軸通貨は、世界各国が貿易や資本取引を行う際に使われる、中心的な地位に位置する通貨のことで現在は米国の米ドルです。
FXでは通貨ペアの左側に表示される通貨を基軸通貨と呼んでいます。
FXの通貨ペアの多くは米ドルと関連していることも多く、影響力の強い通貨としてドルストレートでトレードを行わなくとも、値動きの状況は確認しておいたほうが良いでしょう。
特にメジャー通貨は米ドルの影響を受けやすいため、米国の経済指標を通して米ドルの需要と供給はある程度予測しておきましょう。
ちなみに、海外FXでドルストレートのトレードを行うなら、比較的スプレッドが狭いBigBossでのトレードがおすすめです。
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BigBossコラム編集部