といった疑問はありませんか?
MT4・MT5は、MetaQuotes(メタクオーツ社)が提供しているFX取引プラットフォームです。
MT4・MT5は、対応しているFX業者や標準搭載のインジケーターに違いがあるため、それぞれの特徴を知ったうえで選ぶのがおすすめです。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- MT4とMT5の違い
- MT4がおすすめの人、MT5がおすすめの人
- MT4・MT5の両方に対応しているFX業者
MT4とMT5の違いを押さえておけば、自分に合うのがどちらか判断しやすくなるでしょう。
使いやすい取引プラットフォームを選んで、FX取引で利益を狙いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
【一覧】MT4とMT5の違い12選
MT4とMT5の主な違いは、以下の通りです。
項目 | MT4 | MT5 |
対応している業者の数 | ほとんどすべての海外FX業者で対応可 | 一部の非対応 |
標準搭載のインジケーターの数 | 30種類 | 38種類 |
標準搭載の描画ツールの数 | 31種類 | 44種類 |
対応できる外部インジケーター・EAの数 | 多い | 少ない |
経済指標カレンダー | 表示なし | 表示あり |
時間足の数 | 9種類 | 21種類 |
気配値 | 情報量がやや少ない | 情報量が多い |
ミニチャート表示機能 | なし | あり |
一括決済注文やストップリミット注文 | 非対応 | 対応 |
動作のスピード | やや遅い | 速い |
メモリの消費量 | 少ない | 多い |
アップデート | 少ない | 多い |
それぞれ詳しく紹介します。
1.対応している業者の数
MT4は、海外FX業者の多くで利用できる取引プラットフォームです。
一方、MT5は一部のFX業者では対応していません。
下表は、主要な海外FX業者のMT4およびMT5の対応状況です。
FX業者 | MT4 | MT5 |
BigBoss | 対応 | 対応 |
XM | 対応 | 対応 |
Exness | 対応 | 対応 |
AXIORY | 対応 | 対応 |
Titan FX | 対応 | 対応 |
LAND Prime | 対応 | 対応 |
FXGiants | 対応 | 非対応 |
Threetrader | 対応 | 対応 |
FXGT | 対応 | 対応 |
MILTON MARKETS | 対応 | 対応 |
※2025年3月10日現在
各社とも公式サイトで対応している取引プラットフォームを確認できます。
MT5を利用したい場合は、事前に確認しておきましょう。
2.標準搭載のインジケーターの数
MT4・MT5はともにテクニカル分析に利用できるインジケーターが初めから搭載されています。
移動平均線やボリンジャーバンド、RSIといった主要なインジケーターは、どちらのプラットフォームでも利用可能です。
MT4で標準搭載されているインジケーター数は30種類である一方で、MT5は38種類とやや多く搭載されています。
3.標準搭載の描画ツールの種類
テクニカル分析をする際に欠かせないのがトレンドラインやフィボナッチなどの描画ツールです。
MT5ではMT4より多くの描画ツールに対応しています。
種類 | MT4 | MT5 |
ライン | ・垂直線 ・水平線 ・トレンドライン ・角度によるトレンドライン |
・垂直線 ・水平線 ・トレンドライン ・アングルトレンド ・サイクルライン ・矢印線 |
チャネル | ・フィボナッチ ・線形回帰 ・平行チャネル ・標準僅差 |
・平行チャネル ・標準偏差チャネル ・回帰チャネル ・アンドリューピッチフォーク |
ギャン | ・ギャンライン ・ギャンファン ・ギャングリッド |
・ギャンライン ・ギャンファン ・ギャングリッド |
フィボナッチ | ・フィボナッチリトレースメント ・フィボナッチタイムゾーン ・フィボナッチファン ・フィボナッチアーク ・フィボナッチエキスパンション |
・フィボナッチリトレースメント ・フィボナッチタイムゾーン ・フィボナッチファン ・フィボナッチアーク ・フィボナッチチャンネル ・フィボナッチエキスパンション |
エリオット波動 | 非対応 | ・エリオット推進波 ・エリオット修正波 |
図形 | ・長方形 ・三角形 ・楕円 |
・長方形 ・三角形 ・楕円 |
矢印類 | ・サムズ・アップ ・サムズ・ダウン ・上向き矢印 ・下向き矢印 ・ストップ・サイン ・チェック・サイン ・価格を左に表示 ・価格を右に表示 |
・サムズ・アップ ・サムズ・ダウン ・上向き矢印 ・下向き矢印 ・ストップ・サイン ・チェック・サイン ・価格を左に表示 ・価格を右に表示 ・買いサイン ・売りサイン ・矢印 |
その他 | ・アンドリューズ・ピッチフォーク ・サイクルライン ・テキスト ・テキストラベル |
・テキスト ・ラベル ・ボタン ・チャート ・ビットマップ ・ビットマップレベル ・編集 ・イベント ・長方形ラベル |
MT5を使えば、より詳細なテクニカル分析がしやすくなるでしょう。
4.外部インジケーター・EA
対応している外部インジケーターやEAの種類は、MT4の方が豊富です。
MT4とMT5では、プログラム言語が異なるため、MT4対応のインジケーター・EAをMT5にインストールすることが基本的にできません。
ただ、MT5は今後取引ツールの主流となる可能性があるため、新しいインジケーターやEAが増えることも考えられるでしょう。
5.経済指標カレンダー
MT4には、経済指標カレンダーの表示機能が搭載されていません。
一方、MT5には標準搭載されており、プラットフォーム内で経済指標を確認できます。
以下のように経済指標の発表時間や予想、今回と前回の結果を確認できるので、経済指標を活用したトレード戦略をスムーズに立てやすくなります。
6.時間足の数
MT4は9種類の時間足、MT5であれば21種類の時間足を利用できます。
MT4の時間足 | MT5の時間足 |
・1分足
・5分足 ・15分足 ・30分足 ・1時間足 ・4時間足 ・日足 ・週足 ・月足 |
・1分足
・2分足 ・3分足 ・4分足 ・5分足 ・6分足 ・10分足 ・12分足 ・15分足 ・20分足 ・30分足 ・1時間足 ・2時間足 ・3時間足 ・4時間足 ・6時間足 ・8時間足 ・12時間足 ・日足 ・週足 ・月足 |
複数の時間足を活用した精度の高い相場分析をしたいトレーダーは、多くの時間足に対応しているMT5の方が使いやすいでしょう。
7.気配値
気配値(けはいね)とは、売り方が売りたい、買い方が買いたいと希望する価格のことです。
MT5は、MT4より気配値に関する情報を多く表示できます。
MT4では、下図のように5種類しか表示可能な項目がありません。
一方、MT5であれば30種類以上の項目からプライスボードに表示する情報を選択できます。
また、MT5を提供している一部のFX業者では、気配値表示から板注文をすることもできます。
BigBossのように板注文ができると、トレーダーがどの価格帯で売買したいのか、どの価格帯に注文が集まっているのかを確認しながら注文ができます。
中には、MT5に対応していても板注文ができないFX業者もあるため、公式サイトで確認しておきましょう。
8.ミニチャート表示機能
MT5にはメインのチャート上にミニチャートを表示できる機能があります。
ミニチャートがあるMT5を使えば、以下のような相場分析がしやすくなります。
- メインチャートを1時間足、ミニチャートを日足にして複数の時間足で相場分析をする
- メインチャートを米ドル/円、ミニチャートをユーロ/円にして、どちらが利益を狙いやすい局面か見極める
ミニチャートを使いたい場合は、MT5の上にある「挿入」から「オブジェクト→グラフィック→チャート」の順番で選びます。
9.一括決済注文やストップリミット注文
MT5は、保有している複数ポジションをまとめて決済できる「一括決済注文」に対応しています。
スピードが求められるスキャルピングで一括決済注文を活用すれば、利益を取りこぼすリスクを抑えられるでしょう。
また、ストップリミット注文にも対応しています。
ストップリミット注文とは、指定価格に到達したあとにその価格より安いところに指値買いを入れたり、その価格よりも高いところで指値売りを入れたりする注文方法です。
具体的には、以下のような注文を入れることができます。
- 米ドル円が150円に到達したら149.5円に指値の買い注文を入れる
- 米ドル円が150円に到達したら150.5円に指値の売り注文を入れる
ストップリミット注文を利用すると、現在のレートより有利な価格への予約注文がしやすくなります。
10.動作のスピード
MT5は、MT4より動作スピードが早いとされています。
MT5がMT4より動作スピードが速い理由は、メモリ容量の違いです。
MT4の32bitに対し、MT5は64bitと大きなメモリを使用しているので、処理効率が高く動作スピードが速くなります。
MT5は取引したいタイミングで注文しやすく、スキャルピングやデイトレードに適した取引プラットフォームといえるでしょう。
11.メモリの消費量
MT5は、MT4よりメモリの消費量が大きいです。
メモリの消費量が多いMT5は、MT4よりパソコンに負荷がかかりやすいといわれています。
そのため、MT5をその他のアプリやブラウザと一緒に立ち上げていると、パソコンの動作が遅くなる可能性があるので注意が必要です。
12.アップデート
MT4は、長年にわたりアップデートがされてきました。
しかし、大きな機能追加が少なく、安定性の向上やバグ修正が主なアップデート内容です。
一方、MT5は多くの新機能や性能改善が施されています。
加えて、積極的な開発が進められており、今後も性能が向上する可能性があります。
MT4がおすすめの人
MT4がおすすめの人は、以下の通りです。
- 外部インジケーターを活用したい人
- EAを使った自動売買をしたい人
- シンプルな取引ツールを使い続けたい人
それぞれ詳しく紹介します。
1.外部インジケーターを活用したい人
外部インジケーターを活用したい人は、MT5より対応している外部インジケーターが多いMT4がおすすめです。
インジケーターの選択肢が多いMT4を選べば、自分に合ったトレード手法がより見つかりやすくなるでしょう。
2.EAを使った自動売買をしたい人
外部からEA(自動売買ソフト)をダウンロードして自動売買をしたい人は、EAの選択肢が多いMT4を選ぶのがおすすめです。
自分に合ったEAが見つかれば、自動売買で安定した利益を狙いやすくなります。
使用したいEAがMT5でも使える場合は、MT5を選ぶことも検討しましょう。
3.シンプルな取引ツールを使い続けたい人
初心者でも扱いやすい取引ツールを探している人には、MT4をおすすめします。
MT4はMT5と比較して機能が少ないものの、その分操作に迷うことが少なくなるでしょう。
また、海外FX業者の多くがMT4を提供しているため、操作に慣れれば、他社の口座を開設しても使い慣れたツールで取引を始められます。
MT5がおすすめの人
MT5がおすすめなのは、以下のような人です。
- スピーディーな取引をしたい人
- 外部インジケーターをインストールしたくない人
- 高性能な取引ツールを使いたい人
- 多彩な注文方法でトレードしたい人
- Androidで2画面表示させたい人
それぞれ詳しく紹介します。
1.スピーディーな取引をしたい人
MT5はMT4より動作が早い傾向があるため、スピーディーな取引をしたい人におすすめです。
スキャルピングやデイトレードのように、素早い判断が求められる場面でもストレスなく取引ができます。
ただし、MT5はメモリの消費量が多い分、利用しているパソコンのスペックが低いと動作が遅くなる可能性があるので注意が必要です。
2.外部インジケーターをインストールしたくない人
MT5はMT4より標準搭載されているインジケーターの数が多いです。
そのため、外部インジケーターをインストールしなくても、精度の高い相場分析をできます。
すぐにトレードを始めたい方は、MT5を活用するのが良いでしょう。
3.高性能な取引ツールを使いたい人
以下のような特徴のあるMT5は、高性能な取引ツールを使いたい人におすすめです。
- 時間足の種類が多い
- 相場分析ツールが豊富にある
- チャート上で経済指標を確認できる
MT4で物足りなさを感じている人は、MT5を選ぶのが良いでしょう。
4.多彩な注文方法でトレードしたい人
MT5は、MT4では利用できない一括決済注文やストップリミット注文に対応しています。
様々な注文方法を取り入れてトレード戦略を広げたい人は、MT5を選ぶことをおすすめします。
5.Androidで2画面表示させたい人
Android版のMT5は2画面表示ができるので、スマートフォンでの相場分析がスムーズになります。
複数の時間足で相場を分析する「マルチタイムフレーム分析」も取り入れやすくなるため、相場分析の精度も上がるでしょう。
MT4とMT5には互換性がない
MT4とMT5は、開発言語の違いから互換性がないので注意が必要です。
MT4では、インジケーターやEAの開発にMQL4というプログラム言語が使用されています。
一方、MT5ではMQL5という異なるプログラム言語が使われています。
そのため、MT4対応のインジケーターやEAをそのままMT5で使うことができません。
MT4・MT5の両方に対応しているおすすめのFX業者5選
ここでは、MT4・MT5の両方に対応している代表的なFX業者を5社紹介します。
それぞれのFX業者の特徴や利用するメリットを詳しく見ていきましょう。
1.BigBoss
BigBossは2013年設立の海外FX業者で、2022年からMT4に加えてMT5に対応しました。
BigBossの主なメリットには、以下のようなものがあります。
- 最大レバレッジ2,222倍で取引できます。
- 取引毎にBigBossポイント(BBP)がもらえる
- 最大13,700米ドル分の入金ボーナスをもらえる
BigBossでは最大レバレッジ2,222倍で取引できるので、効率的に利益を狙えます。
取引毎にもらえるBigBossポイント(BBP)は、トレード資金として使えるボーナスや、取引時に活用できるアイテムに交換できます。
また、最大13,700米ドルが受け取れる入金ボーナスを常時開催しているのも嬉しいポイントです。
少額資金で取引を始めたい方は、BigBossで口座開設してみてください。
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2.Exness
出典:Exness
Exnessでは、MT4・MT5の両方を利用できます。
Exnessを利用するメリットは、以下の通りです。
- 最大レバレッジが無制限(実質21億倍)
- ロスカット水準が0%
- スプレッドが狭い傾向がある
Exnessでは最大レバレッジが無制限(実質21億倍)のため、少額から取引しやすいでしょう。
加えて、ロスカット水準が0%なので、含み損に耐えやすいメリットがあります。
スプレッドの狭さにも定評があり、スキャルピングやデイトレードにも適しています。
ただし、ボーナスキャンペーンを開催していない点や、スプレッドの狭い口座を使う場合は最低1,000米ドルの証拠金が必要になる点に注意が必要です。
3.AXIORY
出典:AXIORY
AXIORYのゼロ口座は、MT4・MT5の両方に対応しているFX口座です。
AXIORYを利用するメリットには、以下のようなものがあります。
- 最大レバレッジ2,000倍(ゼロ口座は1,000倍)
- 約定力が高い
- 期間限定で入金手数料が無料になる
AXIORYは約定率99.99%を誇る、約定力の高いFX業者です。
期間限定で入金額に関わらず入金手数料が無料になるのも嬉しいポイントです。
ただし、基本的に口座開設ボーナスや入金ボーナスを開催していないため、ボーナスを活用したい人にはあまり向きません。
4.XM
出典:XM
XMではすべての口座でMT4・MT5を利用できます。
XMのメリットは、以下の通りです。
- 最大レバレッジ1,000倍
- 3種類のボーナスキャンペーンを提供している
- 日本語サポート週5日24時間対応
XMは、マイクロ口座、スタンダード口座、KIWAMI極口座で最大レバレッジ1,000倍を利用できます。
さらに「口座開設ボーナス」「入金ボーナス」「XMロイヤルティプログラム」といったボーナスキャンペーンも充実しており、少額資金でFX取引を始めたい場合におすすめです。
ただし、スタンダード口座は、スプレッドが広がりやすい傾向があるので注意が必要です。
5.OANDA証券
出典:OANDA証券
OANDA証券は、MT4・MT5・Tradingviewに対応しているFX業者です。
OANDA証券のメリットには、以下のようなものがあります。
- 1通貨から取引できる
- 独自のデータを豊富に提供している
- Tradingviewも使えるのでより詳しい相場分析ができる
OANDA証券では、利用者しか閲覧できないマーケット情報を提供しています。
中でも、マーケットレポートや上位・下位200口座のトレード情報は、トレード戦略を立てるときに役立つでしょう。
ただし、国内FX業者なので、最大25倍のレバレッジでしか取引ができません。
効率的に利益を狙いたい方は、レバレッジの高い海外FX業者を選ぶのがおすすめです。
まとめ:MT4とMT5の違いを押さえて自分に合ったほうを選ぼう
MT4とMT5は、対応しているFX業者や外部インジケーター、EAなどに違いがあります。
MT4は、外部インジケーターやEAを活用したい人におすすめです。
一方、MT5はスピーディーな取引をしたい人や高性能な取引ツールを使いたい人に向いています。
MT4とMT5のどちらを使うか迷っている場合は、両方のプラットフォームに対応しているFX業者を選びましょう。
MT4とMT5の両方に対応しているFX業者を探しているなら、BigBossがおすすめです。
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