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海外FX業者では、EAを使った自動売買が行えますが、最初に悩むのがどのEAを購入するかという問題です。
というのも、成績の良いEAを使わなければ、海外FXで自動売買をしても利益を得られません。
そこでこの記事では、
- EAを利用するメリットやデメリット
- 成績の良いEAの選び方
- 海外FXにおけるEAの購入場所
についてどこよりも詳しく解説します。
この記事を読めば、良いEAの探し方が分かるので、自動売買で利益を得られる確率がアップします。
ぜひ、参考にしてみてください。
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Contents
EAとは自動売買プログラムのこと
EAとは、Expert Adviserの略称で自動売買プログラムを指します。
一般的にFXで取引する場合、チャートを見ながら買いあるいは売り注文を行いますが、EAを使えば自動的にトレードができるようになります。
EAにはあらかじめ、トレードルールがプログラムされており、自分で判断しなくても勝手に取引をする仕組みです。
ただし、EAを動かすためには、海外FX業者で提供されるメタトレーダー(MT4やMT5)に設定する必要があります。
EAを購入しただけでは自動売買を始められないので注意しましょう。
EAで採用されている手法の種類
EA内のプログラムに組み込まれているトレードルールは、それぞれ異なりますが、大きく分けると以下のルールが多いです。
- トレンドフォロー
- ナンピン
- リピート系
- ブレイクアウト
- 朝スキャ
それぞれの手法について順番に見ていきましょう。
1. トレンドフォロー
トレンドフォローとは、相場が上昇傾向(上昇トレンド)なら買い、下落傾向(下降トレンド)なら売りの注文を出すルールです。
初心者でも、チャートの値動きに沿ってエントリーをするだけなので、わかりやすさがあります。
一部のトレンドフォロー型EAにはトレーリングストップ機能がついており、利益が出ている状態で一定額下落すると、利益がある時に自動決済します。
また、エントリーしてもトレンドが続かなかった場合は、損切りも行うEAがほとんどです。
2. ナンピン系
ナンピン系とは、チャートがポジションから逆方向に動いた際に、追加のポジションを取得して平均購入価格を下げるルールです。
エントリー後に、価格が想定と逆方向に動くケースは珍しくなく、通常であれば損失の拡大を防ぐために損切りを行います。
しかし、ナンピン系のEAを使用した場合、以下のように価格が逆行しても一定価格毎に追加でエントリーをします。
- 1ドル100円の時に買い注文
- 99円まで下落したら買い注文を追加
- 98円まで下落したら買い注文を追加
FXの相場は一方的に上昇あるいは下落していくケースよりも、上がったり下がったりを繰り返します。
したがって、価格が一方向に偏っても反転しやすいので、含み損を抱えていても利益を得られる確率が高いです。
反面、ポジションを追加していく分、含み損が一気に拡大して大きな損失を被るリスクもあり注意が必要です。
また、中にはナンピンマーチンと呼ばれる方法を採用しているEAもあります。
このEAはナンピンに加えて、マーチンゲール(失敗する毎にロットを2倍、4倍、8倍と倍々に増やし、利益を得られるまで続ける手法)も採用していますが、証拠金不足になるリスクも高い手法です。
3. リピート系
リピート系とは、設定した値幅の間にトラップを仕掛けるように、一定間隔で注文を仕掛ける手法。
特定の条件で売買を繰り返すためリピートの名が付けられています。
この手法は、ナンピンよりもリスクが低く、設定した値幅から価格が外れない限りは利益を得られます。
例えばドル円の値幅を80円~120円の間で推移すると予想した場合、価格がどうなるかで以下のように損益が変わります。
ドル円の価格 | 結果 |
80円~120円の範囲内 | 注文が繰り返され利益を生み続ける |
80円未満あるいは120円超 |
|
国内FXで人気のリピート系注文を海外FXでも利用できるEAです。
4. ブレイクアウト系
ブレイクアウト系とは、一定の価格帯で動いている時に、どちらかに上昇(あるいは下落)した流れに乗る手法です。
一定の価格帯の上値をブレイクした場合には買い注文で利益を狙い、下値をブレイクした場合には売り注文で利益を狙いにいきます。
価格帯を上にブレイク | 買い注文でついていく |
価格帯を下にブレイク | 売り注文でついていく |
この手法は、成功すれば利益を大きく増やせます。
その反面、勝率が低いため、何度だましにあっても耐えられるようにロットは抑えましょう。
5. 朝スキャ
海外のトレーダーがほとんど入ってこない日本時間早朝は、値動きが穏やかでレンジ相場になりやすいです。
穏やかなレンジの反発売買を狙う方法と、日本時間早朝に窓開けがあったら窓埋めを狙ってトレードする方法を朝スキャと呼びます。
朝スキャは比較的勝率が高いので、スプレッドが多少広くても利益を得られます。
ただし、窓開けや窓埋めを狙ったトレードを禁止しているFX業者もあるため、注意しましょう。
それと日本時間の早朝はスプレッドが広がりやすい弱点もあります。
EAを使って海外FXで自動売買をするメリット
トレード自体は自分でもできるのだから、EAを導入してまで自動売買をするメリットが分からない人もいるでしょう。
そこでEAを使って海外FXで自動売買をするメリットを紹介します。
- 忙しくても勝手にトレードしてくれる
- 初心者でも上級者のように利益を得られる可能性がある
- トレードに感情が介入しない
それぞれのメリットについて順番に見ていきます。
1. 忙しくても勝手にトレードしてくれる
EAなら普段忙しい会社員や主婦であっても、自動的に売買を繰り返してトレードしてくれます。
よって、平日24時間いつでもチャンスを逃しません。
自分でチャートを見続ける必要がないので、精神的に楽な気持ちでトレードができるようになります。
FX以外にも優先してやらなければならないことがある人におすすめです。
2. 初心者でも上級者のように利益を得られる可能性がある
自動売買をする場合、トレードするのはみなさんではありません。
プログラムで組まれたEAが自動的に売買してくれるため、トレードに詳しくない初心者であっても利益を得られる可能性は十分あります。
実績あるEAを使うことで初心者だと難しいレベルのパフォーマンスを出し、FX上級者に近いレベルの結果を得ることもできます。
そのため自動売買は上級者だけでなく初心者にもおすすめです。
3. トレードに感情が介入しない
FXをしていると「いつも損切りができない」「ついつい早く利確してしまう」といった経験のある人も多いのではないでしょうか?
自動売買なら、そのような感情が入り込む余地はないためご安心ください。
淡々と含み損を損切りし、損失額が膨れ上がる状態を防ぐことが可能です。
EAを使って海外FXで自動売買するデメリット
成績の良さそうなEAさえ見つかれば、自動売買でずっと利益を得られると考える人も少なくありません。
ところが、EAにはいくつかデメリットもあります。
- 成績の良いEAを見つけるのに苦労する
- 相場が荒れると大きな損失を被るリスクが高くなる
- トレード技術は向上しない
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
1. 成績の良いEAを見つけるのに苦労する
まず自動売買で利益を得続けるには、成績の良いEAを見つけてくる必要があります。
ところが、成績の良いEAを見つけるのは難しいのが現状です。
EAはインターネット上だけを見ても1万種類以上あり、その中から成績の良いEAを見つけるのは一苦労です。
さらにEAを選ぶ時、成績グラフを確認するのですが、良い成績がずっと続く保証はありません。
成績の良いEAを見つけようとするとかなり苦労し、良いEAを見つけたとしても良い成績は一瞬だけという場合もあるのです。
2. 相場が荒れると大きな損失を被るリスクが高くなる
利益を得られないEAが多い理由は、長期間安定的に良い成績を残せないからです。
数ヵ月良い成績を残しているEAでも、相場環境が変わると途端に損ばかり出るケースも珍しくありません。
特に成績が良いからとロットを上げすぎると、それまでの利益を全て失いかねないため注意が必要しましょう。
3. トレード技術は向上しない
自動売買でたくさん利益を得たとしても、みなさんのトレード技術は向上しません。
なぜなら、EAのプログラムが注文をしているだけで、みなさんが日々考えて取引しているわけではないからです。
自動売買を行いつつ、トレード技術を向上させたいと考えているのであれば、並行して自分で取引をしましょう。
良いEAの4つの条件
自動売買で利益を得るのに、最も重要な点は良いEAを探すこと。良いEAかどうかの判断は、販売元の成績を確認する必要があります。
その際、以下の4つの条件を満たすものであれば成績が良いEAです。
- プロフィットファクターが1.5以上
- 最大ドローダウンが30%未満
- 取引回数が数百回以上
- ロングとショートの偏りが少ない
それぞれの条件について詳しく解説します。
1. プロフィットファクターが1.5以上
良いEAの条件として成績が良いのは当然です。
ただ、成績が良いだけでは、そのEAを使って長期的に利益を得られるのかはわかりません。
そこで重要になるのがプロフィットファクターと呼ばれる指標です。
プロフィットファクターとは、純利益と純損失の比率を表し、以下のように計算します。
純利益÷純損失
例えば1ヶ月取引をして、純利益が60万円、純損失が30万円のケースでのプロフィットファクターは2です。
60万円÷30万円=2
販売元が公開している成績表に記載されているプロフィットファクターの数値によって、EAの成績が良いのか悪いのかわかります。
プロフィットファクターが1以上 | 利益が損失よりも上回っている |
プロフィットファクターが1未満 | 利益が損失よりも下回っている |
そして、一般的にはプロフィットファクターの数値が1.5以上あれば良いEAと言われています。
EAを探す時にはプロフィットファクターが1.5以上を目安に探しましょう。
2. 最大ドローダウンが30%未満
EAの成績を見る際に重要なのは、利益が多く出ているかよりも安定性です。
なぜなら、今の成績が良くても自分がEAを使う時に利益が出るケースもあるからです。
そして、EAの成績が安定しているかを判断するのに、必ず最大ドローダウンを確認しましょう。
最大ドローダウンとは、最大資産からの最も大きい下落率を指します。
例えば、EAでの獲得pipsが1万pipsから5,000pipsまで落ちると、最大ドローダウンは50%になります。
最大ドローダウンが大きすぎるEAは、順調に利益を積み上げていても、いつか大きな損失を被る可能性が高くなるので注意が必要です。
最大ドローダウンが大きくても30%未満のEAを選びましょう。
3. 取引回数が数百回以上
EAの成績を見る際、取引回数の確認も欠かせません。というのも、取引回数が少ない場合、たまたまその期間だけEAのルールと相性の良い相場だった可能性があるからです。
為替相場は、トレンド相場の割合が3割、レンジ相場が7割と言われています。
たまたま良いEAの成績の計測期間がレンジ相場だった場合、トレンド相場になった途端に利益を得られなくなります。
したがって、スキャルピングやスイングトレードなどの方法でトレードするにしろ、取引回数が数百回以上あるEAのみを選びましょう。
4. ロングとショートの偏りが少ない
EAを選ぶなら、ロング(買い注文)とショート(売り注文)の頻度に偏りがないものが適しています。
売買方向に偏りがあるEAを選んでしまうと、上昇相場の時は利益を得られるのに、下降相場が続くとうまくいかないケースが増えるからです。
一方、ロングとショートの頻度に偏りがないEAなら、買いでも売りでも利益を得られます。
EAを選ぶ4つのポイント
良い成績のEAを探し当てれば、利益を得られる可能性は高くなります。とはいえ、EAを選ぶ際には、成績以外にも4つのポイントがあります。
- トレードスタイルに合っている
- 使用するFX業者に合っている
- 自分の資金規模に合っている
- フォワードテストの結果を確認する
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1. トレードスタイルに合っている
まず、利用したいEAが自分の手法に合っているのか考えましょう。
FXのトレードスタイルには以下の3つがあります。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
そして、EAにも推奨のトレードスタイルや時間足があります。
例えばEAの推奨する時間足が5分足や1時間足のケースで考えてみましょう。
この場合、スキャルピングやデイトレードであれば、公開されている情報と同じような成績を挙げられます。
ところが、4時間足や日足を使うケースが多いスイングトレードで使用した場合、公開されているような良い成績を得られない可能性があります。
よって、なるべくトレードスタイルに合うEAのみを選びましょう。
2. 使用するFX業者に合っている
EA自体の成績が確かでも、使用するFX業者の環境が合っていなければ、良い成績を挙げられません。
というのも、FX業者によってスプレッドや約定力が異なっているからです。
スキャルピング用のEAなのに、スプレッドが広がりやすいFX業者で動かした場合、利益どころが損失が発生する恐れもあります。
また一度に10~20以上のポジションを保有するEAの場合、レバレッジが低いFX業者を使うと、ポジションを全て保有できない恐れがあります。
たとえ全てのポジションを保有できても、必要証拠金が口座残高を圧迫するので、ロスカットされるリスクが高くなるかもしれません。
このようなケースがあるため、EAを使う時は、実際の口座で試す必要があるのです。
3. 自分の資金規模に合っている
利用したいEAが自分の資金規模に合っているかも重要です。
最低資金を設定した上でプログラムを組んでいるEAもあります。
例えばややハイリスク・ハイリターンなEAの場合、資金が10万円以上ないと破綻する恐れがあります。
ルールが同じでも、資金量がある人とない人で成績が全く異なるケースもあり注意が必要です。
興味があっても、自分の資金量と合わないEAを使うと、ロスカットにより資金を全額失いかねません。
事前に、どのくらいの資金量を前提で販売されているEAなのか、確認しておきましょう。
4.フォワードテストの結果を確認する
EAにはリアルタイムの値動きをテストしたフォワードテストが公表されているものもあります。
バックテストは過去の成績としていくらでも改ざん可能ですが、フォワードテストは基本的に改ざんできないため、信頼性あるEAの結果を確認できます。
これから自分が使うEAが優秀なのか、現在の相場に通用するのかを確認するために、フォワードテストの結果は確認するようにしましょう。
FXでEAを使う注意点
EAは自動売買を行ってくれる便利なツールではありますが、実際に使って運用していく上での注意点も存在します。
EAを使ったトレードで失敗しなたいめにも注意すべきポイントをまとめたので、EAを探す前や運用前に確認しておきましょう。
万能なEAは存在しない
EAは万能なツールではなく、特定の相場やルールに特化させた自動売買です。
トレンド相場に強いEAはレンジ相場に弱かったり、毎日トレードを繰り返すEAもあれば数日間トレードが行われないEAもあったりします。
EAは万能で1つ動かせば全ての相場を攻略できるわけではなく、特定の相場や状況での運用が前提ということを覚えておきましょう。
指標発表時や相場に変化がある時には注意
通常の人の手によるトレードにおいて注意すべき場面である経済指標の発表時や相場の変化は、EAにとっても注意すべき場面となります。
突発的な値動きにEAは反応できず、想定外の値動きから損失を出してしまうトレードを繰り返してしまう恐れがあります。
特に経済指標発表時は単純に一方向へ大きく動くのではなく、一定の値幅で大きく動いた後に一方向へ動き出す、危険な値動きが起こることも。
想定外の値動きにEAは反応できないため、大きな指標発表時前にはEAを停止しておいたり、自身でチャート監視しながらEAを稼働させましょう。
完全放置での運用
EAは自動的に売買を繰り返してくれますが、完全放置での運用は推奨できません。
先程の相場の変化に対応できなかったり、エラーの発生による停止、アップデートの必要性、パフォーマンスの低下など、放置だとEAが止まってしまったり損失を出してしまう恐れがあるためです。
1カ月完全に放置してしまった結果、口座の資金が無くなっていたという恐れもあるため、定期的に確認は行うようにしましょう。
EAへの過度な期待は避ける
普段忙しいから完全自動売買で利益を得たい、機械的に利益を積み重ねられる、といった期待をEA利用前には抱くかもしれません。
しかし現実的には完全放置での運用は厳しく、常に利益を出し続けられるEAは存在せず、自身でチャートを見ながら日々EAのパフォーマンスを確認しなければなりません。
過度な期待をEAに持ちすぎると実際の運用に大変さを感じてしまうこともあるため、EAへの期待は程々のレベルで持つようにしましょう。
EAでも大損してしまう可能性がある
EAでも損切りの設定を間違えたり、急激な相場の変動で損切りが間に合わない時には大損してしまう可能性があります。
特にEAの運用内容を確認せず開始すると、現在の相場では損失を出し続ける方向によるトレードで、損失を繰り返し出してしまうといった恐れもあります。
ゼロカット採用の海外FX業者を利用しているなら最悪資金0円の損失で済みますが、それでも大切な資金を溶かした状況には変わりありません。
EAを実際に稼働させる時には注意しておきましょう。
EAを手に入れる代表的な場所
EAは販売サイトで入手するのが一般的です。
そこで、代表的な販売サイトをいくつか紹介します。
- GogoJungle
- システムトレードのテラス
- TRADERS-pro
- MQL5コミュニティ
順番に見ていきましょう。
1. GogoJungle
GogoJungleは、EAだけでなく、インジケーターやレポートなどFXに関する商品を販売しているサイトです。
GogoJungleで販売されているEAには、フォワードテスト(リアル口座で実際に動かしている成績)も確認できます。
フォワードテストなら成績の改ざんもできないので、表示されている情報は正しいです。
また、販売ページでは開発者の人に質問や意見したりできる場所もあります。
出典:GogoJungle
2. システムトレードのテラス
システムトレードのテラスは、FX・株・日経225のシステムトレードや自動売買などを販売しており、口コミやランキングなども閲覧可能です。
各EAのページでは、システム登録前と登録後の成績も確認でき、最大ドローダウンや平均年利などもわかります。
ランキングもあるので、すぐに成績の良いEAを見つけたい人にもおすすめの販売サイトです。
出典:システムトレードのテラス
3. TRADERS-pro
TRADERS-proは、多くの開発者が参加している無料でEAを入手できるサイトです。
その数は2022年8月時点で200種類以上です。
EAの配布ページでは、各成績やバックテストなど過去の成績が分かります。
2022年8月現在ではまだ公開されていませんが、今後フォワードテストも実装されるので、より詳細な成績が分かるようになるでしょう。
出典:TRADERS-pro
4. MQL5コミュニティ
MQL5コミュニティに登録をすると、MQL5マーケット内でEAを購入できます。また、レンタルもできるので、利用期間を限定して使用可能です。
無料版だけでなく有料版(数百ドル以上)のEAが揃っており、成績を見て良さそうなものを選びましょう。
なお、購入及びレンタルしたEAは、複数のメタトレーダーで利用できます。
出典:MQL5コミュニティ
将来的には上級者のように複数のEAを使い分けよう
EAでの自動売買が初めての人は、まず1つ好きなものを選んで動かしてみましょう。
そして、自動売買に慣れてきたのであれば、複数のEAを使い分けても良いかもしれません。
EAを増やす際の手順は以下の通りです。
- 利用するEAの候補を挙げる
- 実際にリアル口座でEAを動かしてみる
- 悪い成績のEAは停止する
- 他の良い成績のEAと入れ替える
EAの成績が悪くなったら、その原因がEA自体にあるのか、相場状況が悪いのか探りましょう。
相場の状況が悪い場合は、一時的に停止して、時間が経ったら再開しても問題ありません。
複数のEAをMT4で使う時の注意点
複数のEAを稼働させる際、MT4を使う時には注文の処理に注意が必要です。
MT4上ではチャート1つに対して1つのEAを稼働させることができますが、複数のEAで同時注文が発生するとエラーが起こる可能性があります。
特にトレードが回数が多いEAを同時に起動させると注文が被る可能性も高くなるため、同時に稼働させる時は短時間でのトレード回数が少ないEAを用いると良いでしょう。
EAに関するよくある疑問に回答
初めてEAを使う時は、いろいろな疑問が湧いてくるでしょう。ここからはEAに関するよくある疑問に回答します。
実際に海外FXでEAを運用する手順
EAを実際に運用する場合、以下の手順に沿って行います。
- 海外FX業者の口座を開設
- メタトレーダーをインストール
- EAを探してくる
- EAをメタトレーダーに設定する
- 口座に少額入れてEAを動かす
なお、EAをメタトレーダーに設定する場合のパラメーターは、基本的にデフォルト設定のままで十分です。
自動売買を始めたらほったらかしでもOKなの?
自動売買を始めたら、完全放置はおすすめできません。
知らないうちにEAが止まるケースもあるので、1日1回や1週間に1回は稼働しているか確認しましょう。
また、EAの成績が悪くなった場合は、入れ替えも検討すべきです。
EAを選ぶにあたり勝率は重要なの?
EAを選ぶにあたり必ずしも勝率は重要ではありません。
特にナンピン系やマーチンゲール系のEAは、コツコツ利益を積み重ねて、相場環境が1度変わっただけで大きな損失を被るケースもあります。
逆に勝率が3割ほどしかなくても、1回の利益が損失よりも多ければ、長期的には成績の良いEAです。
FXの知識が無くてもEAだけで勝てる?
EA探しや運用を長期的に行っていくのであれば、FXの知識があった方が有利です。
EAが最適な状況で稼働できる相場の状況は利用者が判断するため、チャートの見方やFXの知識がなければ相場の状況を判断できず、EAを最適な状況で稼働させられません。
損切りの値幅や経済指標発表のタイミングなど、FXの基礎的な知識がなければ分からないことばかりになってしまいます。
そのため、EAでの運用を行うと同時にFXの基礎的な勉強も行っておきましょう。
まとめ:海外FXで自動売買するならEA選びが重要
海外FX業者で自動売買するなら成績の良いEAを選ぶ必要があります。とはいえ、自分の資金量に合っているのか、EAを活かせるFX業者を使っているのかという点も重要です。
EAの購入費用に不安がある人は、まず無料のものから試してみましょう。
ただ自動売買のEAでも完全放置では運用できないため、今回紹介した注意点などはしかっりと押さえておいてください。
ちなみに、EAを使ったトレードを始めるならEAと相性が良い業者選びも大切です。
レバレッジが高くEAとの相性が良い海外FX業者を探しているのであれば、BigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。
- 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得でき、ボーナスに交換可能です。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
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