


と悩んだことはありませんか?
オーバーシュートとは、売買注文の偏りなどによって、相場が想定以上に上昇または下落する値動きです。
FXでは、重要な経済指標や要人発言の直後、市場参加者が少ない時間帯などで起こり、相場が短時間で大きく動くため取引の判断が難しくなることがあります。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- オーバーシュートとは
- オーバーシュートが起こる原因
- オーバーシュート発生時の取引方法と注意点
オーバーシュートは損失が拡大するリスクがある一方、トレーダーにとってはチャンスにもなり得る値動きです。
オーバーシュートについて学びたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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Contents
FXのオーバーシュートとは

FXのオーバーシュートとは、相場が短時間で一方向へ大きく動き、想定される価格帯を超えて行き過ぎる値動きのことです。
買い注文や売り注文が一方向に集中すると、サポートラインやレジスタンスラインなどの節目を大きく超え、相場が行き過ぎることがあります。
オーバーシュートは上昇相場だけでなく下落相場でも発生し、行き過ぎたあとに価格が戻る場合もあれば、そのままトレンドが続くケースもあります。
相場が想定以上に行き過ぎる値動き

オーバーシュートは、英語で「行き過ぎ」や「超過」を意味する言葉です。
FXでは、市場参加者に意識されていた価格帯や、予想されていた水準を大きく超えて動く状態を指します。
たとえば、米ドル円が150円付近で上昇を止めると予想されていたにもかかわらず、短時間で151円や152円まで急上昇するような値動きです。
反対に、下落時にサポートラインを大きく下抜けるケースもオーバーシュートに該当します。
ただし、「何pips動いたらオーバーシュートになる」という明確な基準はありません。
普段の値動きや直近の相場環境と比べて、価格が行き過ぎているかどうかで判断されます。

上昇と下落のオーバーシュート

オーバーシュートには、上昇方向と下落方向の2つがあります。
上昇のオーバーシュートは、買い注文が集中し、価格がレジスタンスラインや直近高値を大きく上抜ける値動きです。
一方、下落のオーバーシュートは、売り注文が集中し、サポートラインや直近安値を大きく下抜ける値動きです。
オーバーシュートが起きた後は、行き過ぎた反動で価格が元の水準に戻ることもあれば、そのまま同じ方向へ動き続けてトレンドを形成することもあります。
FXでオーバーシュートが起こる原因

FXのオーバーシュートは、売買注文の偏りや損切り注文の連鎖、流動性の低下などによって起こります。
原因を把握しておくと、急な値動きが発生しやすい場面を警戒し、エントリーや決済の判断に活かしやすくなります。
ここでは、FXでオーバーシュートが起こる主な原因を詳しく解説しましょう。
短時間に売買注文が偏る
FX相場は、買いたい人と売りたい人の注文が成立することで価格が動きます。
経済指標やニュースなどをきっかけに、多くの市場参加者が同じ方向へ注文を出すと、買いと売りのバランスが大きく崩れます。
買い注文が多ければ価格は急上昇し、売り注文が多ければ急落しやすくなります。
特に、経済指標が市場予想と大きく異なった場合や、突発的なニュースが発表された場面では、市場参加者が一斉に反応します。
その結果、通常よりも値動きが大きくなり、オーバーシュートにつながることがあります。
損切り注文や追随注文が連鎖する
相場がサポートラインやレジスタンスラインを抜けると、あらかじめ設定されていた損切り注文が次々と成立する場合があります。
たとえば、価格がレジスタンスラインを上抜けると、売りポジションの損切りによる買い注文が発生します。
さらに、上昇を見たトレーダーが新たに買い注文を出すことで、値動きが一段と加速します。
このように、損切り注文と値動きに追随する注文が連鎖すると、価格が想定以上に上昇または下落し、オーバーシュートにつながります。
流動性が低下する
流動性とは、売買注文の多さや取引の成立しやすさを表す言葉です。
市場参加者が少なく注文量も少ない場面では、希望する価格帯に十分な反対注文がないため、少ない注文でも価格が大きく動くことがあります。
反対に、流動性が高い相場では多くの注文が出ているため、一部の注文だけで価格が急変しにくくなります。
流動性が低下すると、少ない注文でも価格が大きく動きやすくなり、オーバーシュートが発生する可能性も高まります。

オーバーシュートが起きやすいタイミング

オーバーシュートが起こりやすい場面は主に以下の3つです。
- 重要な経済指標や要人発言の直後
- 市場参加者が少ない時間帯
- サポートラインやレジスタンスライン付近
順番にオーバーシュートが起こりやすいタイミングを確認していきましょう。
重要な経済指標や要人発言の直後
重要な経済指標や要人発言の直後は、オーバーシュートが起きやすいタイミングです。
米国雇用統計や消費者物価指数、政策金利の発表などでは、結果を受けて多くの市場参加者が一斉に注文を出します。
市場予想と発表内容が大きく異なるほど、買いまたは売りの一方向に注文が集中しやすくなります。
また、中央銀行総裁や政府関係者による予想外の発言によって、相場が急騰または急落することもあります。
指標発表や要人発言の直後は、オーバーシュートが起こりやすいタイミングとして警戒しておきましょう。
市場参加者が少ない時間帯
市場参加者が少ない時間帯は流動性が低下しやすく、オーバーシュートが起こる場合があります。
FXの市場では、市場参加者が少ないほど売買注文も減少します。
そのため、大きな注文が入ったときに反対注文が不足し、価格が一方向へ大きく動きやすくなります。
特に、早朝や週明け直後、クリスマスや年末年始などは市場参加者が少なくなりやすい時間帯です。
普段よりも少ない注文で値動きが大きくなり、オーバーシュートにつながることがあります。
流動性が低い場面ではスプレッドも広がりやすいため、取引する場合はコストの変化も確認しましょう。
サポートラインやレジスタンスライン付近
サポートラインやレジスタンスライン付近も、オーバーシュートが起きやすい場面です。
これらのライン付近には、新規注文だけでなく、保有ポジションの損切り注文も集まりやすい傾向があります。
たとえば、価格がレジスタンスラインを上抜けると、売りポジションの損切りによる買い注文と、上昇に追随する新規の買い注文が重なることがあります。
その結果、上昇が加速し、価格が大きく行き過ぎる場合があります。
一方、サポートラインを下抜けた場合は、損切り注文や追随する売り注文が集中し、下落方向のオーバーシュートにつながることがあります。

オーバーシュート発生時の取引方法
オーバーシュートが発生したときには、反発を狙う逆張りや、トレンドの継続を狙う順張りなどの取引方法があります。
また、保有中のポジションを利確または損切りする判断材料として活用することも可能です。
ここでは、オーバーシュート発生時の主な取引方法を紹介しましょう。
行き過ぎたあとの反発を狙う

オーバーシュートによって相場が大きく行き過ぎたあと、反動による値戻りを狙う方法があります。
たとえば、価格がレジスタンスラインを大きく上抜けたあと、再びラインの内側へ戻った場合は、上昇の勢いが弱まっている可能性があります。
反対に、サポートラインを大きく下抜けたあとに価格が戻れば、下落からの反発を狙えることがあります。
このように反発を狙う場合は、価格が節目の内側へ戻ったことを確認してエントリーしましょう。

トレンドの継続を確認して順張りする

オーバーシュートで強い買いや売りが続く場合は、そのまま新しいトレンドを形成することがあります。
たとえば、レジスタンスラインを上抜けたあとも価格が高値圏を維持し、再び上昇を始めた場合は、上昇トレンドが続く可能性があります。
このような場面では、値動きの方向に沿って買いで入る順張りが選択肢になります。
一方、サポートラインを下抜けたあとも安値圏で推移し、再び下落した場合は、売りでエントリーして下落の継続を狙えます。
利確や損切りの判断に活用する

オーバーシュートは、新規エントリーだけでなく、保有しているポジションの決済判断にも活用できます。
保有ポジションと同じ方向に価格が大きく伸びた場合は、行き過ぎた反動で価格が戻る前に、利益の一部または全部を確定する方法があります。
反対に、保有ポジションと逆方向へオーバーシュートが起きた場合は、損失が急速に広がる可能性があります。
事前に決めた損切りラインに到達したときは、取引ルールに沿って決済することが大切です。

オーバーシュートで取引するときのポイント

オーバーシュートを取引に活かすには、意識しておきたいポイントがあります。
- 反発かトレンド継続かを確認する
- サポートラインやレジスタンスラインを見る
- 上位足のトレンドを確認する
ここでは、オーバーシュートで取引するときに確認したい3つのポイントを解説しましょう。
反発かトレンド継続かを確認する
オーバーシュートで取引する際は、価格が反発するのか、そのままトレンドが継続するのかを見極めることがポイントです。
価格がサポートラインやレジスタンスラインの内側に戻り、直前の値動きを打ち消すようなローソク足が現れた場合は、行き過ぎた反動によって価格が戻る可能性があります。
一方、ラインを抜けた状態で価格が推移し、高値や安値の更新が続いている場合は、同じ方向へのトレンドが形成されることもあります。
オーバーシュートが起きた直後に方向を決めつけず、その後のローソク足や高値、安値の動きを確認して取引方向を判断しましょう。

サポートラインやレジスタンスラインを見る
オーバーシュートで取引するときは、サポートラインやレジスタンスラインの位置を確認することもポイントです。
価格がラインを大きく抜けた後、再び内側に戻れば、行き過ぎた値動きからの反発を狙う判断材料になります。
反対に、上抜けたレジスタンスラインが新たなサポートラインとして機能した場合は、上昇トレンドが継続する可能性があります。
サポートラインを下抜けた場合も、抜けたラインが新たなレジスタンスラインとして機能するかを確認しましょう。
ラインを特定の価格だけで捉えるのではなく、ある程度の幅を持った価格帯として見ることも大切です。
上位足のトレンドを確認する
短期的な値動きだけで判断せず、上位足のトレンドも確認することがポイントです。
たとえば、5分足で上方向のオーバーシュートが発生していても、1時間足や4時間足が下降トレンドであれば、一時的な上昇で終わる可能性があります。
一方、上位足も上昇トレンドであれば、オーバーシュートをきっかけに上昇の勢いが強まることもあります。
短期足と上位足の方向が一致しているかを確認することで、反発とトレンド継続のどちらを狙うべきか判断しやすくなります。
FX初心者がオーバーシュートで注意すること

オーバーシュートは大きな値動きを取引に活かせる一方、判断を誤ると損失が広がる可能性があります。
特に、価格が元の水準へ戻ると決めつけないことや、取引コストの変化を確認することが大切です。
ここでは、FX初心者がオーバーシュートで注意したい2つのポイントを解説します。
価格が必ず元の水準へ戻るとは限らない
オーバーシュート後に、価格が必ず元の水準へ戻るとは限りません。
強い材料や注文の偏りが続けば、そのままトレンドを形成することもあります。
反発を狙う場合は、ローソク足やサポートライン、レジスタンスラインを確認してから判断しましょう。
スプレッドが広がりスリッページが発生しやすい
オーバーシュート発生時は、スプレッドが広がり、スリッページも発生しやすくなります。
希望した価格より不利な価格で約定し、想定より取引コストや損失が大きくなることがあります。
取引する際は、チャートだけでなくスプレッドや実際の約定価格も確認しましょう。
まとめ:オーバーシュートの特徴を理解して取引に活かそう
オーバーシュートは、相場が短時間で一方向へ大きく動き、想定される価格帯を超えて行き過ぎる値動きのことです。
売買注文の偏りや損切り注文の連鎖、流動性の低下などによって起こり、重要な経済指標の発表直後にも発生することがあります。
オーバーシュートを狙った取引も可能ですが、値動きが激しく損失が広がりやすいため、十分に注意して取引しましょう。
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BigBossコラム編集部
