といった疑問をもっていませんか?
FXのトレード方法を調べる中で「順張り」と「逆張り」の言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。
しかし、それぞれの違いやメリット・デメリットまではわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 順張りと逆張りの違い
- 順張りと逆張りのトレード手法
- 順張りと逆張りに活用できるインジケーター
順張りと逆張りの違いを把握して相場状況に適した手法を用いれば、FXで利益を狙いやすくなるでしょう。
これからFXを始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXの順張りとは?
順張りとは、チャートのトレンドにあわせて取引する方法です。
チャートが上昇傾向であれば「買い注文」、下落傾向であれば「売り注文」を入れます。
例えば、1ドル=100円のときに101円、102円と上がった流れで「買い注文」を入れるイメージです。
FXの逆張りとは?
FXの逆張りとは、チャートのトレンドに逆らって取引する手法です。
上昇トレンドのときに「売り注文」、下落トレンドのときに「買い注文」を入れます。
例えば、1ドル=120円のときに121円、122円とドル高傾向にある相場で「売り注文」を入れるイメージです。
逆張りは、短期的な利益を狙える反面、トレンド転換しなかった場合に損失が大きくなる可能性があります。
FXの順張りと逆張りの違い
FXの順張りと逆張りの違いは以下の通りです。
順張り | 逆張り | |
取引手法 | トレンドに沿ってトレードする | トレンドに逆らってトレードする |
取り入れやすい相場 | トレンド相場 | レンジ相場 |
メリット | ・エントリーポイントがわかりやすい
・長期トレンドで大きな利益を狙える |
・短期的な利益を狙いやすい
・トレンドが発生していない状況でもチャンスがある |
デメリット | 短期的な利益を狙うのは難しい | 含み損を抱えやすい |
順張りと逆張りのどちらか一方が優れているということはありません。
ただし、トレンドに沿ってエントリーする順張りの方が混乱を招きにくく、FX初心者におすすめの手法といえます。
トレードに慣れてきたら、自分に合った方法を選んで利益を狙っていきましょう。
順張りのトレード手法
順張りでは、価格が一時的に変動したときや、ブレイクアウトをしたタイミングで利益を狙うのが効果的です。
ここでは、順張りのトレード手法を紹介します。
価格が一時的に下がったとき・上がったときを狙う
順張りで大きな利益を狙うには、上昇トレンド時では価格が一時的に下がったタイミング、下降トレンド時では一時的に価格が上がったタイミングにエントリーするのが効果的です。
上昇トレンド時の一時的な価格の下落を狙う手法を「押し目買い」、下降トレンド時の一時的な価格の上昇を狙う手法を「戻り売り」と呼びます。
押し目買いとは、下図のように上昇トレンドの一時的な下落タイミング(図A)に買い注文を入れる手法です。
押し目買いでは、トレンドラインに近づいたタイミングでエントリーするのが効果的です。
一方、戻り売りでは、下図のように下降トレンドで一時的に上昇したタイミング(図B)で売り注文を入れます。
ただし、ポジションを持ち過ぎると、トレンドが転換した際の損失リスクが高まるので注意が必要です。
トレンド相場が永久に続くことはないので、利益確定するタイミングをあらかじめ決めておくことをおすすめします。
▶押し目買い・戻り売りのタイミングを見極めるコツはこちらで詳しく解説!
ブレイクアウトを見定める
ブレイクアウトとは、レジスタンスライン(抵抗線)やサポートライン(支持線)などを超えるタイミングをいいます。
「レジスタンスライン(抵抗線)」は過去の高値を結んだ線で、「サポートライン(支持線)」は安値同士を結んだラインです。
ブレイクアウト後は、投資家の注目が集まるため、相場の流れが一気に加速する傾向があります。
例えば、下図のように、サポートラインをブレイクアウトして下降トレンドに転換すると予測できるときは、売りポジションを持つことで利益を狙えます。
トレンド転換を予測する際は、ラインを引いたり、MACDなどのインジケーターを活用したりするとより正確なエントリーができます。
▶ブレイクアウト手法についてはこちらで詳しく解説!
▶トレンドラインの引き方や注意点はこちらで詳しく解説!
逆張りのトレード手法
逆張りで利益を狙う際は、レンジ相場で価格レートが反転したときや、買われ過ぎ・売られ過ぎと判断したときにエントリーするのが効果的です。
ここからは、逆張りのトレード手法を詳しく見ていきましょう。
レンジ相場の安値・高値の反転を狙う
レンジ相場のときは、逆張りを活用することで利益を狙えるチャンスが増えます。
レンジ相場は一定の範囲内で価格が上下するので、下図のようにレジスタンスライン付近で売りエントリー、サポートライン付近で買いエントリーをすると利益が狙いやすくなります。
なお、ラインを抜けると相場が大きく動いて大きな損失を受ける可能性があるので注意が必要です。
買われ過ぎ・売られ過ぎを狙う
経済指標の発表や要人発言などで為替レートが上下のどちらかに行き過ぎたときは、元の価格帯に戻ろうとする傾向があります。
そのため、通常より価格が大幅に上昇して買われ過ぎと判断したときは売り注文、大幅に下落して売られ過ぎと判断できたら買い注文を入れるのが有効です。
買われ過ぎ・売られ過ぎは、後述するボリンジャーバンドやRSIといったインジケーターで判断することも可能です。
順張り・逆張りに活用できるインジケーター4選
順張り・逆張りにおすすめなインジケーターは、以下の4種類です。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- RSI
インジケーターの使い方を詳しく見ていきましょう。
1.移動平均線
移動平均線はトレンド系のインジケーターで、指定期間の平均価格を計算し、折れ線グラフ化したものをいいます。
移動平均線では、長期線と短期線の動きで、以下のようにトレンド転換を予測することが可能です。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | 短期線が長期線を下から上に抜ける | 買いのシグナル |
デッドクロス | 短期線が長期線を上から下に抜ける | 売りのシグナル |
2.ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線と2本の標準偏差で構成されたトレンド系インジケーターです。
価格が+2σ(一番高値のライン)と−2σ(一番安値のライン)の間に収まるという考え方に基づく指標で、価格がライン内に収まる確率は95.45%といわれています。
ローソク足がボリンジャーバンドの平均偏差ラインに近づいたときに反発する可能性が高いので、順張りと逆張りのどちらでも活用できるのが特徴です。
3.MACD
オシレーター系インジケーターのMACD(マックディー Moving Average Convergence/Divergence)は、直近の値動きの比重を大きくした「EMA(指数平滑移動平均)」の短期と中長期の数値から算出される指標です。
MACDラインとシグナルラインの2つの指標を使って分析するのが基本です。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける | 買いのシグナル |
デッドクロス | MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける | 売りのシグナル |
4.RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の為替レートの上昇幅と下落幅の合計を算出し、上昇幅の合計が値動きの全体の何%に値するかを指数化したオシレーター系インジケーターです。
RSIが70%以上の場合は価格が下落、30%以下の場合は上昇する可能性が高いとされているため、以下のような売買サインとしても使えるでしょう。
シグナルサイン | 売買方向 |
RSIが70%以上 | 売りエントリー |
RSIが30%以下 | 買いエントリー |
▶RSIの使い方や手法はこちらで詳しく解説!
▶インジケーターの詳細はこちらで詳しく解説!
順張り・逆張りトレードで利益を狙うコツ
スキャルピングで順張りをする際のコツは、以下の通りです。
- 利益確定のタイミングを決めておく
- 損切りラインを設定する
- すぐにポジションを保有しない
- マルチタイムフレーム分析で相場を把握する
- 経済指標や要人発言を確認する
FXで大きな損失を受けないためにも、それぞれのコツを押さえておきましょう。
1.利益確定のタイミングを決めておく
順張りは、想定通りの方向にトレンドが続く限り、含み益を増やしていけます。
そのため、含み益を伸ばしたいという気持ちから、利益確定の判断ができなくなることがあります。
ただし、利益確定を先延ばしにしている間に急激なトレンド転換が起きると、期待していた利益を得られずに大きな損失を受けることがあるので注意が必要です。
一方、逆張りでも価格の反転やトレンド転換を見逃して、想定していた利益が得られないケースもあります。
着実に利益を狙うためにも、エントリーする際に利益確定のタイミングを決めておきましょう。
2.損切りラインを設定する
利益確定のタイミングとあわせて、損切りラインも決めておきましょう。
トレンドラインを引いたりインジケーターを使ったりしても、必ずしも想定通りに価格が変動するとは限りません。
想定外の値動きに巻き込まれ、大きな損失を受けないためには、適切に損切りすることが大切です。
ところが「損失を確定させたくない」という気持ちから、決済できないケースも考えられます。
含み損を抱えたときに冷静に損切りするためにも、エントリーをする前に損切りラインを決めるのがおすすめです。
トレード中に感情的になってしまうのであれば、逆指値などを活用して自動的に損切りができる設定をしておくのも良いでしょう。
▶損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!
▶逆指値注文の設定方法の詳細はこちらで詳しく解説!
3.すぐにポジションを保有しない
FXでは、トレンドラインや移動平均線などから導いた売買サインと異なる方向に価格が動く「だまし」が起きることもあります。
だましによって想定外の値動きに巻き込まれると、大きな損失を受けてしまいます。
だましに遭うのを避けるには、売買サインが出てもすぐにポジションを保有しないようにするのがポイントです。
例えば、ラインブレイクを狙う場合は、ブレイクした瞬間にエントリーするのではなく、相場の様子を見てからエントリーするのが効果的です。
損失を抑えるためにも、慌ててエントリーせずに少し様子を見てから判断しましょう。
4.マルチタイムフレーム分析で相場を確認する
マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を使って相場を分析する手法です。
為替相場は長い時間足のトレンド方向に進みやすい傾向があります。
例えば、5分足で上昇トレンドに見えても、4時間足などの上位足では下降トレンドになっている場合があります。
そのまま買いエントリーすると、下降トレンドに巻き込まれて損失を受けてしまう可能性があるので注意が必要です。
一方、複数の時間足でトレンドの方向が一致している場合は、予測していたトレンド方向に価格が動きやすいといえます。
このように複数の時間足を確認するマルチタイムフレーム分析を取り入れることで、相場分析の精度をより高めることができるでしょう。
5.経済指標や要人発言を確認する
経済指標の発表や要人発言は、為替相場が大きく変動する要因となります。
経済指標や要人発言を確認せずに取引していると、想定外の値動きに巻き込まれ、大きな損失につながる可能性があります。
経済指標の発表や要人発言のあとの相場は、経験豊富なトレーダーでも予測が困難といわれているので、取引を避けて相場が落ち着くのを待つのも一つの手段です。
▶FXで急激な値動きが起こる要因はこちらで詳しく解説!
▶FXで重要な経済指標はこちらで詳しく解説!
まとめ:順張り・逆張りの基本を押さえてFXで利益を狙う
FXでトレード手法を学ぶ際は、順張りと逆張りの特徴を理解しておくことが大切です。
誤って覚えたり、特徴を理解していなかったりすると、思うように利益が狙えないだけでなく、思わぬ損失を抱えてしまう可能性があります。
FXで利益を狙うためにも、それぞれの特徴やトレード手法を押さえることが大切です。
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