FXの含み損とは?損失を抑える対処法や損切りルールの決め方を解説

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トレーダー
含み損って何?
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含み損を抱えたらどうしたらいいの?
と悩んでいませんか? FXで必ず耳にする「含み損」ですが、意味を知らない方も多いのではないでしょうか。 中には、含み損を抱えたときの適切な対処法がわからず、困っている方もいるでしょう。 そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FXにおける含み損の意味
  • FXで含み損を抱えたときの対処法
  • 含み損を抑えるFXトレードのポイント
含み損への適切な対処法を身に付ければ、FXでの損失を最小限に抑えられるようになるでしょう。 これからFXで取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXの含み損とは?

FX取引は、保有しているポジションを決済したときに初めて損益が確定します。 含み損とは、決済をする前の確定していない損失のことを指します。 一方、決済する前の未確定の利益を含み益といい、それぞれを求める計算式は以下の通りです。
含み損・含み益=獲得pips(現在の価格-注文価格)×取引通貨量
含み損・含み益は決済するまでの間、為替レートの動きと連動して変わり続けます。 例えば含み損の場合、ポジションを保有し続けることで、損失額が大きくなったり含み益に変わったりします。 そのため、多くのFX初心者がどのように対処すべきか判断できず、大きな失敗につながるケースも少なくないでしょう。

オープンポジションで含み損を確認

FXにおけるオープンポジションとは、未決済のポジションつまり保有しているポジションのことを指しFX業者のサイトなどで閲覧することができます。 BigBossでもオープンポジションを公開しています。 オープンポジションではトレーダーの含み損、さらにはその含み損がどこに溜まっているかまで確認できます。 含み損(下降トレンド) 上記の画像は下降トレンドが続いている際のオープンポジションの例です。 現在の価格が赤の点線付近だとすると、それよりも上の価格での未決済のポジションは全て含み損となります。 このような状況下では含み損を抱えた買いポジションが多くなります。 また、どの価格帯に含み損が溜まっているのかを確認できます。 上記の画像の場合、150円での含み損が最も多いことが分かりますしたがって、価格が再び上昇した場合、150円付近は上値を圧迫する価格帯となることが想定されます。 次は上昇トレンドが続いている際のオープンポジションの例です。 含み損(上昇トレンド) このような状況下では含み損を抱えた売りポジションが多くなります。 現在の価格が赤の点線付近だとすると、それよりも下の価格での未決済のポジションは全て含み損となります。 また、どの価格帯に含み損が溜まっているのかを確認でき、上記の画像の場合は149円での含み損が最も多いことが分かります。 したがって、含み損が多い149円付近では強い抵抗線として機能する可能性が高いといえます。

FXで含み損を抱える原因

FXで含み損を抱えてしまう主な原因は、以下のような損失を確定させたくない感情があることで決済できない状態が続くためです。
  • FX取引で損失が出たことを認めたくない
  • 決済したあとに相場が反転して含み益になるかもしれない
  • しばらくしたら含み損が小さくなるかもしれない
含み損を抱えてしまったポジションを決済できずに、そのまま長期間持ち続ける状態を「塩漬け状態」といいます。 塩漬け状態になると、どんどん決済できなくなり、大きな損失につながりやすくなります。 また、含み損を取り返そうとリスクの高いトレードをし、含み損が拡大するリスクも考えられるでしょう。 ▶︎塩漬けがおすすめできない理由と解消方法はこちらで詳しく解説!

含み損を解消するには損切りが重要

塩漬け状態になって大きな損失を受けないようにするには、含み損が大きくなる前に、早めに損切りすることが大切です。 損切りとは、含み損を抱えている状態で決済することをいいます。 FXでは、すべての取引で利益を得られるわけではなく、経験豊富なトレーダーでさえも損失を受けることがあります。 そのため、FXで利益を獲得するためには、損失を最小限に抑えながら、利益を狙うことが大切です。 ▶︎FXにおける損切りの重要性についてはこちらで詳しく解説!

損切りルールの決め方

FXトレードは損失を最小限に抑えることが重要ですが、リアルタイムで変動する為替レートを見ながら、その場で素早く損切りの判断をするのは難しいでしょう。 適切なタイミングで損切りするためには、以下のような方法で損切りルールを決めることが大切です。
  1. 値幅(pips)で決める
  2. 損失額で決める
  3. テクニカル分析で決める
損切りルールをあらかじめ決めておけば、感情に左右されることなく、適切なタイミングで損切りを実行できるでしょう。 損切りルールの決め方を詳しく解説します。

1.値幅(pips)で決める

1つ目に紹介するのは、値幅(pips)を目安に損切りラインを決める方法です。 例えば「エントリーした価格よりも40pips下落したら損切りする」のように決めます。 pipsとはFXの通貨の共通単位であり、1pipsがいくらかは通貨ペアに円を含むか、含まないかによって以下のように異なります。
米ドル/円・ユーロ/円 1pip=0.01円(1銭)
ユーロ/米ドル・ポンド/米ドル 1pip=0.0001ドル(0.01セント)
損失額ではなく、pipsという共通通貨で決めるので、複数の通貨ペアを同時に取引する人でも混乱せずに損切りできるでしょう。 シンプルで分かりやすい方法なので、FX初心者にもおすすめの損切りルールです。

2.損失額で決める

損失額を目安にしたシンプルな損切りルールもあります。 「損失額が5,000円になったら損切りする」と決めた場合は、含み損が5,000円になったタイミングで決済します。 損失額で決める方法は、難しい計算が必要ないため、FX初心者にも取り入れやすいでしょう。 ただし、実際に損失額を目の当たりにすると、冷静な判断ができない可能性も考えられます。 また、損失額はロット数によって変動するので注意が必要です。 例えば、1万円を損切りラインとしたとき、0.01ロットと0.1ロットでは、値幅が以下のように大きく異なります。
0.01ロットの場合 1,000pips逆行したら損切り
0.1ロットの場合 100pips逆行したら損切り
※1ロット=100,000通貨で米ドル/円の取引の場合 なお、損失額は資産の2~3%に収まるように設定するのが一般的です。

3.テクニカル分析で決める

最後はテクニカル分析で損切りラインを決める方法を紹介します。 値幅(pips)や損失額で決める他の方法と併用するのがおすすめです。 以下は、サポートライン割れからの下落を狙って、売りエントリーしたケースです。 損切りラインは、相場が下落するシナリオが崩れるポイント(今回は過去の直近高値)に置くのが一般的です。 テクニカル分析を使うと、相場の値動きに素早く対応できるため、損失を抑えやすいメリットがあります。 うまく使いこなせば、トレード成績が安定しやすくなるでしょう。 ▶FXでおすすめのテクニカル分析はこちらで詳しく解説!

損切りができない場合は逆指値注文を活用する

損切りルールを決めても「損をしたくない」という感情から損切りできない方も多くいるでしょう。 損切りできない場合は、エントリーと同時に逆指値注文を入れるのがおすすめです。 逆指値注文とは、あらかじめ損切りする価格を入れておくことです。 例えば、米ドル/円が141円のときに買い注文し、同時に138円で逆指値注文を入れます。 この場合、注文後に価格が138円まで下落したときに自動的に決済されます。 ▶逆指値注文の設定方法の詳細はこちらで詳しく解説!

含み損を抑えるFXトレードのポイント

含み損を抑えるFXトレードのポイントは以下の通りです。
  1. レバレッジをかけ過ぎない
  2. 根拠をもったトレードをする
  3. 損切りルールを徹底する
  4. 両建てをしない
  5. ナンピンをしない
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.レバレッジをかけ過ぎない

レバレッジとは、預けた証拠金を担保に、資金以上の金額で取引できる仕組みのことです。 高いレバレッジでトレードすると、少ない資金で大きな利益が狙える反面、損失リスクが高まってしまいます。 損失が広がらないように強制決済されるロスカットという仕組みもありますが、急激な値動きに間に合わずに、口座資金以上の損失を出すこともあるでしょう。 そのような状況を避けるには、資金と損失許容額に見合ったレバレッジで取引することが大切です。 なお、口座資金以上の損失を出したくない人は、ゼロカットシステムを導入している業者を選ぶと良いでしょう。 ゼロカットシステムとは、トレーダーが口座の資金以上の損失を出したときに、FX業者がマイナス分を負担してくれる仕組みです。 BigBossではゼロカットシステムを導入しているので、口座資金以上の損失を受けるリスクが不安な方は、BigBossで口座開設してみましょう。

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2.根拠をもったトレードをする

感情や感覚に任せた根拠のないトレードをすると、含み損を抱えるリスクが高まってしまいます。 根拠がない状態でエントリーすると、大きな値動きに巻き込まれて含み損を抱えたり、適切な損切りができずに塩漬け状態になったりしてしまいます。 FXで利益を狙うには、今後の値動きを予測したうえでエントリーポイントと損切りラインを設定し、取引しなければなりません。 含み損の拡大を防ぐには、インジケーターの使い方など、FXの分析方法を学び、根拠をもったトレードをすることが重要です。 また、経済指標の発表や要人発言などの影響で、相場の変動が激しくなることもあるので、世界の経済や政治の動向にも注意を払っておきましょう。為替相場に影響を与える原因と分析方法はこちらで詳しく解説!

3.損切りルールを徹底する

自分で決めた損切りルールは必ず守りましょう。 損切りルールを徹底しなければ、いずれ大きな損失を出してしまいます。 ルールを守っても損失を抑えられない場合は、自分に合った損切りラインではない可能性があります。 FXトレードの損失を最小限に抑えるためにも、損切りルールを定期的に見直すことが大切です。

4.両建てをしない

両建てとは、買いポジションと売りポジションを同時に保有している状態のことです。 一時的な損失を減らす効果もありますが、必要証拠金が多くなったり、スプレッドが増えたりするデメリットもあります。 また、FX初心者が両建てをすると、損切りや利益確定のタイミングを見逃してしまう可能性があります。 自身のFXの経験値に応じて、無理のない取引をすることが大切です。 ▶︎FXトレードの両建てについてはこちらで解説!

5.ナンピンをしない

ナンピンとは、エントリーと逆方向に価格が動いたときにポジションを追加して、平均取得単価を下げることです。 例えば、米ドル/円が140円のときに10万通貨の買いエントリーをし、138円まで下落した場合に追加で10万通貨の買いエントリーすると、平均取得単価を「139円」にできます。 平均取得単価を139円まで下げられれば、最初に買いエントリーした140円まで為替レートが戻らず、139円で止まったとしても含み損を解消できます。 そのため、含み損を少しでも早く取り返そうと、ナンピンをするトレーダーも一定数います。 ただし、ポジションを増やし続け、価格が一方向に偏れば、あっという間に含み損が増えてしまうでしょう。 大きな損失を避けるためには、含み損が発生したときにナンピンに頼ることなく、適切なタイミングで損切りすることが大切です。 ▶両建てやナンピンがおすすめできない理由はこちらで詳しく解説!

まとめ:FXで利益を狙うなら含み損は適切に対処しよう

含み損とは、決済する前の未確定の損失のことをいい、損切りをせずにポジションを持ち続けると、大きな損失を受ける可能性があります。 含み損を抱えたときは、あらかじめ決めた損切りルールに沿って、適切に損切りすることが大切です。 口座資金以上の損失を受けるリスクを抑えたい方は、ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選びましょう。 ゼロカットシステムのあるFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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