「一目均衡表って何?」
「一目均衡表の使い方やトレード手法がわからない…」
といった疑問をもっていませんか?
FXを始めるにあたって「一目均衡表」という言葉を目にし、使い方が気になる方は多いでしょう。
中には、一目均衡表のトレード手法を身に付けて、FXで利益を狙いたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- FXトレードでの一目均衡表の見方と使い方
- 一目均衡表を使ったトレード手法
- 一目均衡表をFXトレードで使う際の注意点
一目均衡表の使い方やトレード手法を身に付ければ、FXで利益を狙いやすくなるでしょう。
これからFXで取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
\最大レバレッジ2,222倍で取引するならBigBoss/
Contents
FXの一目均衡表とは?
一目均衡表は、細田悟一氏(筆名は一目山人)が発案者とされている「いつ相場が動くのか」といった時間軸に重きを置いた分析方法です。
FXでは、チャート上の一目均衡表と現在の価格との位置関係を見て、相場分析に活用します。
一目均衡表を構成する5本の線
一目均衡表は、以下の5つの線から成り立っています。
- 基準線
- 転換線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
それぞれの意味と見方を解説します。
1.基準線
基準線(オレンジの線)は、直近26日間の最高値と最安値の平均値を結んだ線です。
例えば、直近26日間の最高値が140円、最安値が130円の場合は、基準値が135円となります。
基準線は中期的な相場を分析するときに活用でき、基準線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。
2.転換線
転換線(紫色の線)は、直近9日間の最高値と最安値の平均値を結んだ線です。
転換線は短期的な相場を分析するときに適していて、上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと把握できます。
3.先行スパン1・先行スパン2
先行スパンは、今までの値動きが今後の為替相場にどのような影響を与えるかを表した線で、先行スパン1と先行スパン2の2種類があります。
先行スパン1(緑色の線)は、基準線と転換線の平均値を26日後に表示させた線です。
先行スパン2(ピンク色の線)は、直近52日間の最高値と最安値の平均値を26日後に表示させた線です。
この2つの先行スパンは、チャート上の右側に先行して走る線となり、今後の値動きを分析するときに活用できます。
なお、先行スパン1と先行スパン2の間を塗りつぶすと現れる帯状の部分(緑色の部分)を「雲」と呼び、価格を下支えする支持帯、価格の上昇を押さえつける抵抗帯としての役割をもつことがあります。
4.遅行スパン
遅行スパン(黄色の線)とは、当日の終値を26日さかのぼって表示させた線のことです。
遅行スパンを見ることで、当日の価格と26日前の終値を比較できます。
一目均衡表のトレード手法
一目均衡表の主なトレード手法には、以下の5つがあります。
- 基準線と転換線を組み合わせる
- 先行スパン1と先行スパン2を組み合わせる
- 遅行スパンとローソク足の位置関係を見る
- 三役好転を見極める
- 三役逆転を見極める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.基準線と転換線を組み合わせる
基準線が上向きで、なおかつ現在の価格が基準線の上にあるときは、強い上昇トレンドであることを示唆します。
一方、基準線が下向きで、現在の価格が基準線よりも下にある場合は、強い下降トレンドであると判断できるでしょう。
また、下図のように転換線と組み合わせることで売買サインとしても活用できます。
基準線と転換線が交差すると、相場の転換のサインとなり、エントリーポイントとなることがあります。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | 転換線が基準線を下から上に通り抜ける | 買いのサイン |
デッドクロス | 転換線が基準線を上から下に通り抜ける | 売りのサイン |
2.先行スパン1と先行スパン2を組み合わせる
下図のように、先行スパン1と先行スパン2からできる「雲」と為替レートの位置関係を見ることで、相場の方向性を分析できます。
一目均衡表の雲の上に現在の価格が位置していれば買い圧力が強く、雲の下に位置していれば売り圧力が強い状況を示唆します。
現在の価格が雲の中にある場合は、雲の中から抜け出すと、強いトレンドが発生しやすいとされており、以下のように売買サインとしても活用できるでしょう。
シグナルサイン | 売買方向 |
現在の価格が雲を上に突き抜ける | 買いのサイン |
現在の価格が雲を下に突き抜ける | 売りのサイン |
ただし、雲を抜けきれていない場合は、だましに遭う可能性があるため、雲を抜けたあとの相場の動きをしばらく見てからエントリーしましょう。
3.遅行スパンとローソク足の位置関係を見る
下図のように、遅行スパンとローソク足の位置関係から、今後の相場の方向性を確認することもできます。
遅行スパンが現在の価格よりも上にある場合は上昇トレンド、下にある場合は下降トレンドになる可能性が高いです。
そのため、以下のような売買サインとして活用できます。
シグナルサイン | 売買方向 |
遅行スパンがローソク足を下から上に抜ける | 買いのサイン |
遅行スパンがローソク足を上から下に抜ける | 売りのサイン |
4.三役好転を見極める
以下の3つの条件がすべて揃った状況を「三役好転」と呼び、強い買いサインとなります。
- 転換線が基準線を下から上に通り抜ける
- 遅行スパンがローソク足を上に通り抜ける
- ローソク足が雲を上に突き抜ける
三役好転は、基本的にこの順番で現れますが、2の遅行スパンのサインが先に見られることもあります。
実際のチャートは、下図の通りです。
5.三役逆転を見極める
以下の3つの条件がすべて揃ったときは「三役逆転」と呼ばれ、強い売りサインとなります。
- 転換線が基準線を上から下に通り抜ける
- 遅行スパンがローソク足を下に通り抜ける
- ローソク足が雲を下に突き抜ける
三役逆転が出現したチャートは、下図の通りです。
三役好転と三役逆転は、トレンドの発生時に有利な手法ですが、価格がもみあっている状況ではだましになる可能性があります。
FXで一目均衡表を使うときのコツ
FXで一目均衡表を使うときは、以下の3つのコツを押さえると、利益を狙いやすくなります。
- 複数のインジケーターと組み合わせる
- 損切りラインを決めておく
- 経済指標や要人発言を確認する
それぞれ詳しく解説します。
1.複数のインジケーターと組み合わせる
一目均衡表は複数のインジケーターと組み合わせて使うと、だましを避けられたり、利益を狙いやすくなったりします。
例えば、MACDとRSIは、一目均衡表と相性が良いインジケーターとされています。
これらのインジケーターと一目均衡表の売買サインが重なったときは、勝率の高いエントリーポイントとして活用できるでしょう。
MACDとRSIの売買サインを詳しく解説します。
MACD
MACD(マックディー Moving Average Convergence/Divergence)は、より新しいデータに比重を置く考えに基づき、移動平均線を発展させたテクニカル指標のことです。
トレードに活用する際は、下図のようにMACDラインとシグナルラインの2つのラインを使って分析するのが基本です。
具体的なシグナルサインは、以下の通りです。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける | 買いのシグナル |
デッドクロス | MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける | 売りのシグナル |
RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計を算出し、上昇幅の累計が値動きの全体の何%を示しているかを指数化したテクニカル指標です。
下図のようにRSIが70%以上の場合は買われ過ぎ、30%以下の場合は売られ過ぎと判断できます。
RSIは、以下のような売買サインとしても使えるでしょう。
シグナルサイン | 売買サイン |
RSIが70%以上 | 売りエントリー |
RSIが30%以下 | 買いエントリー |
2.損切りラインを決めておく
一目均衡表や他のインジケーターで導いた売買サインと反対方向に相場が動いたときは、損失が拡大しないように適切なタイミングで損切りしなければなりません。
損切りが遅れて、大きな損失を受けないためには「〇〇pips反対方向に動いたら損切りする」といったように、あらかじめ損切りラインを決めておくことが大切です。
損をしたくない感情から、損切りが遅れそうな場合は、設定価格になると自動的に決済される「逆指値注文」を活用してみましょう。
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
▶逆指値注文の設定方法はこちらで詳しく解説!
3.経済指標や要人発言を確認する
為替相場は、経済指標の発表や要人発言により、大きく変動することがあります。
経済指標や要人発言を確認せず、一目均衡表などのインジケーターに頼って取引すると、想定外の値動きに巻き込まれ、大きな損失につながる可能性があります。
経済指標の発表や要人発言のあとの相場は、経験豊富なトレーダーでも予測が困難であるといわれているので、FX初心者の場合は取引を避けるのが良いでしょう。
▶為替相場に影響を与える原因と分析方法はこちらで詳しく解説!
▶FXで重要度の高い経済指標はこちらで詳しく解説!
まとめ:一目均衡表のトレード手法を身に付けてFXで利益を狙おう
一目均衡表は、5本の線の方向性や為替レートとの位置関係を見て、相場分析に活用するのが一般的です。
だましを避けたり、より多くの利益を狙ったりするには、MACDやRSIといった他のインジケーターと組み合わせて使うのがおすすめです。
一目均衡表を活用してFXで利益を狙いたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。
MT4やMT5に対応していて、高いレバレッジでトレードができるFX業者を探しているなら、BigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。
- 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
\最大1,111倍のレバレッジで取引できる!/