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FXの指値注文とは?逆指値注文との違いや活用方法、設定方法を解説

「指値注文って何?」
「指値注文や逆指値注文の使い方がわからない…」

といった疑問をもっていませんか?

FXの手法を学んでいる中で「指値注文」という言葉を目にしたことがある方は多いでしょう。

中には、指値注文の意味や逆指値注文の違い、FXトレードでの活用方法がわからず、悩んでいる方もいるはずです。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • 指値注文の意味
  • 逆指値注文や成行注文との違い
  • 指値注文や逆指値注文の使い方

指値注文や逆指値注文の意味や使い方を身に付けておけば、FXトレードで利益を安定的に狙えるようになるでしょう。

これからFXを始める方は、ぜひ参考にしてみてください

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Contents

FXの指値注文とは?

指値注文とは、現在よりも有利なレートを指定して、予約注文を出す方法です。

有利なレートは「今よりも安く買える価格」「今よりも高く売れる価格」のことです。

例えば、下図のように米ドル/円の現在の価格が1ドル=130円のときに、129円に下がったタイミングで買い注文を出したいときに使います。

また、指値注文は決済時に使うこともあります。

下図のように、1ドル=129円で買いエントリーし、130円まで上昇したときに決済したいケースに使うのが一般的です。

FXの逆指値注文とは?

逆指値注文とは、現在の価格よりも不利なレートを指定して予約注文を出しておく方法です。

安いときに買ったり、高いときに売ったりする指値注文と異なり、現在よりも値上がりしたら買う、値下がりしたら売るといった注文方法です。

例えば、下図のように米ドル/円の現在の価格が1ドル=130円で、131円に上がったタイミングで買い注文を入れたいときに使います。

指値注文と同様に、逆指値注文も決済時に使うことができます。

下図のように、1ドル=131円のときに買いポジションを保有し、130円まで下落したタイミングで自動決済されるよう設定したいときに使えます。

指値注文・逆指値注文と成行注文との違い

成行注文とは、あらかじめ注文価格を設定せず、現在の為替レートで注文する方法です。

「〇〇円になったらエントリー・決済したい」というときに取り入れる指値注文・逆指値注文に対して「今すぐ買いたい・売りたい」というときに使います。

成行注文は、相場を見ながらリアルタイムで取引できる反面、チャンスが来るまでチャートを見続けなければなりません。

新規注文時の指値注文と逆指値注文の活用方法

ここからは、新規注文時の指値注文と逆指値注文の活用方法を紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

買い注文をする場合

まずは、価格が上昇すると予測し、買い注文を出すときの指値注文・逆指値注文の活用方法を紹介します。

例えば、下図のように現在の価格が128.6円台で、これから米ドル/円が上昇すると予測しているケースを見ていきましょう。

上昇トレンドが発生する際の値動きとして、以下の2つのパターンが考えられます。

  • もう少し価格が上昇したら勢い付いてさらに伸びていく
  • 一旦下落してから現在の価格を超えて上昇していく

前者は、価格が129円まで上がったら注文する逆指値注文を出すのが有効です。

後者では、価格が一時的に下がったタイミングで注文できるように指値注文を出しておきます。

指値注文は、上昇トレンドのときに、価格が一時的に下落したタイミングで買いエントリーする押し目買いをする際に使用します。

売り注文をする場合

次に、下図のように現在の価格(128.6円台)から米ドル/円が下落すると予測し、売り注文を出すケースを見ていきましょう。

下降トレンドが発生する際の値動きとして、以下の2パターンが考えられます。

  • もう少し価格が下落したら勢い付いてさらに下落していく
  • 一旦上昇してから現在の価格を割れていく

前者の値動きを予測した場合は、価格が下がったタイミングで売り注文したいので、逆指値注文を出しておきます。

後者では、価格が一時的に上がったタイミングで売り注文ができるように、指値注文を出すのが有効です。

指値注文は、下降トレンドのときに、価格が一時的に上昇したタイミングで売りエントリーする戻り売りを狙う際に使うのが一般的です。

決済注文時の指値注文と逆指値注文の活用方法

決済注文として指値注文や逆指値注文を活用すれば、設定価格に達したときに自動的に決済されるので、チャートを見続ける必要がありません。

ここでは、買いポジションを保有しているケースと、売りポジションを保有しているケースに分けて活用方法を見ていきましょう。

買いポジションを保有している場合

下図のように買いポジションを保有しているときは、事前に指値注文を出しておくことで、予想通りに価格が上昇したときに自分の狙ったタイミングで利益確定ができます。

一方、逆指値注文は、損失の拡大を抑えるために「この価格まで下落したら損切りをしたい」というシーンで使います。

売りポジションを保有している場合

下図のように売りポジションを保有しているときは、事前に指値注文を出しておくことで、予想通りに価格が下落して設定価格に達すれば、自分の狙ったタイミングで利益確定ができます。

一方、逆指値注文は、大きな損失を受けないために「一定価格まで上昇したら損切りをしたい」という場面で使います。

損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!

指値注文や逆指値注文をFXトレードに活用するメリット

指値注文や逆指値注文を活用してFXトレードをすると、以下のようなメリットがあります。

  1. 一度注文を出せば自動的に約定される
  2. 利益確保や損失の限定につながる
  3. 落ち着いて取引ができるようになる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.一度注文を出せば自動的に約定される

指値注文や逆指値注文を出しておくと、設定価格に達したときに、自動的に注文・決済されます。

そのため、エントリーしたい価格や決済したい価格に為替レートが動くまでチャートを見続ける必要がありません。

指値注文や逆指値注文を取り入れれば、精神的な負荷が軽減したり、仕事や家事との両立がしやすくなったりするでしょう。

2.利益確保や損失の限定につながる

決済時に指値注文や逆指値注文を出しておけば、決済し忘れて利益を逃したり、損失が拡大したりするのを防げます。

そのため、成行注文のみでトレードするよりも成績が安定し、損小利大のトレードを実現しやすくなるでしょう。

感情に左右されて、利益確定や損切りが冷静にできない方は、指値注文や逆指値注文を取り入れるのがおすすめです。

3.落ち着いて取引ができるようになる

指値注文や逆指値注文は、注文・決済する価格を事前に決めなければなりません。

価格が上昇する・下落するだけでなく、どの価格帯まで変動するかまで分析することが求められるため、根拠のあるトレードを意識しやすくなるでしょう。

成行注文に頼っていると、そのときの値動きにあわせた取引をしてしまう傾向があります。

感覚に頼らず、冷静に取引するためにも、指値注文・逆指値注文を取り入れましょう。

指値注文や逆指値注文をFXトレードに活用するデメリット

指値注文や逆指値注文を活用する際は、以下のデメリットに注意しましょう。

  1. 利益を得られるチャンスを逃すケースもある
  2. スキャルピングでは使いにくい
  3. どの価格帯まで変動するかを見極めなければならない

それぞれ詳しく紹介します。

1.利益を得られるチャンスを逃すケースもある

新規注文時に指値注文で有利な価格帯を設定するトレード方法は、より多くの利益を狙える可能性があります。

しかし、以下のようなケースでは、指値注文をすることで大きなチャンスを逃してしまう原因になります。

  1. 現在の米ドル/円の価格は130円
  2. 一旦下落してから上昇すると考えて129円に買いの指値注文を出す
  3. 予想と反してほとんど下落せずに135円まで上昇した

このケースでは、129円に到達せず、指値注文が約定されませんでした。

そのため、価格は上昇すると予想できたにもかかわらず、利益を得られるチャンスを逃す結果となりました。

相場がどのように動くかを正確に判断するのは難しいため、チャンスを逃すことは当然あります。

チャートをじっくり見れるときは、指値注文・逆指値注文の修正を検討したり、他の注文方法に切り替えたりするなど、状況に応じて戦略を見直すことが大切です。

2.スキャルピングでは使いにくい

スキャルピングとは、数秒から数分の短い間に取引を繰り返すトレードスタイルです。

スピードが求められるスキャルピングは、指値注文や逆指値注文を設定している途中で指定した価格に到達すると、利益獲得のチャンスを逃すことがあります。

特に数pips前後で利益確定や損切りをしたいときは、スピード勝負になるので注意が必要です。

スキャルピングの特徴やコツはこちらで詳しく解説!

3.どの価格帯まで変動するかを見極めなければならない

先述した通り、指値注文や逆指値注文では、注文・決済する価格を事前に決めなければならないため、どの価格帯まで変動するかまで分析しなければなりません。

FX初心者のうちは、相場の方向性を予測するのに精一杯で、指値注文や逆指値注文を活用し切れないこともあります。

うまく取り入れるには、テクニカル分析を勉強して、相場分析のスキルを身に付けることが大切です。

初心者におすすめのテクニカル分析はこちらで詳しく解説!

FXの指値注文・逆指値注文の設定方法

次に、MT5を例に指値注文・逆指値注文の設定方法を紹介します。

新規注文時と決済注文時の2パターンに分けて見ていきましょう。

新規注文時

最初にMT5の左上にある「新規注文」を押します。

以下のオーダー画面が表示されます。

項目 選択および入力例
タイプ(銘柄の下) 指値注文(Pending Order)
タイプ Buy Limit
数量 0.1(ロットを入力)
価格 129円(エントリーする価格)
Stop Loss(損切り) 128円(逆指値注文)
Take Profit(利益確定) 130円(指値注文)
期限 無期限

期限を設定する場合は、無期限を「日時指定」にしたうえで右の有効期限から日時を決めましょう。

決められた期限内に指定した価格に到達しなければ、約定しません。

最後に「注文」ボタンを押して設定完了です。

今回はBuy Limit注文の例を解説していますが、別の注文方法を利用するときは下表を参考に設定しましょう。

Buy Limit(買いの指値注文) 現在価格よりも安い価格で買う
Sell Limit(売りの指値注文) 現在価格よりも高い価格で売る
Buy Stop(買いの逆指値注文) 現在価格よりも高い価格で買う
Sell Stop(売りの逆指値注文) 現在価格よりも安い価格で売る
Buy Stop Limit(買いのストップリミット注文) 指定価格を超えたら買いの指値注文を設定する
Sell Stop Limit(売りのストップリミット注文) 指定価格を割れたら売りの指値注文を設定する

決済注文時

決済注文として指値注文・逆指値注文を出す際は、ツールボックスの取引から決済したいポジションの上で右クリックします。

新たにタブが表示されるので「注文変更または取消」を選択しましょう。

次に下図の画面が表示されたら、Stop Lossに損切りする価格、Take Profitに利益確定をする価格を入力しましょう。

最後に下図の赤枠で囲ったボタンをクリックすれば、設定完了です。

FXの指値注文・逆指値注文に関する疑問に回答

FXの指値注文・逆指値注文に関するよくある質問に回答していきます。

あらかじめ疑問を解消したうえで、指値注文・逆指値注文を取り入れましょう。

指値注文・逆指値注文をすれば確実に約定しますか?

指値注文・逆指値注文をすると、指定した価格に到達すれば自動的に注文が執行されます。

しかし、以下のように何らかの理由によりレートが飛んで注文が執行されないケースもあります。

  1. 金曜日の市場クローズ前に保有中の買いポジション(139円)に138円で逆指値注文
  2. 土日に大きなニュースがあり月曜日は137円で市場が開く
  3. 139円と137円の間にある138円の逆指値注文は執行されない

頻繁に起こることではありませんが、注文が執行されないケースもあるので注意しましょう。

新規注文時に指値注文・逆指値注文は必ず設定すべきですか?

FX初心者は、感情に流されずに損切りするためにも逆指値注文を設定するのがおすすめです。

中上級者は、指値注文と逆指値注文を両方出して注文した方が成績が安定しやすいでしょう。

指値注文・逆指値注文を同時に設定できますか?

指値注文・逆指値注文を同時に設定するためには、MT4やMT5などのOCO注文が可能な取引プラットフォームを提供しているFX業者を選ばなければなりません。

BigBossでは、MT4・MT5が利用できるので、OCO注文を取り入れたい方は、BigBossで口座開設をしてみましょう。

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OCO注文の意味や活用例はこちらで詳しく解説!

指値注文や逆指値注文はどのように決めたら良いですか?

指値注文や逆指値注文の価格は、テクニカル分析などで相場を把握し、根拠のある価格帯に設定しましょう。

逆指値注文で損切りするときは、ここまで下落したら上昇のシナリオが崩れる価格帯(直近安値を割ったところなど)に置きます。

シナリオが崩れる一般的なケースは、直近の安値を割れた、もしくは直近の高値を超えたタイミングです。

1つのポジションに指値・逆指値注文を複数設定できますか?

1つのポジション内で指値注文や逆指値注文を複数設定することはできません。

分割決済をするときは、複数のポジションでエントリーして、ポジションごとに個別で設定しましょう。

指値注文や逆指値注文なしで安定的に利益を得られますか?

指値注文や逆指値注文を活用しないで、成行注文だけで利益を狙うことはできますが、ポジションを保有してから決済するまでずっとチャートを見続ける必要があります。

成行注文だけに頼ると、チャートから目を離したときに、利益を逃したり想定外の損失を被ったりする可能性が高くなります。

安定的に利益を狙うには、指値注文や逆指値注文を取り入れるのがおすすめです。

指値注文や逆指値注文を設定する際に失敗するのはなぜですか?

考えられる理由の1つとして、ストップレベルが考えられます。

ストップレベルとは、指値注文や逆指値注文をする際に現在の価格から最低限離さなければならない値幅です。

例えば、1ドル130円でストップレベルが2pipsのFX業者を使う場合、129.98円から130.02円の範囲で指値注文や逆指値注文を出さなければなりません。

指値注文や逆指値注文を取り入れる際は、ストップレベルを確認しておきましょう。

まとめ:指値注文や逆指値注文を活用してFXで利益を狙おう

指値注文や逆指値注文は、事前にエントリー・決済したい価格で注文を出しておく方法なので、取り入れることでチャートを見続ける必要がなくなります。

利益を逃したり損失額が拡大したりするのを防ぐメリットもあるので、成績を安定させるためにも、FXトレードで取り入れるのがおすすめです。

指値注文と逆指値注文を同時に設定したい方は、OCO注文が利用可能なMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。

MT4やMT5に対応していて、初期費用が少なくても利用できるFX業者を探している人には、BigBossをおすすめします。

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