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OCO注文とは?使うべきポイントやメリットデメリットを分かりやすく解説!

OCO注文とは?使うべきポイントやメリットデメリットを分かりやすく解説!

トレーダー
「OCO注文ってどんな注文方法なの?」

トレーダー
「どんな場面で使える注文方法なんだろう・・・」

と疑問に思ったことはありませんか?

2種類の注文を一度に出すことができるOCO注文、多くのトレーダーが活用すると同時にFX初心者におすすめできる注文方法です。

OCO注文の特徴や使うべきポイントを覚えておけば、効率的な発注や決済が行えるようになり、FX初心者の方でもワンランク上の戦略的なトレードができるようになるでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • OCO注文とは
  • OCO注文を使うべきポイント
  • OCO注文のメリットとデメリット

OCO注文を使えるようになれば、トレードの効率性を上げつつ半自動的なトレードが行えるようにもなるため、FX初心者の方や副業トレーダーの方必見です。

これからFXで取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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OCO注文とは

OCO注文とは「One Cancels the Other」の略で、2種類の注文を同時に出し、約定された際には片方の注文を自動的にキャンセルする注文方法です。

発注と決済、どちらの注文でも使うことができ、発注の場合には買いと売りの新規注文が出せて、決済の場合には利確と損切りを同時にセットできます。

2種類の注文を同時に出せ、片方を自動的にキャンセルできることから1つの注文でトレードを半自動化することも可能です。

発注(新規注文)の場合

発注のOCO注文は、買いと売りの新規注文を同時に出すことができます。

例えば、ドル円における現在価格が150円の場合、「152円まで上昇した場合に買い」「148円まで下落したら売り」の2つを出せます。

もし、152円まで価格が上昇した際には「152円の買い注文が発動」し、148円の売り注文は自動的にキャンセルされます。

特定の価格まで上昇もしくは下落した際の「買いと売り」の注文内容については、どちらでも設定することが可能です。(152円まで上昇した場合に売り、148円まで下落したら買い、といったように)

決済注文の場合

決済注文の場合、現在保有するポジションに対して2種類の価格で決済注文を出すことができます。

例えば、ドル円において148円の売りポジションを持つ場合、「150円まで上昇したら損切りの買い決済」「146円まで下落したら利確の買い決済」の2つを出せます。

もし、146円まで価格が下落したら際には「146円の利確が発動」し、150円の損切りは自動的にキャンセルされます。

成り行き注文だと発注から決済まで全て自分の手作業で行わなければなりませんが、OCO注文なら買いと売りの指値注文または逆指値注文を同時に出すことが可能です。

FXでOCO注文を使うメリット

OCO注文をFXで使う際には、以下のメリットがあります。

  • トレードの発注決済を自動化できる
  • 効率的なポジション管理が行える
  • 中長期のトレードスタイルと相性が良い

メリットを把握しておくことで、上手くOCO注文を使いこなせるようになります。

それぞれ詳しく解説していきます。

トレードの発注決済を自動化できる

FXのトレードにおいて、トレーダーが実際に作業する場面は「発注」「決済」の2つです。

発注と決済、それぞれを自動的に行えるOCO注文はトレードを半自動的に行えるメリットを持ちます。

発注に関してはそこまで手間が掛からないということがありますが、決済に関してはポジションを持っている間はチャートの監視が必要となるため、利確と損切りを自動化できるOCO注文はトレーダーにとって助かる注文となります。

チャートを監視し続ける負担をある程度減らすことができるため、普段成行注文でトレードを行う人でも活用すると長期的にトレードを行いやすい環境を整えられるでしょう。

効率的なポジション管理が行える

OCO注文は指値または逆指値を2つ同時に出す注文であるため、価格をきちんと指定しなければなりません。

テクニカル分析などから導き出される価格をしっかりと入力してトレードを行っていくため、自然と効率的に発注やポジション管理が行えるようになります。

どうしてもFXは「利益を逃した良くない!」「損失をできる限り抑えたい!」といった感情的な部分がトレードに影響を与えやすいため、機械的な注文が行えるOCOは理想的とも言えます。

裁量的なトレードよりもシステマチックなトレードが行いやすいため、計画的に利益を積み重ね、損失をコントロールしたいという人向けの注文方法でもあります。

裁量トレードとシステムトレードの違いはこちらで解説

中長期のトレードスタイルと相性が良い

OCO注文は、ポジションを数日から数週間以上保有し続けるスイングトレード、数カ月から数年間保有し続けるポジショントレード、などの中長期のトレードスタイルと相性が良いです。

トレンドの発生中や転換点となりやすい価格でのエントリー、利益をしっかりと伸ばすための価格、などを余裕を持ってしっかりと設定できます。

中長期のトレードスタイルを選ぶ人は、普段FXのトレードにそこまで時間を掛けられないという理由もあったりするため、トレードを半自動化できるOCO注文との相性が良くなりやすいのです。

そのため、現在スイングトレードやポジショントレードを行う人の場合、OCO注文をトレードに取り入れやすいでしょう。

FX初心者でも利益を狙いやすいスイングトレードの解説はこちら

FXでOCO注文を使うデメリット

OCO注文をFXで使う際には、以下のデメリットがあります。

  • 利益の最大化と損失の最小化が難しい
  • チャート予測やリスク管理のスキルが必要
  • 短期のトレードスタイルと相性が悪い

デメリットを把握しておくことで、他の注文方法としっかり使い分けることができます。

それぞれ詳しく解説していきます。

利益の最大化と損失の最小化が難しい

OCO注文はあらかじめ設定された価格で利益や損切り決済が行われるため、利益の最大化と損失の最小化が難しいデメリットを持ちます。

OCO注文で利確したポジションがその後も利益方向に伸び続け、利確決済をしなければさらに利益を獲得できていたという事態も起こり得ます。

トレードを半自動化できるメリットがある反面、チャートを監視し続ければ伸ばせていた利益を逃してしまうデメリットもあるのです。

もちろん、早めに損切り方向への強い動きが把握できていれば、OCO注文の損切りよりも前に決済して損失を小さくすることも可能であったりします。

このように、裁量トレードならできる利益の最大化と損失の最小化が、OCO注文では難しいことも覚えておきましょう。

チャート予測やリスク管理のスキルが必要

ある程度正確なチャートの価格変動を予測できなければ、OCO注文は使いこなすのは難しいでしょう。

なぜかというとOCO注文で発注する場合、現在価格からエントリーすべき価格までの変動予測、エントリー後の値動きの方向と伸びなどを予測していなければ、利益を獲得することが難しいためです。

現在保有するポジションに対しても、利確の価格と損切りの価格を正確に出さなければ、中途半端な位置での利確や損切りとなりOCO注文を上手く使いこなせません。

そのため、OCO注文を使う際にはチャートの値動きを予測するテクニカル分析やリスク管理術が必要なスキルとなるので、同時に学ぶことをおすすめします。

FX初心者向けのテクニカル分析解説はこちら

短期のトレードスタイルと相性が悪い

OCO注文は中長期のトレードスタイルと相性が良いと解説しましたが、反面短期のトレードスタイルとは相性が悪いデメリットを持ちます。

特に数秒から数分で発注決済を行うスキャルピングにおいては、OCO注文はほとんど使うことができません。

OCO注文の画面で数値を入力する間に数秒から数分が経ち、チャンスを逃したり値動きに反応できないためです。

そのため、注文が間に合わない短期のトレードスタイルでは、使用をできるだけ避けることをおすすめします。

スキャルピングについて詳しくはこちら

OCO注文が使いやすいポイント

OCO注文は2つの注文を同時に出せることから便利な注文方法として使われていますが、明確に使いやすいポイントが存在します。

メリットとデメリットと同時に使いやすいポイントを把握しておけば、さらに上手くOCO注文を使いこなせるでしょう。

実際にトレードを行う中で、OCO注文が使いやすい場面を紹介していきます。

ポジションのリスク管理を徹底したい場面

OCO注文は現在のポジションに対して利確と損切りの注文を同時に出せることから、リスク管理を徹底したい場面で使うことができます。

目標利益の利確注文を出しつつも、許容できる損失の損切り注文を同時に出し、徹底した利確と損切りのトレードが行えます。

特に損切りは、成り行き注文では損失を出したくない気持ちから上手く損切りが行えないこともあり、OCO注文なら指定した価格で機械的に損切りを行いリスクを管理できます。

FX初心者の方が感情に流されて曖昧にしてしまいやすい利確と損切りを、OCO注文なら徹底して管理することができるのです。

FX初心者が絶対覚えておくべき損切りについてはこちら

チャートを監視できない場面

OCO注文は新規の発注と決済注文を出し、指定した価格に到達すれば確実に注文決済ができることからチャートを監視できない場面で活躍します。

例えば、チャートが大きく動きそうな日や時間帯においてパソコンやスマートフォンを触れられない場面では、チャンスとなるポジションで発注でき、保有するポジションは自動的に利確と損切りが行えます。

普段仕事で忙しい副業トレーダーの方でも、OCO注文を使えば日中チャートが観れない時間の価格変動にも対応することが可能です。

特にFXは日本時間でも深夜帯の時間に価格が大きく動きやすいため、ポジションが日を持ち越す際に値動きが不安という場合には、OCO注文を設定しておくと安心して眠ることができるでしょう。

まとめ:便利な注文方法だがOCO注文依存には要注意

OCO注文は発注と決済の注文において、2種類の注文を同時に出し、約定された際には片方の注文を自動的にキャンセルする注文方法です。

決済においては利確と損切りの注文を同時に出せることから便利な注文方法として使われ、徹底したリスク管理やトレードの半自動化に役立てられています。

しかし、便利な注文方法がゆえにOCO注文ばかりを使いすぎて依存してしまったり、利益の最大化や損失の最小化が難しくなるため気を付けながら使っていきましょう。

ちなみに、ある程度高いレバレッジを使う場面においてはリスク管理の観点からも非常に優秀な注文方法となります。

海外FXでハイレバレッジを取扱う際には、1度は使ってみることをおすすめします。

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