と疑問に思ったことはありませんか？
スパイクハイは、ローソク足が特定の形状や動きを見せるプライスアクションの一種です。
特徴としては、長い上ヒゲのローソク足が上昇トレンドの頂点で出現し、トレンド転換が起こりやすい状況を示唆します。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- スパイクハイとは
- スパイクハイの使い方
- スパイクハイを使うときの注意点
スパイクハイを覚えることで、上昇トレンドの終了やトレンド転換のタイミングを見極められるようになり、トレンド相場攻略のスキルとして役立つでしょう。
スパイクハイの使い方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
スパイクハイとは
スパイクハイとは、実体部分が短く、上ヒゲが長いローソク足のプライスアクションです。
上昇トレンドの天井圏で出現しやすく、買いが続く中でも売りの勢いが強まり、買いと売りの強さが逆転して売りの勢いが強くなる値動きとなります。
スパイクハイ出現後には上昇トレンドが終わり、売りの勢いが強まることから下降トレンドに転じやすく、相場環境の変化を察知できるタイミングです。
上昇トレンドで出現する上ヒゲの長いローソク足
スパイクハイは、上昇トレンドの天井圏（上昇トレンドの高値圏、ピーク）で出現するローソク足です。
ローソク足の形状として、実体が短く、上ヒゲが長く特徴的です。
山の頂上部分にスパイクハイが位置しやすく、チャートをしっかりと観察していれば見つけやすいプライスアクションです。
スパイクハイが出現するのは買いと売りの力関係から
スパイクハイの特徴的なローソク足は、買いと売りの力関係によって形成されます。
- 始値
- 一時的に買いが強まる
- 売りの勢いが強くなり押し戻される
- 終値
上昇トレンド中のため、最初は買いの勢いが強くなりますが、終値に向けて売りの勢いが強くなり、結果的に上昇が押し戻されて短い実体を形成します。
1本のローソク足で、買い圧力と売り圧力の形成が逆転することから、スパイクハイはこのような特徴的なローソク足を形成するのです。
スパイクハイ出現後は下降トレンドへの転換が起こりやすい
スパイクハイ出現後は、上昇トレンドから下降トレンドへの転換が起こりやすくなります。
スパイクハイ出現前は買いの勢いが強い状態でしたが、スパイクハイ出現後には売りの勢いが強くなり、結果的に売りが急増して下降トレンドへ転換していくのです。
そのため、スパイクハイの出現後には下降トレンドへ転換しやすいことを覚えておきましょう。
経済指標発表時や意識される価格などで出現しやすい
スパイクハイは、相場が大きく動きやすい局面で出現しやすいです。
- 重要な経済指標発表直後
- 政策金利の変更や要人発言など
- 過去の高値や投資家心理として意識されやすい価格（1ドル＝150円など）
スパイクハイは偶然出現するのではなく、買いから売りの取引が増加する要因が背景にあり、ファンダメンタルズや重要な価格が出現の要因となる場合が多いのです。
スパイクローも存在する
スパイクハイの逆のプライスアクションとして、スパイクローも存在します。
下降トレンドの底値圏で出現しやすく、売りが続く中でも買いの勢いが強まる瞬間に出現し、下降トレンドから上昇トレンドへの転換が起こりやすい特徴を持ちます。
スパイクハイとは逆のプライスアクションとして、セットで覚えることでトレード戦略の幅を広げられます。
スパイクハイとは逆のプライスアクション
実際のチャートで確認してみると、まさにスパイクハイとは逆で下降トレンドの底値付近でスパイクローは出現します。
ローソク足の形状としては、実体が短く下ヒゲが長いため、一目で見つけやすいプライスアクションです。
スパイクロー出現後は、下降トレンドが上昇トレンドへ転じやすいため、買いによるトレードが効果的になっていきます。
FXでスパイクハイを使う方法
FXで実際にスパイクハイを使う方法を紹介します。
- 上昇トレンドを探し待つ
- スパイクハイ出現から売りのトレード
- ポジションを持つ場合は利確のサインとして使う
一つずつ使い方を確認していきましょう。
上昇トレンドを探し待つ
スパイクハイは、上昇トレンドの天井圏で出現しやすいため、上昇トレンドを見つけることが最初のポイントです。
上昇トレンドの中で、上昇の勢いが弱まる瞬間があれば天井圏の可能性が出てくるため、そこでスパイクハイの出現を待ちます。
実際にスパイクハイが出現したら、次のエントリーに移ります。
ちなみに、現在の相場環境を確認する際には、移動平均線やトレンドラインといったトレンドを分析できるテクニカル分析を使うのがおすすめです。
スパイクハイ出現から売りのトレード
スパイクハイが出現したら、売りによるエントリーを行いましょう。
ただし、ローソク足がスパイクハイを形成する最中ではなく、スパイクハイの形成が終わってからエントリーを行うのがポイントです。
スパイクハイがしっかりと出現した後、次のローソク足でエントリーを行うとトレードのミスを避けられます。
そして、売りエントリー後に下降トレンドが形成され、しっかりと価格を下げたら決済を行い、トレードを終了しましょう。
ポジションを持つ場合は利確のサインとして使う
上昇トレンド中に買いのポジションを持つ場合は、スパイクハイを利確の決済サインとして使うこともできます。
スパイクハイの出現は上昇トレンド終了のサインでもあるため、上昇トレンドの天井圏でしっかりと利確を行えます。
そのため、スパイクハイは下降トレンド転換時のエントリーと、上昇トレンドでポジションを持つ場合の決済のサイン、2種類の使い方ができるのです。
スパイクハイを使うときの注意点
スパイクハイを使うときには注意すべきポイントもあります。
- スパイクローとセットで覚える
- ダマシが発生する可能性がある
- スパイクハイ単体では勝ち続けることはできない
どのようなポイントに注意すべきか、一つずつ紹介していきます。
スパイクローとセットで覚える
スパイクハイをトレードの手法として利用するのであれば、スパイクローもセットで覚えるようにしましょう。
上昇トレンドのスパイクハイ、下降トレンドのスパイクローと、それぞれのトレンドで使うことができるためです。
トレードでの使い方もほぼ同じなため、片方の使い方を覚えることで2つの相場の局面に対応できるメリットもあります。
スパイクハイもしくはスパイクローの、片方だけしか使わないのは、チャンスを逃してしまう原因となるため注意しましょう。
ダマシが発生する可能性がある
スパイクハイには、ダマシと呼ばれる現象が発生することもあります。
ダマシとは、テクニカル分析の予測と実際のチャートの値動きが、異なる現象のことです。
スパイクハイでダマシが発生すると、上昇トレンドの高値圏でスパイクハイが出現したにも関わらず、下降トレンドに転じることなくチャートは再び上昇を続けます。
もしスパイクハイで売りポジションを持っていた場合、上昇継続でポジションは含み損を抱える恐れが出てくるのです。
ダマシはほぼ全てのテクニカル分析で発生する恐れがあるため、スパイクハイでも注意するようにしましょう。
スパイクハイ単体では勝ち続けることはできない
スパイクハイは上昇トレンドにおいて、効果的なトレンド転換を予測できるプライスアクションです。
しかし、スパイクハイのみで複雑な相場を勝ち続けることは不可能に近いです。
FXの相場は上昇トレンド以外に、下降トレンドやレンジ相場といった他の局面も存在し、スパイクハイが使えるのはその中の一部分であるためです。
どのような相場でもしっかりと利益を狙えるように、スパイクハイ以外の分析方法も覚えて使っていくようにしましょう。
ちなみに、スパイクハイはトレンド転換を分析できるため、他のトレンド系テクニカル分析と組み合わせるとトレードの精度を上げやすくなります。
まとめ：スパイクハイを見つけたら売りのトレードを狙おう
スパイクハイは、実体部分が短く、上ヒゲが長いローソク足のプライスアクションです。
上昇トレンドの天井圏で出現しやすく、出現後には下降トレンドへの転換を予測できます。
上昇トレンドで毎回出現するわけではありませんが、スパイクハイを見つけることができれば、次に発生する下降トレンドの起点エントリーでチャンスを掴めるでしょう。
それと、トレンドを狙うトレードを行うのであれば、レバレッジの効力をしっかりと活用しましょう。
大きな値幅を狙えるトレンドでのトレードにおいて、高いレバレッジが使えるFX業者なら、小額からでもしっかりとした利益を出すことが可能となります。
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BigBossコラム編集部