


といった疑問はありませんか?
ハーモニックパターンとは、フィボナッチ比率を用いた相場の転換点を予測できるテクニカル分析です。
このパターンには、いくつか種類があるため、それぞれの形状や転換点を押さえておくことが大切です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ハーモニックパターンの概要
- ハーモニックパターンのトレード手法
- ハーモニックパターンの見つけ方
ハーモニックパターンを使いこなせるようになると、逆張りトレードの勝率が上がり、利益を狙いやすくなるでしょう。
FXトレードに取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ハーモニックパターンとは
ハーモニックパターンとは、値動きが作る特定の形を見つけて、次にどのあたりで価格の流れが変わりやすいかを予測するテクニカル分析です。
下図のように高値や安値を「X→A→B→C→D」のようにつなぎ、それぞれの値動きの幅がフィボナッチ比率と呼ばれる特定の数値に近いかどうかを確認します。

フィボナッチ比率とは、0.618や1.618のように、値動きの大きさを測るための目安となる数値のことです。
特定の形と数値に当てはまったときに、D点付近を反転の候補ポイントとみなしてトレードします。
主に逆張りトレード(トレンドと反対方向に売買する手法)に活用され、転換点を見極めて反転を狙ってエントリーするのが効果的です。
▶FXにおけるフィボナッチの考え方はこちらで解説!
▶逆張りトレードのメリット・デメリットはこちらで詳しく解説!
ハーモニックパターンの代表的な種類
ハーモニックパターンには基本となる4つのパターンがあります。
|
パターン |
AB(XAに対する比率) |
CD(XAに対する比率) |
特徴 |
|
ガートレー |
61.8% |
78.6% |
基本的な形 |
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バット |
38.2~50% |
88.6% |
ABの戻りが浅め |
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バタフライ |
78.6% |
127.2% |
CDがXを超えて伸びる |
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クラブ |
38.2~61.8% |
161.8% |
CDの戻しが最も大きい |
それぞれのパターンを使ったトレード手法を詳しく紹介します。
1.ガートレー
ガートレーは、4つのパターンの中でも基本的な形とされています。

XABCDの値動きが以下の条件を満たしたときは、ガートレーに該当します。
- XA:最初の大きな下落(上昇)
- AB:XAの61.8%程度の上昇(下落)
- BC:ABの範囲内の下落(上昇)
- CD:XAの78.6%程度の上昇(下落)
ガートレーが確認できた相場では、XAの78.6%前後の位置に来るDの反転ポイントでポジションを保有するのが有効です。
Dで想定通りの反転が起こらず、Xと同じ価格帯まで値動きをしたときは、損切りを検討しましょう。
下図のチャートでは、ABがXAの61.8%程度の上昇、BCがABの範囲内の下落、CDがXAの78.6%程度の上昇となったため、ガートレーと判断できます。

利益を狙うには、XAの78.6%の水準であるDで売りエントリーを入れるのが効果的です。
2.バット
バットは、ガートレーと似ている形状ですが、XAに対してBが38.2~50%、Dが88.6%の価格帯に位置する点が異なります。

以下の値動きが見られたときは、バットに該当します。
- XA:最初の大きな下落(上昇)
- AB:XAの38.2~50%程度の上昇(下落)
- BC:ABの範囲内の下落(上昇)
- CD:XAの88.6%程度の上昇(下落)
バットが出現した場合は、XAの88.6%前後の価格Dでポジションを保有するのが効果的です。
Dで反転せず、Xと同じ価格帯まで突き抜けた場合は、損切りを検討しましょう。
下図のチャートではABがXAの43.7%分の上昇、BCがABの範囲内の下落、CDがXAの88.6%程度の上昇となったため、バットと捉えてトレードします。

この場合は、XAの88.6%の水準となるDで、売りエントリーをすると利益を狙えます。
3.バタフライ
バタフライは、CDが始点のXを超える値動きをするパターンです。

以下の条件を満たした場合は、バタフライに該当します。
- XA:最初の大きな下落(上昇)
- AB:XAの78.6%程度の上昇(下落)
- BC:ABの範囲内の下落(上昇)
- CD:XAの127.2%程度の上昇(下落)
バタフライが形成された相場では、XAの127.2%前後の水準まで到達したDでエントリーするのが基本です。
Dで反転が起こらず、Dより少し先の価格まで値動きした場合は、損切りを検討しましょう。
下図のチャートではABがXAの78.6%近くの下落、BCがABの範囲内の上昇、CDがXAの127.2%近くの下落となったため、バタフライと判断できます。

この場合は、XAの127.2%のDで買いエントリーをするのが効果的です。
4.クラブ
クラブは、パターンの中でもCDの戻しが大きいのが特徴です。

以下の条件を満たした場合は、クラブに該当します。
- XA:最初の大きな下落(上昇)
- AB:XAの38.2~61.8%程度の上昇(下落)
- BC:ABの範囲内の下落(上昇)
- CD:XAの161.8%程度の上昇(下落)
クラブが出現した相場では、XAの161.8%前後のDでエントリーします。
Dで反転せず、Dより先の価格帯まで突き抜けた場合は損切りをしましょう。
下図のチャートではABがXAの67.2%までの上昇、BCがABの範囲内の下落、CDがXAの161.8%前後の上昇となったため、クラブと判断できます。

利益を狙うには、XAの161.8%の水準であるDで売りエントリーを入れるのが効果的です。
ハーモニックパターンの見つけ方
実際にチャート上で探す際は、次の3ステップで進めます。
- 目視で価格の波を確認する
- フィボナッチツールで比率を測る
- パターンの種類を特定する
順番に詳しく解説します。
ステップ(1)目視で価格の波を確認する
最初に目視で高値や安値、反転を確認し、「X→A→B→C→D」の波を見つけます。
例えば、上昇トレンドなら「高値→安値→高値→安値→高値」、下降トレンドなら「安値→高値→安値→高値→安値」の波を見つけてみましょう。
ステップ(2)フィボナッチツールで比率を測る
ここではMT4でフィボナッチリトレースメントを使った比率の確認方法を紹介します。
MT4のフィボナッチリトレースメントの水準は、デフォルトで「0.0、23.6、38.2、50.0、61.8、161.8、261.8、423.6」が表示されるようになっています。
78.6と88.6を追加するときは、プロパティ画面で設定しましょう。
なお、MT4でフィボナッチリトレースメントを引く際は、下図のように「挿入」「フィボナッチ」「フィボナッチリトレースメント」の順でクリックします。

目視で確認したXからAに向かってドラッグ&ドロップをします。

XとAを結べば、自動でフィボナッチ比率が表示されます。
▶フィボナッチリトレースメントの使用方法はこちらで詳しく解説!
▶フィボナッチエクスパンションの使用方法はこちらで詳しく解説!
ステップ(3)パターンの種類を特定する
フィボナッチ比率を表示できたら、どのパターンに該当するかをチェックします。
下図のようにX、A、B、C点をイメージしてラインを引くと判別しやすくなります。

上図のチャートでは、ガートレーの出現が確認できます。
XAの78.6%前後の上昇となるD点付近での反発が見られたら、D点で売りエントリーするのが効果的です。
エントリーする際は、事前に損切りラインと利益確定ラインを決めておくのがおすすめです。
ガートレーとバットはXと同じ価格帯、バタフライとクラブはDを超えた価格帯に損切りラインを設定するのが有効とされています。
利益確定は、AまたはCと同じ価格帯を目標にしてみましょう。
ハーモニックパターンで勝てない原因と対策
ハーモニックパターンで勝てない原因として考えられるのは、以下の3つです。
- レンジ相場や短い時間足で使っている
- 比率のズレを無視してパターンとして採用している
- D点で反転を確認せずにエントリーしている
対策とあわせて詳しく見ていきましょう。
1.レンジ相場や短い時間足で使っている
ハーモニックパターンは、明確なトレンドが出ている相場で機能しやすい傾向があります。
値動きが上下に行ったり来たりするレンジ相場では、どの水準でも一時的に反発しているように見えてしまい、意味のある反転なのか判断がつきにくくなります。
また、1分足や5分足のような短い時間足では、値動きが細かく上下することで、本来なら無視して良い小さな波を「XABCDの形になった」と見誤りやすくなるでしょう。
ハーモニックパターンを探す際は、上位足チャートで明確なトレンドが出ているタイミングで探すことが大切です。
2.比率のズレを無視してパターンとして採用している
パターンを見つけるときは、AB・CDそれぞれの値動きを測定し、ガートレーなら61.8%・78.6%といった目安の数値と比較します。
測定した数値が目安から離れていても「なんとなく形が似ている」という印象だけでパターンとして扱ってしまうことがあります。
数値の差が大きいほど、そのパターンが示すD点の位置も本来の反転水準から離れていき、想定通りの反転が起こりにくくなるので注意が必要です。
そのような事態を避けるためには、ツールを活用してフィボナッチ比率を適切に測定することが大切です。
手動で探すのが難しい場合は、ハーモニックパターンを自動検出するインジケーターを導入することを視野に入れてみましょう。
3.D点で反転を確認せずにエントリーしている
D点が形成される前に先読みしてエントリーしたり、D点に価格が到達した直後にすぐエントリーしたりすると、実際には反転せず損失を出すことがあります。
パターンのD点に到達した時点でも、反転する可能性が高い水準に来たことを示しているだけに過ぎず、反転を保証するものではありません。
エントリー精度を高めるためにも、D点での反転をチェックしてからポジションをもつようにしましょう。
加えて、RSIやMACDなどのインジケーターも併用し、買われすぎ・売られすぎのサインが出てからエントリーするのも有効です。
想定通りに反転しない状況に備えて、エントリー前に損切りラインを決めておくのも効果的な手段です。
目安として、ガートレーとバットはXと同じ価格帯、バタフライとクラブはDを超えた価格帯に損切りラインを設定しておくのが良いでしょう。
逆指値注文などを活用して、自動決済されるように設定する方法もおすすめです。

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まとめ:ハーモニックパターンを覚えてFXで利益を狙おう
ハーモニックパターンで利益を狙うには、フィボナッチツールなどを活用して、どのパターンに該当するかを適切に判断する必要があります。
ただし、パターンが形成されても、思わぬ値動きをすることがあるので注意が必要です。
だましに遭うリスクを抑えるためにも、ほかのインジケーターを併用したり、事前に損切りラインを決めたりするようにしましょう。
ハーモニックパターンとほかのインジケーターを併用して多くの利益を狙うには、MT4・MT5が利用できるFX業者を選ぶことをおすすめします。
MT4・MT5では30種類以上のインジケーターを利用できるので、チャートを使った相場分析がスムーズになります。
MT4・MT5が利用できるFX業者を探している方は、BigBossを選んでみましょう。
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BigBossコラム編集部
