

といった疑問をもっていませんか?
サイコロジカルラインとは、買われすぎや売られすぎといった相場の過熱感を把握できるテクニカル指標です。
シンプルで使いやすい分析方法であるものの、トレンドの方向や強弱を把握することができないため、活用する際の注意点を押さえておくことが大切です。
この記事では、以下の内容を詳しく解説します。
この記事でわかること
- サイコロジカルラインの概要
- FXトレードでの使い方
- 活用時の注意点やポイント
トレーダーの心理を把握できるサイコロジカルラインと他のテクニカル指標を組み合わせれば、利益を狙いやすくなるでしょう。
活用できるテクニカル指標を増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
サイコロジカルラインとは
サイコロジカルラインとは、買われすぎや売られすぎといった相場の過熱感を把握できるオシレーター系テクニカル指標です。
サイコロジカルラインは、トレンドが続いたときに「そろそろ転換するのではないか」と判断するトレーダーの心理を数値で表しています。
サイコロジカルラインの数値を確認することで、相場が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断できます。
サイコロジカルラインの計算方法
サイコロジカルラインの数値は、以下の計算式で算出されます。
対象期間内の終値が上昇した日÷対象期間の日数×100%
例えば、12日間のうち終値が上昇した日数が5日の場合は、約41%となります。
5日÷12日×100%=約41%
サイコロジカルラインは、価格上昇が起きた日数のデータのみで計算されるため、シンプルなテクニカル指標といえるでしょう。
サイコロジカルラインの使い方
サイコロジカルラインは、以下のように活用します。
数値 | トレード方法 |
75%以上 | 買われすぎと予測でき、売りエントリーが有効 |
25%以下 | 売られすぎと予測でき、買いエントリーが有効 |
それぞれ詳しく解説します。
75%以上:売りエントリー
サイコロジカルラインが75%以上を示すときは、買われすぎであると判断できるため、売りエントリーするのが効果的です。
ただし、75%を超えた瞬間から下落するのではなく、さらに数値が上昇することもあります。
どのタイミングからエントリーすればいいのかは、他のテクニカル指標を見ながら判断するようにしましょう。
25%以下:買いエントリー
サイコロジカルラインが25%以下を示すときは、売られすぎのサインと捉えることができるので、買いエントリーするのがおすすめです。
25%を下回ったとしても、そのまま下落する可能性もあるため、他のテクニカル指標を併用して値動きを予測しましょう。
サイコロジカルラインを使う際の注意点
サイコロジカルラインを使う際は、以下の点に注意しましょう。
- 値幅が加味されていない
- トレンドの方向や強弱は把握できない
- だましに遭うリスクがある
それぞれ詳しく紹介します。
値幅が加味されていない
サイコロジカルラインの数値は、終値が上昇した日数のみで算出されるため、値幅が加味されていません。
例えば、価格上昇が2日間続いており、1日目に100pips、2日目に5pips上昇した場合、どちらも終値が上昇した1日としてカウントされます。
トレンドの強さを把握するのが難しいサイコロジカルラインは、現在の相場が買われすぎなのか、売られすぎなのかを大まかに捉えるための分析であると覚えておきましょう。
トレンドの方向や強弱は把握できない
サイコロジカルラインは、トレンドの方向や強弱の判断には適していません。
例えば、買われすぎのサインは上昇トレンドの発生ではなく、一時的に買われすぎた状態であることを意味します。
トレンドの方向や強弱を把握するためには、移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンド系テクニカル分析を併用するのがおすすめです。
だましに遭うリスクがある
だましとは、値動きがテクニカル分析で導いた売買方向と逆方向に動くことをいいます。
例えば、サイコロジカルラインが75%を上回ったとしても、価格が上昇し続けることがあります。
だましに遭わないためには、サイコロジカルラインだけでなく他のテクニカル分析の売買サインも確認したうえでエントリーすることが大切です。
複数のテクニカル分析で同様の売買サインが確認できれば、だましに遭うリスクを抑えられるでしょう。
サイコロジカルラインを活用する際のポイント
サイコロジカルラインを取り入れるときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 他のテクニカル分析と組み合わせる
- 中長期の相場を分析するときに取り入れる
それぞれ詳しく解説します。
他のテクニカル分析と組み合わせる
サイコロジカルラインと以下のテクニカル分析を組み合わせることで、相場分析の精度が高まります。
- RSI
- ストキャスティクス
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
それぞれ詳しく紹介します。
RSI
RSIは、過去の一定期間における価格の上昇幅と下落幅の合計のうち、上昇幅が占める割合を表すテクニカル分析です。
例えば、特定期間の上昇幅の合計が700pips、下落幅の合計が300pipsの場合、RSIは70%を示します。
RSIが70%を超えると買われすぎ、30%を下回ると売られすぎと判断できます。
サイコロジカルラインが75%以上(25%以下)、RSIが70%以上(30%以下)を示しているときは、トレンド転換を予測したエントリーをするのが有効です。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線で構成されているテクニカル分析です。
2本の線が80%以上に位置するときは買われすぎ、20%以下に位置するときは売られすぎと判断できます。
サイコロジカルラインが75%以上(25%以下)、%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線が80%以上(20%以下)を示しているときは、トレンド転換する可能性があります。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の平均値を結んだテクニカル分析です。
上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。
また、移動平均線の角度が大きいときは、トレンドの勢いが強いことを示唆します。
移動平均線では、設定期間の異なる短期線と中期線を使ったトレード方法が有効です。
下図のように、短期線が長期線を下から上へ突き抜ける「ゴールデンクロス」、短期線が長期線を上から下へ突き抜ける「デッドクロス」が見られたときは利益を狙えるチャンスです。
それぞれ以下のような売買サインとして活用できます。
シグナルサイン | 動き方 | 売買方向 |
ゴールデンクロス | 短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ抜ける | 買いエントリー |
デッドクロス | 短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ抜ける | 売りエントリー |
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で計算された上下の価格帯の幅によって価格変動の度合いを判断できる指標のことです。
値動きが標準偏差に収まる確率は、±1σが68.3%、±2σは95.4%、±3σは約99.7%とされています。
バンド幅が収束しているときは値動きが小さく、バンド幅が拡大しているときは値動きが大きく利益を狙いやすいと判断できます。
MACD
MACDとは、短期と長期の移動平均線の差を表した「MACD線」と、MACD線の移動平均線である「シグナル線」の2本で構成された指標です。
2本のライン交差によってトレンドの転換点を予測できます。
MACDのシグナルサインは、以下の通りです。
シグナルサイン | 動き方 | 売買方向 |
ゴールデンクロス | MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける | 買いエントリー |
デッドクロス | MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける | 売りエントリー |
中長期の相場を分析するときに取り入れる
値幅が加味されていないサイコロジカルラインは、大まかな相場の過熱感を把握するのに適しています。
そのため、瞬発力が求められるスキャルピングより、ポジションの保有期間が長いスイングトレードやポジショントレードとの相性が良いとされています。
▶スイングトレードをする際のポイントはこちらで解説!
▶ポジショントレードのやり方はこちらで解説!
サイコロジカルラインについてのよくある質問
サイコロジカルラインについてのよくある質問に回答していきます。
サイコロジカルラインの期間は何日に設定するのが良い?
サイコロジカルラインの期間は、一般的に12日で設定するトレーダーが多い傾向があります。
12日間で設定すると、終値が上昇した日数が3日ある場合の数値は、以下のように求められます。
3日÷12日×100%=25%
RSIとの違いは?
RSIは過去の一定期間における価格の上昇幅と下落幅の累計のうち、上昇幅がどれほど占めるのかを表すものです。
一方、サイコロジカルラインは、対象期間のうち終値が上昇した日の割合を数値化したものです。
RSIであれば、価格の上昇幅や下落幅を考慮した相場の過熱感を把握できます。
まとめ:サイコロジカルラインは他のテクニカル指標と併用しよう
サイコロジカルラインは、投資家の心理を反映した相場の過熱感を把握できるテクニカル分析です。
値幅が加味されていないサイコロジカルラインをFXトレードに取り入れる際は、他のテクニカル分析と併用するのがおすすめです。
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