


と疑問に思ったことはありませんか?
ブラックマンデーは、1987年に起きた世界同時株安のことで、米国市場の急落がきっかけで世界の株式市場に大きく波及しました。
暴落の影響はとても大きく、米国では急落時の再発防止策としてサーキットブレーカーなどが整備されましたが、急落が完全になくなったわけではありません。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ブラックマンデーとは
- ブラックマンデーの原因
- 暴落の歴史からFXトレードに活かせる考え方
ブラックマンデーの原因や影響を学ぶことで、投資におけるリスク管理の重要性を知ることができるでしょう。
ブラックマンデーに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ブラックマンデーとは
ブラックマンデーは、1987年に起きた世界同時株安のことです。
米国市場の株価急落をきっかけに、欧州や日本など各国の株式市場にも売りが広がりました。
ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が1日で20%近く下落し、月曜日に起きた暴落から「ブラックマンデー」の名が付けられたのです。
1987年に起きた世界同時株安
ブラックマンデーが起きたのは、1987年の株式市場です。
10月19日(月)の米国ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が急落し、その影響から世界の市場に不安が一気に広がりました。
株価が急落すると「損失が出たとしても逃げたい」という売りが増えやすく、売りが売りを呼ぶ形で下落が加速します。
ブラックマンデーは、こうした急変動が世界規模で連鎖し、大きな影響を与えた代表例として知られています。
米国と日本の株式市場の下落率

ブラックマンデーでは、1987年10月19日に米国のダウ平均株価が前日比508ドル安、下落率は22.6%と歴史的な急落になりました。
この急落をきっかけに世界へ売りが波及し、日本でも翌10月20日に日経平均株価が前日比3,836円安、下落率は14.9%と大幅に下落します。
指数が1日で二桁%動くのは稀で、相場が短時間でパニック的に傾いたことが分かります。
なお、ダウ平均株価の下落率22.6%は1日として最大とされています。
ブラックマンデーと〇〇ショックの違い
ブラックマンデーと他の暴落である〇〇ショックには違いがあります。
・ブラックマンデー:1日の急落を中心に暴落が連鎖した出来事
・〇〇ショック:特定の事件や金融不安をきっかけに、下落が長引く出来事
(例:リーマンショックやコロナショックなど)
ブラックマンデーは市場の不安が短期的で、〇〇ショックは下落が段階的に進むケースが多いです。
ブラックマンデーは株式市場を中心に連鎖し、〇〇ショックは株式だけではなく金融システムや実体経済まで広がるものとして、その影響が語られることも多いのです。
そのため、一言に急落や暴落と言っても、下落の期間や影響の範囲が異なる違いもあります。
ブラックマンデーの原因
ブラックマンデーの暴落は、1つの原因だけではなく複数の要因が絡み合うことで起こりました。
- 背景にあった米国の「双子の赤字」とドル安懸念
- 暴落を加速させた「プログラム売買」の仕組みとは
- 投資家心理の崩壊と「パニック売り」の連鎖
どのような原因があったのか、順番に紹介していきます。
背景にあった米国の「双子の赤字」とドル安懸念
ブラックマンデーの背景としてよく挙げられるのが、米国の「双子の赤字」です。
双子の赤字とは、国の財政赤字と貿易赤字が同時に膨らんでいる状態を指します。
この状況が続くと、米国経済への不安が強まりやすく、ドル安が進むのではないかという懸念も高まりやすくなります。
さらに、ドル安や物価上昇への警戒が強まると、金利が上がりやすくなります。
金利が上がる局面では、株式は相対的に魅力が下がりやすく、売りが出やすい点も意識されます。
こうした不安が積み重なったところに急落が重なり、売りが一気に広がったとされています。
暴落を加速させた「プログラム売買」の仕組みとは
もう一つ、当時の暴落を語るうえで欠かせないのが「プログラム売買」です。
プログラム売買とは、あらかじめ決めた条件にしたがって、コンピューターが自動で売買を行う仕組みです。
当時のプログラム売買のアルゴリズムでは、下落局面で一定の条件を満たすと売り注文が連続して出される仕組みでした。
そのため、値下がりがさらに値下がりを呼ぶ仕組みとなっていたのです。
また、指数先物と現物株の動きを利用した取引が増えると、先物の下落が現物株の売りにつながり、現物の下落が先物をさらに押し下げる、という連鎖が起きやすくなります。
こういった市場の仕組みも組み合わさることで、下落局面で売りが集中しやすい構造となり、急落を加速させたと考えられています。
投資家心理の崩壊と「パニック売り」の連鎖
投資家の「パニック売り」も、ブラックマンデーの原因の一つです。
相場が急落すると投資家は冷静な判断が難しくなり、「とにかく逃げたい」という売りが増えやすくなります。(パニック売り)
その結果、売りが増えて価格が下がり、下がったことでさらに売りが増えるという悪循環に入りやすくなります。
こうして値動きが荒くなるほど恐怖が強まり、損切りの連鎖が起きて下落がさらに加速する、という形で暴落が拡大したと考えられています。
暴落の影響とその後
ブラックマンデーの急落は米国だけではなく、日本を含む世界の株式市場へ波及しました。
- 日本への影響について
- 再発防止策として導入された「サーキットブレーカー」
- 株価の回復と歴史から学ぶ教訓
実際に暴落後どのような影響があったのかを、順番に紹介していきます。
日本への影響について

ブラックマンデーの翌日(1987年10月20日)、日本の株式市場でも大きな下落が起きました。
日経平均株価は前日比で3,836円安となり、下落率も14.9パーセントと二桁の急落です。
指数が1日でこれほど動くことは稀で、世界的な不安が一気に広がったことを示しています。
日本の株式市場においても急落局面では、損失を確定してでも逃げたい売りが増えやすく、売りが売りを呼ぶ形で値動きが荒くなったのです。
ブラックマンデーは、こうした連鎖が国境を越えて起きた代表例と言えます。
再発防止策として導入された「サーキットブレーカー」
ブラックマンデーをきっかけに、再発防止策としてサーキットブレーカーが整備され、導入されました。
サーキットブレーカーは、相場が短時間で大きく下落したときに取引を一時停止し、過熱した売買を落ち着かせるための仕組みです。
目的は暴落を完全に止めることではなく、パニック的な注文が集中して価格が飛びやすい状況をいったん冷やすことです。
取引が止まっている間に市場参加者は情報を整理する時間を確保でき、荒れた相場を落ち着かせる機能として現在でも活躍しています。
株価の回復と歴史から学ぶ教訓
ブラックマンデーは大きな下落でしたが、時間の経過とともに市場は落ち着きを取り戻していきました。
ただし、急落そのものが消えるわけではなく、相場には突発的な変動が起こり得るという事実が強く意識されるようになったのです。
ブラックマンデーの歴史から、以下の教訓を学ぶことができます。
・急落は必ず起こり得る前提で考える
・損失の上限を先に決める(撤退ラインを事前に用意する)
・資金を張りすぎない(レバレッジや信用取引)
・急変時は取引環境が悪化する(スプレッドの拡大や滑り)
相場は予想どおりに動かない局面があるからこそ、急変動が起きたときにどう対応するかを事前に決めておくことが重要なのです。
ブラックマンデーからFXトレードに活かせる教訓
ブラックマンデーは株式市場の出来事ですが、「相場が急変した時に何が起こりやすいか」はFXにも共通する点があります。
- 急変動時のスプレッド拡大とスリッページ
- 暴落から資金を守る「資金管理」と「逆指値」
相場が急変したときに、FXでも個人トレーダーができる基本的な対策を紹介しましょう。
急変動時のスプレッド拡大とスリッページ
相場が急変すると、FXではスプレッドが一時的に広がりやすくなります。
例えば、普段は0.2pipsほどのスプレッドが急変時には、1pips以上に拡大することもあります。
スプレッドは実質的な取引コストなので、広がるほどエントリーや決済で不利になりやすいため注意しなければなりません。
また、注文が集中したり飛びやすい局面では、注文した価格と実際に約定する価格がズレるスリッページが起こることもあります。
スリッページは主に成行注文や逆指値注文で起こりやすく、指値注文は不利な価格では約定しない一方で、約定しない、遅れることがあります。
そのため、急変時には普段と同じ感覚でトレードを行うとリスクが膨らみやすくなるため注意しましょう。
暴落から資金を守る「資金管理」と「逆指値」
急変動への備えで最も重要なのが資金管理です。
ここでの資金管理は、1回のトレードで許容する損失を小さく抑え、負けても次のチャンスに残れるようにする考え方です。
例えば、「1回の損失を資金の〇%以内に抑える」ようにすると、連敗しても相場から退場するような致命傷になりにくくなります。
そして、資金管理を実行するために大切なのが逆指値です。
逆指値を入れておくことで、相場が想定とは逆の方向に動いたときに、損失を限定しやすくなります。
特に急変時には、相場がどのように動くのかを予測できないことも多いため、あらかじめ逆指値を設定しておくと安心です。
ブラックマンデーのような急落は頻繁には起こりませんが、起きた時の破壊力は大きいため、普段からの備えが大切になることを覚えておきましょう。
まとめ:ブラックマンデーの教訓を「次回のトレード」に活かす
ブラックマンデーとは、1987年に起きた世界同時株安のことで、米国での暴落から世界中にその影響が広がりました。
この件をきっかけに米国ではサーキットブレーカーが導入され、暴落が起きても一時的に冷静に考えられる時間を投資家は確保できるようになったのです。
ただし、時間を確保できても安心はできません。急変動後にどう対応するかが重要です。
相場から退場しないことを優先に考え、少しでも資金を守るための決断を取れるように考えておきましょう。
そのためにブラックマンデーから学べる教訓として、急変動時にはスプレッド拡大やスリッページのリスクがあり、資金管理が重要であることを学べます。
他にもBigBossではブラックマンデーなどの大暴落の歴史を、FXに役立つ知識として情報をまとめているので、ぜひコラムを参考にしてみてください。
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BigBossコラム編集部