


といった疑問はありませんか?
モメンタムとは、相場の勢いを視覚的に把握できるテクニカル指標です。
チャートに表示させることで、トレンド方向や売買タイミングをつかみやすくなります。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- モメンタムの概要
- モメンタムの使い方
- トレードに取り入れるときの注意点
モメンタムの使い方を押さえておけば、相場の勢いを把握しやすくなることで、トレードの幅が広がるでしょう。
モメンタムを取り入れてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
\最大レバレッジ2,222倍で取引できる!/
Contents
モメンタムとは

モメンタム(momentum)とは、相場の勢いを認識できるオシレーター系テクニカル指標のことです。
下図のように、モメンタムの1本の線と中央に真っすぐ引かれるゼロラインの位置関係を見て相場を分析します。

モメンタムがゼロラインより上側にあると上昇トレンド、下側にあると下降トレンドが発生していることを示唆します。
モメンタムの角度が大きくなるほど、トレンドの勢いが強いと判断できます。
モメンタムの計算方法
モメンタムの一般的な計算式は、以下の通りです。
モメンタム=当日の終値-n日前の終値 (nはパラメーター設定で選択する)
米ドル円の当日の終値が149円、n日前の終値が144円の場合は「149-144=5」と計算します。
なお、取引プラットフォームのMT4・MT5のモメンタムは、以下の計算式で求められる比率で表されます。
モメンタム=(当日の終値÷n日前の終値)×100
米ドル円の当日の終値が149円、n日前の終値が144円の場合は「149÷144×100=約103.47%」となります。
モメンタムの計算式が異なるMT4・MT5では、ゼロラインが100%を示すことになります。
モメンタムの見方
モメンタムでは、トレンドの方向性と勢いを把握できます。
ここでは、モメンタムの見方を解説します。
トレンドの方向性
モメンタムとゼロラインの位置関係を見ると、トレンドの方向性を捉えられます。

ゼロラインとの位置関係によって、相場の方向性を以下のように判断できます。
|
位置関係 |
相場状況 |
|
モメンタムがゼロラインより上側にある |
買いの勢力が強く、上昇トレンドが発生しやすい |
|
モメンタムがゼロラインより下側にある |
売りの勢力が強く、下降トレンドが発生しやすい |
トレンドの勢い
モメンタムの角度を見ると、トレンドの勢いを分析できます。

モメンタムの角度が大きくなるほど強いトレンドが発生していると判断できます。
一方、モメンタムの傾きが小さいときは、トレンドが弱まっている可能性があります。
モメンタムを使ったFXトレード手法
モメンタムは、順張りと逆張りの両方で活用できます。
ここからは、モメンタムを使ったFXトレード手法を見ていきましょう。
順張り手法
モメンタムがゼロラインより上側にある場合は、買いの勢力が強く、上昇トレンドの発生を示唆します。
モメンタムがゼロラインより下側にある場合は、売りの勢力が強く、下降トレンドの発生を予測できます。
モメンタムを使ったトレードをするときは、ゼロラインとの交差を確認できたタイミングに順張りをするのが効果的です。
下図のように価格が上昇している相場で、モメンタムがゼロラインを上に突き抜けたときは、上昇が続くことを予測して買いエントリーを入れましょう。

一方、モメンタムがゼロラインを下に突き抜けたときは、売りエントリーをすれば利益を狙えます。

逆張り手法
ここでは、モメンタムを使った逆張り手法を2つ紹介します。
ゼロラインとモメンタムのクロスでトレンド転換を予測する
ゼロラインとモメンタムがクロスしたタイミングは、モメンタムが抜けた方向に値動きする可能性が高まります。
このタイミングに逆張りをすれば、トレンド転換を狙った取引ができるようになります。

具体的には、以下のような売買サインとして活用できます。
|
売買サイン |
売買方向 |
|
モメンタムがゼロラインを下から上に突き抜ける |
買いエントリーを入れるのが効果的 |
|
モメンタムがゼロラインを上から下に突き抜ける |
売りエントリーを入れるのが効果的 |
ダイバージェンスでトレンド転換を予測する
ダイバージェンスとは、モメンタムなどのオシレーター系テクニカル指標とチャートが逆方向に動く現象のことをいいます。
ダイバージェンスが確認できたときは、トレンド転換が起こる可能性があります。

以下のような売買サインが見られたら、トレンド転換を予測してトレードするのが効果的です。
|
チャート |
モメンタム |
売買方向 |
|
安値が切り下がっている |
安値が切り上がっている |
買い |
|
高値が切り上がっている |
高値が切り下がっている |
売り |
▶ダイバージェンスの特徴やトレード手法はこちらで詳しく解説!
モメンタムで一般的に設定される期間
モメンタムの期間は「14日」や「10日」がデフォルト設定となっています。
そのため「14日」「10日」のデフォルト設定のままで使用している人が多いといわれています。
設定期間に迷ったときは「14日」「10日」で使用し、トレードスタイルに応じて調整するのがおすすめです。
中長期トレーダーの場合は10~14日より長い期間で設定してみましょう。
モメンタムの設定方法
MT4を例にモメンタムの設定方法を紹介します。
モメンタムの設定の流れは、以下の通りです。
- モメンタムを選択する
- パラメーターを設定する
- レベル表示を設定する
順番に詳しく見ていきましょう。
1.モメンタムを選択する
MT4でモメンタムを設定するには「挿入」→「インジケータ」→「オシレーター」→「Momentum」の順でクリックします。

2.パラメーターを設定する
次に、以下の画面でパラメーターを設定します。

パラメーターでは、以下の項目を設定できます。
|
期間 |
モメンタムを求める際の期間を設定する (デフォルトは14日) |
|
適用価格 |
モメンタムを算出する価格を以下から設定する
|
|
スタイル |
モメンタムの線の色や太さを設定する |
|
下限設定 |
サブチャートの下限を設定する (デフォルトは未設定) |
|
上限設定 |
サブチャートの上限を設定する (デフォルトは未設定) |
どのように設定すればいいのか迷ったときは、デフォルト設定で使用してみましょう。
3.レベル表示を設定する
レベル表示では、ゼロラインを追加できます。
MT4でゼロラインを追加するには「追加」をクリックしてレベル設定を「100」にします。

スタイルでゼロラインの色や太さを設定できます。
表示選択では、すべての時間足に表示させるか、データ・ウィンドウ内に表示させるかを選択できます。

「データ・ウィンドウに表示」にチェックを入れると、以下のようにチャート下に表示されます。

モメンタムを使うときの注意点

モメンタムは、だましが発生する場合があったり、単体ではトレードに活用しにくかったりするので注意が必要です。
ここでは、モメンタムを使うときの注意点を紹介します。
だましが発生する場合がある
だましとは、テクニカル指標を使って得られた予測と実際のチャートの動きが異なる現象のことをいいます。
モメンタムがゼロラインを下から上に突き抜けたにもかかわらず、チャートが下落し続けるケースもあります。
だましに遭うと、大きな損失を出す可能性があるので注意が必要です。
だましを避けるためにも、他のテクニカル指標を併用したり、経済指標発表の前後といった価格の急変が起こりやすいタイミングでの取引を避けたりするようにしましょう。
単体ではトレードに活用しにくい
モメンタムは、他のテクニカル指標と比較して、売買サインの基準があいまいな傾向があります。
同じオシレーター系テクニカル指標であるRSIは、70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎのように数値で相場の過熱感を判断できます。
一方、モメンタムは数値ではなく、ゼロラインとの位置関係で分析するため、売買タイミングがわかりにくく感じるトレーダーもいます。
相場分析の精度を高めるためにも、他のテクニカル指標を併用してみましょう。
▶FX初心者におすすめできるテクニカル分析の一覧はこちらで詳しく解説!
▶RSIのトレード手法はこちらで詳しく解説!
まとめ:モメンタムを取り入れてトレンドの方向性や勢いを把握しよう
モメンタムは、相場の勢いを視覚的に判断できるテクニカル指標です。
トレンドの方向性や勢いを分析できたり、トレンド転換を予測できたりする反面、だましが発生する場合があるので注意が必要です。
モメンタム単体では取引がしにくいケースもあるため、他のテクニカル指標と併用して分析するのがおすすめです。
モメンタムや他のテクニカル指標を併用してトレードをしたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。
MT4やMT5に対応していて、少額でも取引を始めやすいFX業者を探している方にはBigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。 BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。 また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。 ぜひ、口座開設をしてみてください。
\カンタン3分で完了!/
▼お得なボーナス ▼BigBossのおすすめ口座





BigBossコラム編集部