海外FX基礎

FXの1000通貨とは?必要証拠金や1pipsあたりの損益額を解説

2022年12月21日

FXの1000通貨とは?

トレーダー
FXの1000通貨って何?

トレーダー
1000通貨を取引するのに必要な資金はどのくらい?

といった疑問はありませんか?

1000通貨は、FXの取引数量を表すもので、比較的少ない通貨量とされています。

FX取引を始める際は、取引通貨数に応じた必要資金や損益の計算方法を押さえておくことが大切です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FXの1000通貨の意味
  • 1000通貨のFX取引に必要な資金
  • 1000通貨のFX取引のメリット・注意点

1000通貨の取引に必要な資金や損益の計算方法を押さえておけば、FX取引をスムーズに始めやすくなるでしょう。

FX取引を始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXの1000通貨とは

FXの1000通貨とは、1000通貨分の通貨ペアのことを指します。

例えば、1ドル=140円で1000通貨を注文すると、1000ドル=140,000円分の取引をすることになります。

海外FX業者や一部の国内FX業者は、1000通貨を最小取引通貨量として設定しているので、1000通貨取引=少額取引といったイメージをもたれることが多いです。

中には、1通貨や1万通貨を最小取引通貨量として設定しているFX業者もあるので、事前に確認しておきましょう。

1000通貨とロット(Lot)の関係性

FX取引をする際は1000通貨といった呼び方や表示をされることは少なく、ロット数(Lot数)を指定して注文するのが一般的です。

ロット(Lot)は、取引通貨単位のことをいいます。

1ロットあたりの取引通貨量はFX業者によって異なり、国内FX業者では1ロットを1万通貨、海外FX業者は10万通貨を1ロットとしているケースが多いです。

FXのロット(Lot)の概要や計算方法はこちらで詳しく解説!

1000通貨のFX取引に必要な証拠金

FX取引を開始する際は、通貨量に応じて口座に資金を入金しておく必要があります。

最低限必要な資金を「必要証拠金」といい、以下の計算式で求められます。

必要証拠金=為替レート×取引通貨量÷レバレッジ

レバレッジとは、証拠金を担保に口座資金より大きな金額で取引できる仕組みのことです。

例えば、1ドル=150円のときに1000通貨を注文するには、本来150,000円の資金が必要ですが、レバレッジ1000倍を利用することで150円の資金で取引ができるようになります。

150円×1000通貨=150,000円
150円×1000通貨÷1000倍=150円

ここでは、1ドル=150円のときに1000通貨分のポジションを保有する場合の必要な証拠金を国内FX業者と海外FX業者に分けて解説します。

国内FXの場合

国内FX業者は、1000通貨もしくは1万通貨を最小取引通貨量として設定していることが多いです。

国内FX業者のレバレッジは、25倍が上限になるように法律で規制されています。

国内FXで1000通貨取引をする際の必要証拠金は以下の通りです。

150円×1000通貨÷25倍=6,000円

海外FXの場合

海外FXでは、最大レバレッジの規制はされておらず、業者によって最大レバレッジが異なります。

最小取引通貨量は、1000通貨(0.01ロット)に設定しているFX業者が多いです。

レバレッジ2,222倍をかけられるBigBossで、最小取引通貨量である1000通貨のポジションを保有するために必要な証拠金は約68円です。

150円×1000通貨÷2,222倍=約68円

高いレバレッジをかけられる海外FX業者は、国内FX業者より少ない資金で取引を始められます。

レバレッジの仕組みや活用時の注意点はこちらで詳しく解説!

【比較】1000通貨と10000通貨の必要証拠金・損益

ここでは、1000通貨と10000通貨でFXトレードをするときの必要証拠金と損益を比較していきます。

必要証拠金

1ドル=150円のときの1000通貨・10000通貨の取引をするために必要な証拠金は、以下の通りです。

通貨量

レバレッジなし

レバレッジ25倍

レバレッジ1000倍

レバレッジ2222倍

1000通貨

150,000円

6,000円

150円

約68円

10000通貨

1,500,000円

60,000円

1,500円

約680円

取引通貨量が増えれば、必要証拠金も大きくなります。

利益

FX取引の損益を求める式は以下の通りです。

損益=獲得pips(決済価格-注文価格)×通貨数

pips(ピップス)とは、FXの値動きの変動幅を表すときに使われる通貨の共通単位のことです。

1pipsがいくらになるのかは、通貨ペアやFX業者によって異なります。

一般的な1pipsあたりの金額は、以下の通りです。

円を含む通貨ペア
(米ドル円やユーロ円)

1pip=0.01円(1銭)

円を含まない通貨ペア
(ユーロドルやポンド米ドル)

1pip=0.0001ドル(0.01セント)

米ドル/円を1ドル=150.00円のときに1000通貨買って、150.01円に変動したときに売れば10円の利益を獲得できることになります。

1pips(0.01円)×1000通貨=10円

1000通貨と10000通貨の損益は、以下の通りです。

pips

1000通貨

10000通貨

1pips

10円

100円

5pips

50円

500円

10pips

100円

1,000円

50pips

500円

5,000円

100pips

1,000円

10,000円

取引通貨量が10倍になれば、損益額も10倍になります。

1pipsあたりの損益の計算方法はこちらで詳しく解説!

1000通貨で5,000円、50,000円の利益を得るために必要な値幅

1000通貨で5,000円、50,000円の利益を得るために必要な値幅は、以下の通りです。

5,000円の利益を狙うために必要な値幅

5,000円÷1000通貨=5円(500pips)

50,000円の利益を狙うために必要な値幅

50000円÷1000通貨=50円(5000pips)

※1pip=0.01円(1銭)

1000通貨でFX取引をするメリット

1000通貨で取引するメリット

1000通貨でFX取引をするメリットには、以下のようなものがあります。

  • 小額の資金でFXを始められる
  • 大きな損失を受けるリスクが減る
  • FX初心者のトレード練習に最適

一つずつ詳しく紹介します。

少額資金でFXを始められる

1000通貨の取引であれば、国内FXなら6,000円、海外FXなら数十円から数百円の資金で始められます。

多くの資金を準備しなくても良いので、FXトレードを気軽に始めるハードルが低くなります。

大きな損失を受けるリスクが減る

FXでは、相場の見通しが外れて損失を受けることがあります。

米ドル円を1000通貨保有する場合は、1pipsあたり10円の損失で済むので、大きな損失を受けにくい傾向があります。

一方、取引通貨量が増えるほど、1pipsあたりに受ける損失額は大きくなり、想定外の値動きに巻き込まれたときの損失リスクが高まります。

FX初心者は、大きな損失を受けないためにも、1000通貨の取引から始めましょう。

FX初心者のトレード練習に適している

FX初心者がいきなり大きな通貨量で取引すると、多くの資金が必要になるだけでなく、小さな値動きで大きな損失を受けてしまう恐れがあります。

そのような状況では、資金不足や損失を受けたくない感情から、冷静にトレードできなくなる可能性があります。

FXトレードに慣れるまでは、大きな利益を狙うことより少額で経験を積み重ねることが大切です。

少額資金で投資をするときは、1000通貨取引をするようにしましょう。

1000通貨でFX取引をする際の注意点

1000通貨でFX取引をする際は、以下の点に注意しましょう。

  • 得られる利益が少ない
  • 1000通貨取引を利用できない業者がある
  • 入金額によってはロスカットリスクが高まる

それぞれ詳しく紹介します。

得られる利益が少ない

1000通貨で米ドル円のトレードをする場合の1pipsあたりの獲得利益は10円です。

そのため、トレードを繰り返してもなかなか利益を積み重ねられず、非効率に感じる可能性があります。

安定的な利益を狙えるようになったら、取引通貨量を増やすことも視野に入れてみましょう。

1000通貨取引を利用できない業者がある

最小取引単位はFX業者によって異なり、10000通貨を最小取引通貨にしている場合は、1000通貨取引ができません。

口座開設前に1000通貨取引に対応しているか確認しておきましょう。

入金額によってはロスカットリスクが高まる

ロスカットとは、保有ポジションの含み損が一定以上に拡大すると、強制的に決済される仕組みのことです。

ロスカットで口座資金がマイナスになった場合は、追加で証拠金を入金しなければならない「追証(追加証拠金)」が発生します。

ロスカットは各FX業者が定めている証拠金維持率(純資産÷必要証拠金×100%)を下回ったときに執行されます。

そのため、最低限の資金だけを口座に入れていると、ロスカットが執行されやすくなるので注意が必要です。

例えば、BigBossでは証拠金維持率が20%以下になると、ロスカットが執行されます。

レバレッジ1,000倍で1000通貨取引に必要になる150円のみを入金していたときと、1,000円の入金しているときのロスカット執行までに耐えられる含み損は以下の通りです。

必要な元手

1000通貨×150円(為替レート)÷1,000(レバレッジ)=150円

ロスカットされる有効証拠金

150円(必要な元手)×20%(ロスカット水準)=30円

入金額150円で耐えられる含み損

150円-30円=120円

入金額1,000円で耐えられる含み損

1000-30円=970円

このように余裕をもって入金する方がロスカットまでの値幅が大きくなることで、損失リスクを軽減しやすくなります。

ロスカットのリスクを抑えるには、ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶことも大切です。

ゼロカットシステムとは、ロスカットの遅れによって口座残高がマイナスになったときに、マイナス分をFX業者に補填してもらえる仕組みです。

BigBossでは、ゼロカットシステムを採用しているため、口座資金以上の損失を受けたくない方は、BigBossの口座開設を検討してみましょう。

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ロスカットの仕組みや注意点はこちらで詳しく解説!

まとめ:リスクを抑えてFXを始めるなら1000通貨がおすすめ

FXで1000通貨のポジションを保有するには、国内FXなら6,000円、海外FXなら数十円から数百円の資金が求められます。

1000通貨取引は、少額資金で始めやすいことから、FX初心者におすすめです。

ただし、狙える利益が少ないため、安定的な利益を狙えるようになったら、資金を徐々に増やしていくことが大切です。

少額資金でFX取引に挑戦したい方は、レバレッジの高い業者を選びましょう。

レバレッジが高いFX業者を利用したい方には、BigBossをおすすめします。

BigBossで取引するメリットは3つあります。

  1. 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
  2. 取引毎にBigBossPointがもらえる
  3. 約定力が高いSTP/ECN方式を採用

BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。

また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。

ぜひ、口座開設をしてみてください。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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